World Odyssey 地球一周旅行

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アラスカ・デナリ国立公園から始まった私たちの旅。
目指すは、地球のでっかい景色に出会える場所。そしてお仕着せでなく、できるだけ自分たちの力で楽しめる場所。
そんな私たちの希望をかなえた地球探訪のデータをまとめてみました。旅のヒントに使ってください。
※データは訪れた時点の情報をベースにおこしています。




[15] パタゴニアトレッキング ナウエル・ウアピ国立公園編


▼遊びかた

南米のスイス、サン・カルロス・デ・バリローチェ(以下バリローチェ)。一帯はアルゼンチンで最初に設立されたナウエル・ウアピ国立公園になっています。中心となるのが同名のナウエル・ウアピ湖。他にも氷河が後退した名残を見せる湖が多く点在しています。一大リゾート地でもあるバリローチェでは夏はトレッキング冬はスキー、と1年中遊べるそう。
トレッキング一番の目玉は(氷河好きの人なら)トロナドール山。山岳氷河ながらダイナミックな動きを見せる氷河を間近に眺めることのできる素晴らしい場所です。一般的にはカテドラル山周辺のトレッキングが人気のよう。私たちが訪れたのは雪が積もる少し手前、秋の盛りのころでした。夏のシーズン中は人がものすごく多い、という話も聞いているので秋ごろ訪れるのがベストなのかもしれません。ここではトロナドール山周辺とカテドラル山周辺のトレッキングの様子をご紹介します。

(2)Monte Tronadorにのコースが含まれるMascardiAreaとRouteToCascadaLosAlerces&CerroTronadorエリアでは入場料が必要。ひとり12ペソ。パンパ・リンダへ向かうミニバスがゲートを通るので有無を言わさず徴収されます。



私たちが参考にした本はロンプラのパタゴニア版。以降、ロンプラとご紹介するものはすべてこの本を指しています。
lonely planet 『Trekkinng in the PATAGONIAN ANDES』


・バリローチェの情報源
http://www.barilochepatagonia.info/



アルゼンチンの国立公園管理事務所
APN(Asministracio'n de Parques Nacionales)
http://www.parquesnacionales.gov.ar/



    トロナドール山
トロナドール山
カテドラル山
カテドラル山
     ※↑写真をクリックすると拡大します。





▼アクセス

・玄関口となるバリローチェへはパタゴニアの玄関口というだけあって様々なルートでアクセスできます。ブエノス・アイレス、コルドバ、メンドーサ、フフイなどアルゼンチンの主要都市からは直行バスが出ています。カラファテからもあると思いますがコモドロ・リバダビア経由のはず(もしかしてリオ・ガジェゴスまで出ないといけないかも)。チリ側(サンティアゴやプエルト・モン)からアクセスする場合にはチリのオソルノという場所がハブ。ここから頻繁に国際バスが出ているようです。チリ各地から直行バスの席が満席の場合オソルノ乗り換えに設定するといけたり、さらに割安になったりするそうなので要チェックです。他にもプエルト・モンとを船とバスで繋ぐルートも人気のようです。私たちは南のエスキエルから直行バスできました。

・各トレイルへのアクセス
(1)Cirucuito Chico
スタート地点となるカテドラル山ゴンドラ乗り場へはバリローチェから頻繁にバスが出ています。APNオフィスの前が乗り場。私たちの歩いたこのルートは帰りの足がちょっと困ります。ヒッチがうまくできるといいんですが。
(2)Monte Tronador
夏期はバリローチェから毎日朝バスが出ているようです。私たちの行った4月中旬は週末のみの運行でした。帰りはヒッチハイクでバリローチェまで。ラッキーでした。


こちら⇒ 「旅の情報>移動手段>パタゴニアからスタート!南米編」
にもバスの情報をアップしてあるので見てみてくださいね。


    リフトを降りたところ
リフトを降りたところ
     ※↑写真をクリックすると拡大します。



▼キャンプ情報

・今回のトレッキングはすべてレフヒオ(山小屋)利用。寒かったせいもありますが、テントも張れるけどせっかくなのでレフヒオ滞在も楽しんでみては?どれもオフシーズンだったのでのんびり過ごせました。

(1)Cirucuito ChicoではRefugio FreyとRefugio Jacobに1泊ずつ。
Refugio Freyは2階にベッドが並んだ部屋がいくつかあります。食事は玄関脇の食事棟で。今回はストーブは持っていきませんでしたのでガスコンロも借りました。ここは確か宿泊料に込みだったはず。
Refugio Jacobは1階の奥に2段ベッドが並んでいます。食事は食堂の脇のキッチンを借りて。別途5ペソいります。余談ですがここはレフヒオ・ヤコブではなくてレフヒオ・シャコブと発音するそうです(笑)。


