World Odyssey 地球一周旅行

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アラスカ・デナリ国立公園から始まった私たちの旅。
目指すは、地球のでっかい景色に出会える場所。そしてお仕着せでなく、できるだけ自分たちの力で楽しめる場所。
そんな私たちの希望をかなえた地球探訪のデータをまとめてみました。旅のヒントに使ってください。
※データは訪れた時点の情報をベースにおこしています。




[9] パタゴニアトレッキング ウシュアイア編


▼遊びかた

世界最南端の町ウシュアイア。ティエラ・デル・フエゴ島Isla Glande de Tierra del Fuegoアルゼンチン領にあります。実際はチリ側ナバリーノ島Isla Navarinoにプエルト・ウイリアムスPuerto Williamsという世界最南端の村がありますが、アルゼンチン領ではほぼ最南端。ここは南緯約55度にあたります。一般的には、ビーグル水道クルーズなどが人気のよう。トレッキングはロンプラのパタゴニア版に大きく4本(その他小さく3本)紹介されています。ティエラ・デル・フエゴ島内でLaguna Esmeralda(日帰り)、Valdivieso山脈をまわるSierra Valdivieso Circuit(4日間)、Paso de la Oveja(3日間) 、ナバリーノ島でDientes山脈をまわるDientes Circuit(5日間)、その他ティエラ・デル・フエゴ国立公園のレクリエーションエリア・ラパタイアセクターLapataia Sectorでのミニトレッキングコース6本も紹介されています。私たちが歩いたのはLaguna EsmeraldaとPaso de la Oveja。そしてティエラ・デル・フエゴ国立公園内のラパタイア湾では、眺望Mirador Lapataia Soft(1km)コース、海岸コースCostera Trail(6.5キロ)などを歩きました。

ティエラ・デル・フエゴ国立公園のラパタイアセクター(レクリエーションエリア)は入場料ひとり12ペソ(外国人、14歳以上)。ゲートは朝9時オープン。オープンにあわせたウシュアイア発のバスに乗るか、早朝タクシーをチャーターしていくかどちらかになります(早朝入れば入場料はタダになるかも!)。Paso de la Ovejaコースでも国立公園内を通過しますが、これは入場料不要。その代わり、町にあるAPN(Administracio'n Parques Nacionales:San Marti'n1395)でパーミット(許可)を取ってから入らないといけません。無事町に戻ってきたら「帰ってきたよ!」の報告も忘れずに。これはオフィスのメールボックスにお手紙を入れてもOKですし、トレッキングマーク(写真参考)の貼ってある町のお店などでもOKです。

    町のAPN
町のAPN
このマーク
このマーク
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私たちが参考にした本はロンプラのパタゴニア版。以降、ロンプラとご紹介するものはすべてこの本を指しています。
lonely planet 『Trekkinng in the PATAGONIAN ANDES』

    思い出の品
思い出の品
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ティエラ・デル・フエゴ島、ウシュアイアの情報源
http://www.tierradelfuego.org.ar/
http://www.e-ushuaia.com/
観光案内所には日本語を勉強中のグリセルダがいます。


アルゼンチンの国立公園管理事務所
APN(Asministracio'n de Parques Nacionales)
http://www.parquesnacionales.gov.ar/

    パソ・デラ・オベハ
パソ・デラ・オベハ
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▼アクセス

・私たちはチリのプンタ・アレーナスから直行バスを利用。丸1日かかりました。夏期はこういった直行バスが1日1本程度運行されているようです。ウシュアイアで会った人など、意外にブエノス・アイレスから飛行機で来たという人が多かったです。何でも1万円程度だとか。私たちはチリのサンティアゴから飛びたかったのですが、ランチリのオフィスで約3万円と言われ、バスの旅に変更しました(どうやらネット上ではもっと安いらしい)。

・各トレイルへのアクセス
(1)Laguna Esmeralda
Lago Fagnano行きのバスを利用しRefugio Altos del Valleで下車すればいいそう。私たちは手違いで乗り遅れてタクシー利用。20ペソ(約700円)でした。ヒッチハイクもたぶん可能。

