World Odyssey 地球一周旅行

この旅について
旅に出る前に
プロフィール
旅の情報
泊まった宿
移動手段
国境を越える
大自然へ

リンク
掲示板
メールマガジン
Special Thanks!

>> TOP

 
大自然へ
アラスカ・デナリ国立公園から始まった私たちの旅。
目指すは、地球のでっかい景色に出会える場所。そしてお仕着せでなく、できるだけ自分たちの力で楽しめる場所。
そんな私たちの希望をかなえた地球探訪のデータをまとめてみました。旅のヒントに使ってください。
※データは訪れた時点の情報をベースにおこしています。




[16] ペルートレッキング サルカンタイ編


▼遊びかた

ペルー最大の見どころ「マチュピチュ遺跡」。ロマンがあります。
このマチュピチュへの主な観光ルートは2つ。かつてのインカの都クスコから列車に乗って行くか、途中のポイントからインカ時代の主要道であるインカ道を歩いていく方法です。列車であれば前日に切符を買っても行けるようですが(ピーク時はのぞく)、私たちの希望は「歩いてマチュピチュに向かうこと」。しかし、人気急上昇のインカ道トレッキングは2005年5月の時点で「8月まで予約不可能」な状態になっていました。
それでは、と私たちが選んだのが、このサルカンタイルート。
このあたり一帯に広がるビルカバンバ山群の最高峰サルカンタイ山(6,271メートル)の脇を通ってマチュピチュを目指す方法です。インカ道トレッキングのような「かつてのインカ道」というロマンは残念ながら味わえませんが、氷河好きであればなかなか魅力的なルートです。

インカ道トレッキングに関してはペルー政府もかなり慎重に保護していて、公認ガイドを付けることやトレイルに入る人数を1日200人までに限定すること、予約は4週間前にすること(これは仮の名前を登録するなど形骸化しているようですが)などを義務づけているようです。私たちが歩いたサルカンタイルートはインカ道を歩くわけではないので、ガイドは不要。ツアーに参加する必要はありません。ただし、ペルーやボリビア付近でのトレッキングが初めてであれば、ツアーに参加する方がベター。高所でのスキル、トレイルの感覚など、初めてではちょっと戸惑うことも多いかも知れません。

ここでは私たちが参加したサルカンタイルートのツアーの様子をご紹介します。


・マチュピチュの入場料はおとな25USドル。私たちは学生証を使って入ったので10USドルになっていたと思います。


・今回参考にした本はなし。
ロンプラのセントラルアンデス版がありますが、このルートが載っていたかは不明です。
lonely planet 『Trekkinng in the CENTRAL ANDES』


・南米のトレッキング情報が比較的充実している、と言われているのが『FootPrint』というガイドブック。私たちが見たFootPrintは残念ながらマチュピチュエリアが破られていたので、掲載されているかは確認できませんでした。このあとご紹介するブランカ山群のトレッキングについてはメジャーなトレイルの情報はだいたい網羅されていました。興味がある方は探してみてください。


・おおまかなサルカンタイ山&インカトレイルの周辺図をアップしてあります。
こちらから⇒ http://www.chiq1.com/a/map3.html


    合成みたい
合成みたい
     ※↑写真をクリックすると拡大します。





▼アクセス

・ゲートとなる町はクスコ。ほとんどの人がプーノかリマからになると思います。
プーノから:列車を使っての移動が人気。19USD。観光客しか乗れない列車ですが車窓からの風景はなかなか。バスの方が速いそうです。
リマから:バスが一般的。70USD程度で飛行機もあるそうですが、高度馴化も考えてバスの方がいいかもしれません。アレキパ経由とアバンカイ経由とありますが、噂通りアバンカイ経由は揺れまくりでした。


・サルカンタイルートのトレイルヘッドはモリェパータMollepata。クスコから朝バスが出ているようです。私たちはツアー利用だったので他のツアーと共用のバスで移動。