(2)Monte TronadorではRefugio Otto Meilingに2泊。
2階で備え付けのマットを借りて雑魚寝。食事はキッチン利用だと5ペソ別途要。私たちはストーブを持っていったので不要でした(洗うのはただ)。1階に和むストーブあり。

パンパ・リンダにはRi'oManso(トイレのみ)、Camping.C.A.B.(設備あり)2つのキャンプ場があります。



私たちが泊まったキャンプ場の情報は
こちら⇒ 「旅の情報>泊まった宿>パタゴニアからスタート!南米編」
にもアップしてあるので見てみてくださいね。


    Refugio Otto Meiling
Refugio Otto Meiling
Refugio Frey
Refugio Frey
Refugio Jacob
     ※↑写真をクリックすると拡大します。




▼アクティビティ情報

・ロンプラで紹介されていたモデルコースはこんな感じです。
(1)Nahuel Huapi Traverse
1日目:Villa Catedral → Refugio Frey(8.5キロ、2.75-4時間)
AltanativeRouteとしてArroyo Van Titterルート(12キロ、3.5-4.5時間)(雪が多いなど上記のルートでは危ない場合)
2日目:Refugio Frey → Refugio SanMarti'n(Jakob)(8.5キロ、3.5-5時間)
サイドトリップとしてLaguna de los Te'mpanos(3.5キロ、1-1.5時間)
3日目:Refugio SanMarti'n(Jakob) → Refugio Segre(Italia)(8.5キロ、5-7時間)
AitanativeFinishとしてRefigio SanMarti'n → Ruta Provincia79(13キロ、2.75-4.5時間)(Arroyo de Piedraの谷を下りていくルート。3日目のルートの難易度が高いため)
4日目:Refugio Segre(Italia) → Refugio Lo'pez(7.5キロ、4-5.5時間)
AitanativeFinishとしてRefugio Segre(Italia) →ColoniaSuiza(12キロ、2.5-3.25時間)(上記3日目をAitanativeFinishにした場合このルートを使ってRefugio Segre(Italia)もRefugio Lo'pezも行くことができる)
5日目:Refugio Lo'pez → Puente Lo'pez(3.5キロ、1.5-2時間)

(2)Paso de las Nubes
1日目:PampaLinda → Upper Ri'o Fri'as(13キロ、4-5.5時間)
サイドトリップとしてSaito Garganta del Diablo(17キロ、3-4.5時間)、Piedra Pe'rez/Flio Clerk(3キロ、1.75-2.5時間)、Refugio Otto Meiling(18キロ、5-6.75時間)、Laguna Alerce(2キロ、2時間)
2日目:Upper Ri7o Fri'as → Puerto Fri'as(10キロ、3.24-4.5時間)
帰りはPuerto Fri'asから船に乗ってLagunaFriasを渡りPuertoBlestまで出て、さらにナウエル・ウアピ湖を渡る船に乗ってバリローチェまで戻るルート。もしくはPuerto Fri'asからPaso de Pe'rez Rosalesを歩きチリに抜けるルートが紹介されています。



・私たちが歩いたのは
(1)Nahuel Huapi TraverseをアレンジしたCirucuito Chico
1日目:Villa Catedral → Refugio Frey
2日目:Refugio Frey → Refugio SanMarti'n(Jakob)
3日目:Refigio SanMarti'n → Ruta Provincia79
すでにRefugio SanMarti'n(Jakob) → Refugio Segre(Italia)の間は雪が多くて危ない、という話を聞いていたのでAitanativeFinish案をとりました。


(2)Paso de las NubesをアレンジしたMonte Tronador
1日目:PampaLinda → Refugio Otto Meiling
2日目:Refugio Otto Meiling
3日目:Refugio Otto Meiling → PampaLinda
(途中Castan~oOvero氷河へのミニトレイルにも寄り道)
氷河を見ることがメインだったのでRefugio Otto Meilingで1泊する予定でした。そのあとRefugio Otto Meilingから氷河の上を歩いてPaso de las Nubesあたりに出、Upper Ri'o Fri'asのキャンプ地まで行くショートカットルートがあるとCABで聞いていたので(要ガイド)そのルートを取るつもりでしたが、あいにくガイドが不在でかなわず。天気もよかったのでRefugio Otto Meilingで2泊して下りてきました。本来ならRefugio Otto Meilingはサイドトリップ扱いなのでPampaLindaまで戻って歩き直すのですが私たちは氷河で大満足だったのでそれ以上先へは行きませんでした。