(2)Paso de la Oveja
バスがないので、トレイルスタート地点のTurbera Valle Andorra(アンドーラ谷の泥炭地という意味)までタクシーを利用(10ペソ:約350円)

(3)Parque Nacional Tierra del Fuego
町からバスに乗っていけるのですが「早朝の方がキレイで入場料も払わなくて済むから、タクシーの方がいいよ!」と勧められ、タクシーで移動。30ペソ(約1,050円)。


こちら⇒ 「旅の情報>移動手段>パタゴニアからスタート!南米編」 にも移動の情報を詳しくアップしてあるので見てみてくださいね。




▼キャンプ情報

・各トレイルのキャンプ情報
(1)Laguna Esmeralda
用意されたキャンプサイトはなし。ロンプラに紹介されていた湖脇のキャンプ地近くでテントを張りました。Albino氷河へ向かうトレイルの途中、登りに入る前、小川沿いにいいキャンプ地がありました。先客がいなければここでテントを張るのがベストかも。焚き火は一応禁止されていないのでOK。焚き火あとを利用して火をおこしました。水は沸かせば問題なし。上流にビーバー・ポンドがあるので、そのまま飲むのははちょっと危ないかも。

(2)Paso de la Oveja
LagunaEncantadaそばにキャンプ地があるということでしたが、見つけられず(というか、湖にすらたどり着けず)。1泊目として紹介されていたUpper Arroyo Grandeはすぐにキャンプ跡を見つけることができましたが、そのあと2泊目として紹介されていたUpper Can~adon de la Ovejaのキャンプ地は通り過ぎてしまいました。というのも、峠を越えてすぐ、黄色いバーとケルンを目印に谷沿いを進んでいたのですが、本当はすぐに谷の底まで下りないといけなかったよう。峠からもよく見える谷の底の開けた場所がおそらくキャンプ地です。私たちはそのあと延々キャンプできる場所を探してほとんど谷の出口まで行ってしまいました。途中クリークもほとんどなく水の確保も厳しいので一気に町まで帰るか、ロンプラの紹介通り、峠を越えてすぐのUpper Can~adon de la Ovejaでテントを張るのが良さそうです。ちなみに谷の出口、牧場エリアに入る手前にも草地のキャンプ跡を見つけました。水は無し。途中のちいさなクリークで確保しないと厳しいです。

(3)Parque Nacional Tierra del Fuego
私たちは日帰りでしたが、エリア内にはキャンプ場がいくつかあります。Roca湖沿いには有料サイト。
ラパタイア川に浮かぶ島には無料キャンプ場。ここはなかなか良い感じでした。他にもEnsenada Bayの港近くにひとつ、Pipo川沿いにもひとつ無料キャンプ場がありました

私たちが泊まったキャンプ場の情報は
こちら⇒ 「旅の情報>泊まった宿>パタゴニアからスタート!南米編」 にも詳しくアップしてあるので見てみてくださいね。

    (1)でお茶
(1)でお茶
(2)のUpperArroyoGrandeにて
(2)のUpperArroyoGrandeにて
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▼アクティビティ情報

(1)Laguna Esmeralda(9キロ、3-4時間)
犬ぞり隊の犬がたくさんいるレフヒオからスタート。日帰りで行けるコースですが、エスメラルダ湖からさらにAlbino氷河へのサイドトリップを追加して(7キロ、3.5-5時間)、1泊2日で行くのがオススメ。レフヒオで2ペソ(確か)を払って敷地内を通過すれば、まったく迷うことなくトレイルに入れるのですが、予習不足だった私たちは敷地に入らず別の林道からトレイルを探し……結局、水苔ぐしゅぐしゅの湿地帯を延々歩き回って、やっとトレイルにたどり着いた!という結果になってしまいました。2ペソを節約するなら、レフヒオの看板をまっすぐ→森に入ったら右方向→湿地に出たらさらに右方向→小川に当たったら右方向……でたぶんトレイルにぶち当たると思います。スエルテ。