こちら⇒ 「旅の情報>移動手段>パタゴニアからスタート!南米編」
にもバスの情報をアップしてあるので見てみてくださいね。




▼キャンプ情報

・サルカンタイルートは基本的に4泊5日で歩くことができます。
1日目:Soray Pampa サルカンタイ山ふもとのキャンプに適した広場。水場あり。
2日目:Colpa Pampa インディヘナの人が営むキャンプ場。水タップあり。
3日目:Santa Teresa 村はずれの広場(子供達のサッカー場)で。水は近くの商店などで。興味本位で盗みをしてしまうこともあるそうなので荷物の管理には注意。特にテントの入り口付近にはものを置かないように。
4日目:Aguas Carientes 私たちは安宿泊。

2日目、峠を越したあとColpaPmapaまでもかなりの距離があります(早足で歩いて6時間。たぶん14-5キロあります)。1日で厳しい場合途中に1箇所テントを張れそうな場所がありました(たぶんHuayraqmachayという場所)。ただし、まだ標高が3,000メートル以上あったので夜は寒いと思います。



私たちが泊まったキャンプ場の情報は
こちら⇒ 「旅の情報>泊まった宿>パタゴニアからスタート!南米編」
にもキャンプ場の情報をアップしてあるので見てみてくださいね。


    Colpa Pampa
Colpa Pampa
     ※↑写真をクリックすると拡大します。




▼アクティビティ情報

・私たちが歩いたルート

1日目:Mollepata(2,500m) → Soray Pampa(3,900m)
 クスコからバスで約2時間の場所にある小さな集落がトレイルヘッド。ここでロバの手配もできます。簡単な食堂もあり。Soray Pampaの手前まで4WD車の通れそうな道。1,400メートルの標高差がありますが、あまり感じないトレイルでした。体調によっては高度障害が出ます(私は出た)。

2日目:Soray Pampa(3,900m) → Colpa Pampa(2,900m)
 PasoSalkantay(4,650m)を通過する日。高度障害に注意。峠までももちろん、峠を越してからの道のりもかなり長いのでしんどい1日になるはず。峠までは通常3〜4時間かかると思います(私は5時間かかった)。

3日目:Colpa Pampa(2,900m) → Santa Teresa(1,650m)
 徐々に谷の出口へ向かう日。途中のPampaにはフルーツ(グラナディン?)を売る屋台がひとつ。休憩ポイントにいいです。だんだん谷が開けてくると、車が通れる集落Playa。ここからキャンプ地のSantaTeresaまでは乗り合いトラックで移動。

4日目:Santa Tresa(1,650m) → Aguas Carientes(約1,800m)
 片道2時間の温泉に寄ったあと川をブランコで渡り、乗り合いトラックに乗ってHidoroele'ctricaまで。ここからアグアスカリエンテスまで列車での移動。

5日目:Aguas Carientes(約1,800m) → MachuPichu(2,280m) → Cuzco(3,360m)
 アグアスカリエンテスの宿を早朝に出、歩いてマチュピチュまで。昼過ぎ下山し列車でクスコまで。


・その他良いと言われたトレイル
かなりハードだそうですが、最後の砦とも言われるChoquequirao遺跡を通るルートも良いらしいです。ここは後半インカ道も歩くことができますし、途中遺跡もたくさんあるそう。ベースとなる地点はCachoraかHuanipacaまたはHuancacalle。そこからサルカンタイルートでも使うColpaPmapaへ通じるYanamaと言う場所へ抜ければマチュピチュへ行くこともできるそうです。


・私たちが利用したツアー会社
Viaje y Servicios Multiples JQF E.R.R.Ltda
ひとり:170USドル

含まれるもの:1日目ホテルまでのピックアップ、モリェーパタまでのバス、英語ガイド、コック、調理道具、食事(朝4昼4夜4)、ティータイム、ポーター、キャンプ用品(テント、マット、、食事&調理テント、テーブル、スタッフのテントや寝袋)、救急道具と緊急用酸素ボトル、帰路クスコまでの列車、マチュピチュ入場料(学生料金)