▼持っていくと便利なもの

・買った方がいいもの
地図(Monte Tronador周辺図は20ペソ程度だったと思います。CABで購入。カテドラル山周辺は町中心部にあるインフォメーションボックスで4ペソで購入)、生分解できる洗剤(洗剤が必要ならぜひ。私たちは洗剤不要派になりました)

    買った地図
買った地図
チロエだがパタゴニア全部が載っていて便利。チリ側で買える地図
チロエだがパタゴニア
全部が載っていて便利。
チリ側で買える地図
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・あった方が便利なもの、楽しいもの
ワイン(激安アルゼンチンワインをぜひ。レフヒオの夜には欠かせないでしょ)


   100円以下
100円以下
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・私たちが他に持っていったもの
雨具(完全防水。上はゴアテックス使用、下はそれに近い素材)上下、シュラフ(日本の3シーズン用)、シュラフカバー(透湿性が高いタイプのもの)、マット(空気を入れるタイプのもの。フルサイズ)、キャンプストーブ(MSR WisperLiteInternational)、食器類(鍋1.5リットルひとつ、アルミ鍋セット[皿として使用各1]、スプーン・フォーク各2、コップ[日本からステンレスタイプのものを持参:各1])、ナイフ(VictorinoxCampingタイプ各自)、エマージェンシー・シート、エマージェンシー・ホイッスル、方位磁石、トイレセット(ジップロックに紙とビニール袋、ライター)、懐中電灯(マグライト)、ダックテープ(ガムテープ:靴擦れにも使えます)、ザックカバー、泥よけスパッツ、水筒、防寒着(厚手のインナー、インナータイツ、ダウンジャケット、ダウン状パンツ、手袋、ニットキャップ)、着替え(靴下、Tシャツ)、軍手(Ferreteriaで3ペソぐらい)、手ぬぐい、洗面道具、ビニール袋、日記、ボールペン、常備薬、カメラ用電池のスペア(単3電池各4本)、予備のコンパクトフラッシュ
 ※今回はレフヒオ利用なのでテントは持っていっていません。ストーブも(1)Cirucuito Chicoでは持っていかず。
  エアマットを持っていきましたが必要なかったです。

 ★ガソリンについて……私たちが持っているのはMSR650mlのタンク。だいたい満タンで3日間くらい(毎日朝1リットルのお湯、夜1.5リットル分のお湯+パスタ茹で用に3分使用)持ちます。ガソリンスタンドはホントどこの町でもありますし、ホワイトガソリンもどこでも売っています。スペアのガソリンの持ち運びについては諸説あるのでここでは触れません。

   トイレのあと始末がひどかった例。どうかこんなことが無いように紙は持って帰りましょうね
トイレのあと始末がひどかった例。
どうかこんなことが無いように
紙は持って帰りましょうね
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・私たちが持っていった食料(2泊3日+予備)

朝食:オートミール3食分、粉ミルク(1.5リットル分)、砂糖、インスタントコーヒー

昼食:クラッカーのSalvadoタイプ。このクラッカーにドゥルセ・デ・レチェをかけて食べます。だいたい1本260gで2食分。今回は4食分ですが、1日目の昼食は前夜の残りものをサンドイッチにし、パウンドケーキ(約400g)を1本持っていったのでクラッカーは予備を含めて1本のみ(さすがに飽きてきた)。

夕食:パスタ(Cabello de Angelカベジョ・デ・アンヘル)を、ひとり1食100グラム。今回は3食分なので600グラム、パスタソース(インスタントのスープの素:6袋、サラミ1本、カップスープの素6袋、クラッシュガーリック、粉チーズ

おやつ:チョコレート1枚、クッキー2本、飴玉、ドゥルセ・デ・レチェ1本

※バリローチェでの食料調達はもちろん何の問題も無し。あちこちでお世話になっている「LaAnonima」があります。



・現地で買える持っていくと便利な食材(アルゼンチン編)
オートミールAvena:調理不要Instantaneaタイプのもの。レーズンも混ぜます。ひとり1日3つかみ程度食べます。チャルテンにも売っていました。

粉ミルク:ちょっと高めですがネスレのNidoを買った方が結局お得かも。他の安いメーカー品だと味が薄くて結局たくさん必要になったりします。だいたいひとり1日250ml分くらい必要。

砂糖:最初に1キロ購入。普段はまったく砂糖を取らない私たちですが、トレッキング中は朝食用に使います。1キロで2人分約4ヶ月もちました。

クラッカー:クラッカーGalletita(Galleta)はいろんな種類が売っています。私たちはSalvadoタイプ(もみ殻という意味。日本語で言うと全粒粉タイプ?)、ARCOR社のHOGREN~AS SALVADOというのがお気に入り。手荒に扱ってもあまりボロボロになりません。だいたい1本で2食分。夕食に数枚つまむことも。

ドゥルセ・デ・レチェDulce de Leche:アルゼンチン、チリでよく食べられている練乳(チリではマンハールManjarと呼ぶこともあります)。めちゃ甘なので非常食としても。私たちは昼食にクラッカーにつけて食べていました。だいたいポット型の容器に入っていて使いにくいので、私たちは最初に買ったチューブタイプに詰め替えて繰り返し使用。

パスタpasta:カナダでも使ったエンジェルヘアーを採用。スペイン語でCabello de Angelカベショ・デ・アンヘルです。これは3分でゆであがるタイプ。お世辞にも美味しいとは言い難いけれどガソリンを節約できて、すぐに茹であがるのが魅力。アルゼンチンでは乾麺ながら立体的にまとめた形で売っています。かさばるので私たちは砕いて持参。

パスタソースPolvo de Sopa:アルゼンチンではクノール社製品が圧倒的シェア。いろいろな種類の粉タイプスープの素があります。オススメはクレマ・デ・トマテCrema de Tomate。これを使えばほとんどトマトソースです。本当は水から煮立てないといけませんがパスタを茹でた茹で汁に入れるだけでOKです。ダマに要注意。他にはポショPollo(鳥)やチョクロChoclo(とうもろこし)などクリームタイプもあり。Av.Lago del Desiertoにあるお土産屋さん兼スーパーのような店が品揃え豊富。

サラミsalami:スライスしてビニールパック詰めされたのも売っていますが、手が汚れたりめんどうくさいしゴミが出るので、カラカラに乾いたタイプのサラミを購入。食べる時にナイフで必要な分だけ切ります。これがやばい臭いを発するくせに美味しい!さすが肉の国アルゼンチンです。

アルファホーレAlfajole:呼び方が微妙に違いますが、アルゼンチンでよく食べられているチョコパイタイプのチョコケーキ。固いタイプとソフトタイプがあります。固いタイプのずっしり甘ーいものを買っていけばかなり助かります。

ドライフルーツFuruta Seca:だいたいどこの店にも置いてあります。よく見るのはモモDurazno、干しぶどうPasa、干しパインPin~aなど。少し割高ですが便利な品。ナッツ類も高いけれど手に入ります。アーモンドAlmendraやクルミNuez、ピーナッツMani'などなど。



   オートミール
オートミール
粉ミルクも混ぜる
粉ミルクも混ぜる
ガジェータ
ガジェータ
ドゥルセ・デ・レチェ
ドゥルセ・デ・レチェ
まずそうだがかなりおいしい
まずそうだが
かなりおいしい
ひとつ1ペソぐらい
ひとつ1ペソぐらい
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▼私たちの日程

(2)Monte Tronador
2005.04.16 8時30分発のミニバスに乗ってパンパ・リンダへ。ものすごく寒い。10時30分スタート。少しずつ高度を上げるうち南極ブナの色も濃くなっていく。木々の間からCastan~oOvero氷河もちらちら見える。Almohadillaというちょっとした台地に出た時にはあたり一面真っ赤に染まっていることに気づく。標高1,500メートルを過ぎるころから積雪。Castan~oOvero氷河は正面。岩に付けられたマークを頼りに足跡の上をたどりながら進む。16時前突然ガスってしまい視界5メートル。ケルンを頼りに進む。レフヒオはすぐそばだった。16時30分着。(晴のち曇/9キロ)

2005.04.17 7時30分起床。8時前朝焼けが始まる。午前中は氷河の景色を楽しみ下山する予定だったが、あまりにも美しい氷河だったので帰るタイミングを失う。午後からはCastan~oOvero氷河周辺に加えてAlerce氷河を眺めに出かける。途中7羽ものコンドルに囲まれる。(晴)