含まれないもの:5日目の昼食、寝袋、ポーターとガイドへのチップ(ひとり10ソル程度)


ツアー会社のチョイスは難しいです。トラブルも多く聞きます。インカ道トレッキング、サルカンタイトレッキングともに値段設定は各社バラバラ。その中で私たちは比較的ボトムの料金になると思われる価格の会社を選びました。この会社はホテルの客引きの青年が仲介しているところ。だいたいの旅行会社をまわった後、大差ないと判断したので彼に申し込みました。旅行会社はアルマス広場西のPlateros通りに多く並んでいました。

この会社のガイドであるホセのスキルはいまいち。ツアーはガイドのスキルに大きく左右されると思うのでこの会社を選ぶのは厳しいかも。会社を選ぶ際、緊急時の対応についてもよく調べた方がいいです。「救急道具と緊急用酸素ボトル」だけのところと「救急道具と緊急用酸素ボトルに緊急用無線」がある会社とあります。高度障害が起きた時のことを考えるとラジオ(無線)まで持っている会社の方が安心だと思います。また、緊急用に予備の馬を付けているかも気を付けたいポイント。荷物でいっぱいだと乗せてもらえませんから。。

この会社はマチュピチュのガイドは別なりました。私たちの知識不足もありましたが、当日は7時エントランス集合。他のツアーのメンバーにあわせてのことだったようですが、朝一番に遺跡に入るのがいいに決まっています。ゲートオープンの時間をしっかり調べてガイドに要求、または別行動を取った方がいいと思います。

以上を総合すると、名の通った比較的値段の高い旅行会社で頼んだ方が、結果的に満足度が高いんじゃないかなと思います。ツアーに求めるものもそれぞれなので一概には言えませんが。。。


    働き者のコック・ホアキン
働き者のコック・ホアキン
     ※↑写真をクリックすると拡大します。



・マチュピチュについて
これも人それぞれですが、私たちはワイナピチュに登ったりしてあちこち歩くより、インティ・プンク方向の自分の好きな場所からのんびり眺めて過ごした方がいいなあと思いました。私たちも朝イチでワイナピチュに登りに行ったのですが、その必要はなかったかも(あとになると暑いですが)。それにワイナピチュから先、現在立ち入りができるようになった「月の神殿」ですが、これもよっぽど興味のある方以外は「ふーん…」な場所かも。マチュピチュとワイナピチュの間にある小さな小山の上から眺めるのがいいという話もあとから聞きました。これはホント好みの問題ですね。

    ワイナピチュの上から。ちょっと小さすぎるのでは
ワイナピチュの上から。
ちょっと小さすぎるのでは
     ※↑写真をクリックすると拡大します。





▼持っていくと便利なもの

・買った方がいいもの
生分解できる洗剤(洗剤が必要なら。私たちは不要派になりました)


水浄化剤(ペルーではあちこちに家畜がいるので川の水は直接飲まない方が賢明。MicroPureという錠剤を入れるのが一般的。1粒で1リットル分。25粒入りで13ソル[約450円]くらい。どこの薬局にもあります)


高度障害用の薬(この時私たちは常備薬のみ持参しましたが役に立たず。このあと私たちが高度障害用に準備した薬をご紹介します)

1.Paracetamolという成分を使った鎮痛薬 ←頭痛などに使えます。胃に優しいと言われているイブプロフェンを使った鎮痛薬でも高度障害で弱った胃にはかなりダメージを与えるらしく、Paracetamolという成分を使った薬なら空腹時に飲んでも大丈夫なほど胃に優しいと聞きました。300mgと500mg含有があるよう。私たちはチリ、アルゼンチンでも見かけた大型ドラッグストアのチェーン店「boticas Fasa」オリジナルの薬「Parcol Capsulas 300mg」を買いました。10錠で6ソル(約210円)ほど。他にはカフェイン35mg、Clorfenamina Maleato 2mg。未確認ですが、一般の風邪薬では逆に症状が悪化してしまうデング熱にも、この薬なら解熱の効果は果たせるとのこと。