2005.04.18 後ろ髪を引かれつつ10時下山。13時過ぎ、往路でも気になっていたCastan~oOvero氷河へと看板があるトレイルに寄ってみる。絶壁の上にひっかかるCastan~oOvero氷河を真下から眺めることができた。14時30分引き返す。16時30分パンパ・リンダ着。バスは予想通り本日は無し。翌日1日かけてヒッチをする予定だったが運良く1台乗せていってくれることに。大喜びでバリローチェまで戻る。(晴のち曇/14キロ)

   パンパ・リンダを見下ろす
パンパ・リンダ
を見下ろす
Castan~oOvero正面
Castan~oOvero
正面
ガスる
ガスる
Castan~oOvero氷河
Castan~oOvero
氷河
Paso de laa Nubesを見下ろす
Paso de laa Nubes
を見下ろす
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(1)Cirucuito Chico
2005.04.22 9時15分のバスでカテドラル山ゴンドラ乗り場へ向かう。ゴンドラ&リフトを乗り継ぎ11時スタート。トロナドール山が見えたので記念撮影。ここからCancha de Fu'tobolまで約3時間足場の悪いガレ場の急斜面を進む。ホッとしたのもつかの間Laguna Schmollまで200メートルほど一気に下りる急斜面、さらにRefugioFreyのあるLagunaTonchkまでも300メートル一気に下りる急斜面。気を張りつめでかなりくたびれる。16時すぎRefugioFrey着。周囲を散策。景色に何かが足りないと思い、それは氷河だったと気づいた自分に落ち込む。(晴/8.5キロ)

2005.04.23 9時過ぎスタート。昨日下りた計500メートル近い急斜面を今度は登る。Cancha de Fu'tobolからはふたたび400メートル近い標高差を一気に下る。細かい砂のような足元。かかとで滑りながら下りる。天候は急変し雪になる。1時間ほど谷の底を進むとふたたび300メートルほどの登り。峠PasoBrechaNegraの手前ではかなりの積雪があり慎重に進む。ふたたび急斜面を500メートルほど下るとRefugioJacob。16時前着(曇のち雪/8.5キロ)

2005.04.24 11時スタート。あたりには大きな霜柱があちこちにあり大興奮。滝も一部凍っている。パッチワークのように紅葉したU字谷を進み15時30分車道のあるファーム着。Ruta Provincia79には20分ほど。車も通りそうにないのでバスが通る道まで歩いていたら20分ほどで通りかかった車をヒッチ成功。あっと言う間にバリローチェまで戻る。(晴/13キロ)

   Cancha de Fu'tobolへ
Cancha de Fu'tobolへ
2日目はあの谷の底へ下りる
2日目はあの谷の底
へ下りる
Laguna Schmollへ登る
Laguna Schmoll
へ登る
2日目は雪
2日目は雪
パッチワークの谷
パッチワークの谷
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▼トレッキングについての覚え書き

水:煮沸なしでそのまま飲めます。
(1)Cirucuito Chico
1日目はレフヒオ近くまで水場がありませんでした。2日目以降はクリークがちょこちょこ出てくるので問題なし。
(2)Monte Tronador
Castan~oOvero川までは汲めますがそのあとクリークが少ないので水を汲むならCastan~oOvero川で。
リバークロッシング:基本的に橋があります。
虫:ほとんどいません。

その他:人気のトレイルなのでトレイルを見失うことはほとんど無いはず。シーズン中は人の多さに悩まされると思います。





▼追加情報

・アウトドアグッズを買い足すなら
意外にきちんとしたアウトドアショップは見つからず。Ferreteriaは充実しています。


・ちなみによく使うアウトドア・スペイン語は、
こちら⇒ 「旅の情報>大自然へ>パタゴニアトレッキング・ウシュアイア編」
にアップしてありますので見てみてくださいね。


・トレッキングに関する情報収集
クラブ・アンディーノ・バリローチェ
Club Andino Bariloche[CAB](20deFebrero)
に行けば最新情報が手に入ります。地図の購入もトロナドール山へのバスの手配もできます。スタッフも頼りなる感じ。ただし「行けるよ〜!」という基準がちょっと大胆かも。そのあたり少し割り引いて話を聞くといいかも知れません。ロンプラで紹介されている場所も「いい」「悪い」をはっきり教えてくれるので助かります。


・バリローチェの宿
リゾート地だけあって数も種類も豊富。それでも1月などはなかなか空きが見つからないそう。私たちが泊まったホステル周辺は使い勝手の良いホステルが集まっているようです。