2.胃の膨満感を解消する薬 ←膨満感を甘く見ると大変です。トレッキングの続行不可能になります。ということで私たちが用意していたのはPancreatina(170mg),Dimetilpolisiloxano(80mg)を含んだ薬。「Pankreoflat」という薬です。胃の消化剤も用意しようとしましたが必要ないというアドバイスをもらったので購入せず。6錠入りで5.46ソル(約191円)

高山病(スペイン語でSolocheソローチェと言います)用の薬も売っていますが、それよりピンポイントで効く薬を持て行った方がいい、というのが私たちの結論でした。また高山病の解消用にコカキャンディーが売っていますが、私たちにはいまいち効果なし。舌が激しくしびれましたが。

3.コカの葉(薬じゃないけど)

キャンディーよりやっぱり100倍使えます。コカ茶にして飲んで、峠を越える前などには噛みながらなどなど。乾燥している葉は使いにくいです。質も産地によっていろいろあるようなので、ケチらずに買った方がいいかも。


    必需品
必需品
見るからに膨満感用
見るからに膨満感用
よく効く
よく効く
悪い感じがよく出ている
悪い感じがよく出ている
     ※↑写真をクリックすると拡大します。


・あった方が便利なもの、楽しいもの
シャワー用のドライタオル(普段のトレッキングでは必要ないですがアグアス・カリエンテスシャワーを浴びられるし、途中温泉もあるので)、水着(これも温泉用。私は温泉があると聞いていなかったので温泉に入れなかった[怒])、地図(本物の地図は残念ながらクスコでは見つけられませんでした。ただツアー会社でもらえるのはお絵かき程度のものなので、もう少しマシな概要図のようなものを大きめの旅行会社で買うことができます。これも間違いだらけのお粗末なものですが。3ソル程度)、虫除け&かゆみ止め(死にはしませんが快適なのは間違いない)


   水着があれば…
水着があれば…
     ※↑写真をクリックすると拡大します。


・私たちが他に持っていったもの
雨具(完全防水。上はゴアテックス使用、下はそれに近い素材)上下、シュラフカバー(透湿性が高いタイプのもの)、マット(空気を入れるタイプのもの。フルサイズ)、エマージェンシー・シート、エマージェンシー・ホイッスル、方位磁石、トイレセット(ジップロックに紙とビニール袋、ライター)、懐中電灯(マグライト)、ダックテープ(ガムテープ:靴擦れにも使えます)、ザックカバー、泥よけスパッツ、水筒、防寒着(厚手のインナー、インナータイツ、ダウンジャケット、ダウン状パンツ、手袋、ニットキャップ)、着替え(靴下、Tシャツ)、軍手、手ぬぐい、洗面道具、ビニール袋、日記、ボールペン、常備薬、カメラ用電池のスペア(単3電池各4本)、予備のコンパクトフラッシュ
 ※今回はツアー利用なのでテントやストーブ、食器類は持っていきませんでした。


   トイレのあと始末がひどかった例。どうかこんなことが無いように紙は持って帰りましょうね
トイレのあと始末がひどかった例。
どうかこんなことが無いように
紙は持って帰りましょうね
     ※↑写真をクリックすると拡大します。



・私たちが持っていった食料(4泊5日分)

おやつ:チョコレート2枚、クッキー3本、飴玉ひと袋

※今回はツアー利用だったのでおやつのみ持参。クスコのプラサ・デ・アルマス近くには外国人がよく利用するスーパーがあって何でも買えます(高いけど)。地元のお菓子はメルカドで買えます。