私たちが泊まった宿について詳しくは
こちら⇒ 「旅の情報>泊まった宿>パタゴニアからスタート!南米編」
にもアップしてあるので見てみてくださいね。


・インターネットは
ネットカフェはいくつもあります。だいたいどこでもラップトップの接続も問題なし。このあたりから高速回線も登場します。



・バリローチェでパリーシャ(網焼きステーキ)を食べるなら
エスキエルにも良い店がありましたが、バリローチェも負けていません。外観は高そうに見えますがひとり500円程度でお腹がいっぱいになるパリーシャの店です。特にパパスフリータスのデカサには誰もが驚き。ここも大人気なので20時30分の開店と同時に行った方がいいです。
El Boliche"de Alberto"(Villegas347)
http://www.elbolichedealberto.com


   「多いですねー」と驚いているところ
「多いですねー」と
驚いているところ
パタゴニア名物羊の開き
パタゴニア名物羊の開き
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・セントラル・パタゴニアについて
ロンプラではセントラル・パタゴニアとして、アルゼンチン側EsquelやElBolso'nから出かけるトレッキングが紹介されています。アクセスが難しい場所ですが、バリローチェから南下するとラクです。

1.ElBolso'nから行く「Around Cerro Hielo Azul(33.5キロ、3日間)」
2.Esquelから行くParqueNacionalLosAlercesの「Lago Kruger(44キロ、4日間)」【パーミット要】
 1日目:VillaFutalaufquen → PlayaBlanca(14キロ、4.75-6.25時間)
 2日目:PlayaBlanca → Lago Kruger(8キロ、2.5-3.25時間)
  サイドトリップでLagoAmutuiQuimei(27キロ、5.5-7時間)
 3/4日目:Lago Kruger → VillaFutalaufquen(22キロ7.5-10時間)
他いくつか紹介されています。

私たちはEsquelからマウンテンバイクを借りてParqueNacionalLosAlercesに行ってきました。バックパックを背負って行ったのでかなりキツかったのですが、公園自体はとても穏やかで美しい場所でした。私たちが利用したのはCamping Las RocasとCamping Agreste Lago Verdeのふたつ。自転車旅行の様子は、こちらから見ることができます。
「旅の日記>PART34 未舗装路自転車旅行[淳二筆] 〜 アルゼンチン ロス・アレルセス国立公園」
「旅の写真>PART34 アルゼンチン ロス・アレルセス国立公園」

私たちが自転車で走ったのは公園中央部にあるフタラウフケン湖Lago Ftalaufquenの東側に走る州道71号。ここから西側が国立公園のエリアになるのですが、この中は自転車も乗り入れ禁止だとか(知らずに入ってしまった場所もあります)。自転車で行くのがベストかどうかは微妙ですがおもしろかったですよ。私たちは泊まりませんでしたが公園ゲート南にあるRefugioCocineroは無料で利用できるのに設備や調味料、調理器具など一式揃ったかなり居心地のいいレフヒオとのこと。シーズンオフに行けば貸し切りです。

Esquel、ElBolso'nともにとてものんびりできるいい町。町の中にも安いキャンプ場があります。私たちが長く滞在していたのはEsquel。ネットカフェもありラップトップもつなげます。町にはパタゴニア地方に多いスーパーLaAnonimaがあるので格安で自炊可能。パリーシャ(網焼きステーキ)を食べるなら町で一番人気のLaBarra(Sarmiento638)へ。20時30分開店。21時には満席になります。ステーキは15ペソぐらい。サラダ4ペソ、パパスフリータス2ペソ、セルベサ750ml2ペソ。泣きそうに安いです。


   荷物を背負うと予想以上にしんどい
荷物を背負うと
予想以上にしんどい
ゲート。ここにもアラウカリアが写っている!!!
ゲート。ここにもアラウカ
リアが写っている!!!
ムイ・トランキーロ
ムイ・トランキーロ
Camping Agreste Lago Verdeにてイモを茹でる
Camping Agreste Lago
Verdeにてイモを茹でる
エスキエル名物機関車
エスキエル名物機関車
エスキエルのLaBarra
エスキエルのLaBarra
     ※↑写真をクリックすると拡大します。




※私たちの詳しい旅の様子は
「旅の日記>PART36 さようならパタゴニア 〜 アルゼンチン ナウエル・ウアピ国立公園」
でも見ることができます。


写真はこちらから見ることができます。
「旅の写真>PART36  アルゼンチン ナウエル・ウアピ国立公園」






[16]ペルートレッキング サルカンタイ編
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