▼私たちの日程

2005.05.29 4時30分ピックアップのはずだったが4時にガイドのホセが迎えに来る。おまけに急かされ慌ててホテルを出発。集合場所のサン・フランシスコ広場までタクシー利用。ところが出発したのは6時30分。すっかり凍える。トレイルヘッドのモリェパータまでバスで約2時間。9時30分モリェパータをスタートする。しばらく穏やかな4WDトラックを進む。見晴らしの良い場所で14時前昼食。今回はコックがいるので待つだけ。昼食後はシエスタまであった。16時サルカンタイの姿が見え始める。17時キャンプ場着。夕方のお茶のあと胃の膨満感が激しくなりそのまま悪化する一方。(晴)

2005.05.30 胃はよくならずトレッキング続行を断念。ところが同じキャンプ場にたまたまお医者様がおり手持ちの薬を分けてくれる。症状が徐々に好転。8時トレッキング続行決定。スタート。しばらくして気分がまた悪くなり4回吐く。一時的に気分がよくなるがまた悪化しツアーの荷物を運んでいる馬を1頭借り(1日20ソル追加)峠を目指す。峠着12時過ぎ。記念撮影のあとそのまま馬に乗り下山開始。馬に乗りっぱなしなので凍える。雨も降り出す。途中のパンパで昼食をとる(私は何も食べず)。サブガイドのマルコ、淳ちゃん、馬、3人とも黙々と歩き19時過ぎColpa Pampa着。(晴のち雨のち曇)

2005.05.31 朝症状は好転。自分の足で歩くことに。9時30分スタート。滝を越えたりもぎたてフルーツを食べたりして順調に距離を稼ぎ15時Playa着。ここで昼食をとり17時前トラックに乗る。1.5時間ほどでSanta Tresa着。村の子供達が興味深そうにテントを張るのを見に来る。(晴のち曇)

2005.06.01 村の子供たちがテントに起こしに来て目が覚める。朝食をとったあと徒歩1時間くらいの場所にある温泉へ。私は見物。そのあと村に戻り荷物を持って川をブランコで渡る。昼食を取り14時、トラックに乗ってHidoroele'ctricaへ。15時30分ごろ出た列車でアグアス・カリエンテスに着く。(晴)

2005.06.02 3時30分起き。4時に朝食をとり4時30分ツアーメンバーと宿を出る。マチュピチュへ徒歩で登るトレイルを使い山頂まで。6時過ぎエントランスゲートに着く。が、ガイドとの待ち合わせは7時だったので動けず。7時前やっとガイドと合流。日が登り始めてしまったので私たちはここからツアーと別行動。写真を撮りながらワイナピチュにも登る。何とここで助けてくれたお医者様に再会。改めてお礼を伝える。13時30分マチュピチュ退場。外のゲートでパパスフリータスとコーラで無事到着を祝い下山開始。宿に預けてあった荷物を受け取り駅に向かう。ガイドのホセのミスでクスコ行きチケットが取れずオリャンタイタンボ止まりになる。オリャンタイタンボでもバスがトラブルでなかなか発車せずクスコには23時着。(晴)


   とほほ
とほほ
あと少し
あと少し
乗り慣れていなかったらけっこうこわい
乗り慣れていなかった
らけっこうこわい
3日目
3日目
民家で名物クイを掴ませてもらう
民家で名物クイを
掴ませてもらう
ブランコ
ブランコ
2回乗った乗り合いトラック
2回乗った
乗り合いトラック
     ※↑写真をクリックすると拡大します。





▼トレッキングについての覚え書き

水:頻繁ではないですがクリークがあります。必ず浄化剤を使った方がいいです。各キャンプ地の水場は上記のとおり。
リバークロッシング:ありません。必要なところには橋があります。
虫:います!標高3,000メートルを切ると蚊がいるようです。Colpa Pampaから先はいつもいました。マチュピチュでも「月の神殿」あたりは多かったです。

高度障害を防ぐために:一般的な高山病予防策は、1日に600メートル以上あがらないこと、高地にあがった日は血行を良くする行動を取らないこと(激しい運動やシャワー)、深呼吸をすること(睡眠は呼吸数が減るので注意)、消化の悪いものは食べないことなどがあげられると思います。それ以外に、トレッキング中に気を付けるとラクになることをピックアップしました。

 登りの時:いつも以上に呼吸のリズムを乱さないように気を付ける。口から吸わず必ず鼻から息を吸うこと。息が乱れてきたら、呼吸のリズムが乱れない程度の歩幅に変えること(私は牛歩よりひどい時がありました。それでも先に進むものです)。
 下りの時:意外と呼吸が止まっていたりするので、呼吸のリズムを乱さないようにすること。下りの時の方が頭痛が起きやすかったりします。

 どちらも頭痛の前兆を感じたら、できるだけ深い深呼吸を繰り返すと症状が和らぎます。コカ茶、コカの葉はかなり効果的なはず。積極的に摂取した方がいいと思います。

荷物について:このツアーでは私物以外はすべて馬が運んでくれます(水筒だけ持って歩いている人もいた)。私たちは馬に積みやすいように、とドラム型のバックに荷物を入れて持っていったのですが、途中、馬なしで荷物を運ぶ箇所があります(サンタテレサの村から河原に下りて川の対岸まで行くブランコ乗り場まで。約1.5時間)。他のメンバーも普通のバックパックだったので、変に気を使わずバックパックを普通に持っていけばいいと思います。





▼追加情報

・アウトドアグッズを買い足すなら
クスコでは厳しい感じ。Ferreteria程度なら見つかります。


・ペルーでのトレッキングでよく使うスペイン語
burro[ブロ:ロバ]
arriero[アリエロ:ロバを使う人]
sen~al[セニャール:目印]
gui'a[ギア:ガイド]
estomago[エストマゴ:胃]
cabeza[カベサ:頭]
dolor[ドロール:痛み]
altura[標高:アルトゥラ]
quebrada[ケブラーダ:谷]


・ちなみによく使うアウトドア・スペイン語は、
こちら⇒ 「旅の情報>大自然へ>パタゴニアトレッキング・ウシュアイア編」
にアップしてありますので見てみてくださいね。


・インディヘナの人たちはほとんどがケチュア語を話します。日常会話はケチュアで行われているみたい。少しでもケチュアが使えたら、彼らとのコミュニケーションも取りやすくなるかも。ただケチュアと一口に言っても地方によってさまざまな言い方があるそうなので、私たちが耳で聞いたケチュアだけ残します。

ケチュア語
yuspagarasunki[ディオス・パガラスンキ:ありがとう]
quilla[キジャ:月]
inti[インティ:太陽]
para[パラ:雨]
ari[アリー:はい]
manan[マナン:いいえ]
munay[美しい]

以下はカタカナにするのが難しいです。。
allin punchay[おはよう]
allillanchu[こんにちは]
jaku[行こう]
sinchi sumaj[おいしい]



・クスコの宿
人気観光地だけあって数は多いです。よって質もさまざま。私たちの泊まっていた宿は、意外によかったらしいのですが、私自身の満足度は低いです。


私たちが泊まった宿について詳しくは
こちら⇒ 「旅の情報>泊まった宿>パタゴニアからスタート!南米編」
にもアップしてあるので見てみてくださいね。


・インターネットは
インターネットはRuinas通りにあるネットカフェとCarmen Alto通り沿いにあるお店(Speedという名前だったはず)でラップトップがつなげました。1時間1.5ソル程度。





※私たちの詳しい旅の様子は
「旅の日記>PART39 サルカンタイルートで目指せ空中都市 〜ペルー マチュピチュ遺跡」
でも見ることができます。


写真はこちらから見ることができます。
「旅の写真>PART39  ペルー マチュピチュ遺跡」






[17]ペルートレッキング ブランカ山群編
?Back