    (1)のスタート地点
(1)のスタート地点
ラグーナ手前
ラグーナ手前
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(2)Paso de la Oveja
ロンプラには1日目Turbera Valle Andorra → Upper Arroyo Grande(サイドトリップとしてLaguna Encantada&Laguna de los Te'mpanos:13キロ、4.75-6.25時間))、2日目Upper Arroyo Grande → Upper Can~adon de la Oveja(サイドトリップとしてLaguna del Caminante:3.5キロ、1-1.25時間)、3日目Upper Can^adon de la Oveja → Ushuaia というルートが紹介されています。私たちは1日目にLaguna Encantada&Laguna de los Te'mpanosへのサイドトリップをして、2日目からロンプラ通りの3日間のコースを歩くつもりでした。結局1日目は湖を見つけられず、3日目もキャンプ地が見つからず……という結果に。それでも、オベハ峠は本当に素晴らしい場所でした。パイネを歩いたあとでもじゅうぶん楽しめる!と、私たちの友人もお墨付きのコースです。

    1日目ここまではあっているはず
1日目ここまではあっているはず
3日目峠あと。この時点ですでに谷の底にいなくてはいけなかったのだ
3日目峠あと。この時点ですでに谷の底にいなくてはいけなかったのだ
迷いこんだビーバーポンド
迷いこんだビーバーポンド
トレイル終点
トレイル終点
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(3)Parque Nacional Tierra del Fuego
ラパタイアセクター(レクリエーションエリア)にあるトレイル。
1.Pampa Alta Trail (Medium、4.9キロ、1時間[to get the top])ビーグル水道とピポ川を眺望
2.Costera Trail (Medium、6.5キロ、3時間)海岸沿いを歩く。ギンドやカネーロの森
3.Hito XXIV Trail (Medium、4キロ、1.5時間)チリ国境まで続くトレイル。
4.Cerro Guanaco Trail (Hard、4キロ、4時間[to get the top])970mの山頂へ

ラパタイア湾にはさらにミニハイキングコースもあります。
1.Paso de la Isla (600メートル)アイランド・ウォーク
2.Laguna Negra (950メートル)水苔地帯へ
3.Mirador Lapataia (1キロ)ラパタイア湾眺望
4.Del Turbal (2キロ)ビーバーコロニー、水苔地帯へ
5.Castorera (400メートル)ビーバーダムへ
6.dela Baliza ビーバーコロニーへ
私たちはタクシーで公園の西端、Ruta3の終点(アラスカから○○キロという看板があるので見たかった)まで行き、そこからMirador Lapataiaを歩き、Ruta3に再び入りLagoRoca沿いのCampingLagoRocaのカフェまで歩き、さらにCostera Trailを歩き再びRuta3に入る手前でヒッチハイクをして町に戻りました。

    LagoRoca湖畔
LagoRoca湖畔
看板もある
看板もある
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・私たちは利用しませんでしたが、アドベンチャー会社を利用すれば手軽にいろいろ楽しめそうです。SeaKayak、4x4OffRoad、Canoeing、Trekking、Navegacio'n Canal Beagle、Lago Fagnanoへの4X4オフ車ツアー、ティエラ・デル・フエゴ国立公園へのカヌー・ゾディアックツアー、Isla Gable・Estancia Harbertonへのカヌー・トレッキング・ゾディアックツアーなどなど。
CANAL Turiamo Emocio'n(http://www.canalfun.com/



・ビーグル水道クルーズはトレッキング付きや見る動物によって色々。
15ペソくらいツアーがあるので、観光案内所で全部を比べられる資料をもらって検討した方がいいかも。メインは50ペソくらいから140ペソくらいまで。



・パタゴニアと言えば、風に吹かれて斜めになった南極ブナ。よく見るあの写真の木は、ウシュアイアにあるそう。ウシュアイアから伸びるRutaJを走れば見られるということなので、レンタカーなどで行ってみるのもいいかも。



▼持っていくと便利なもの

・買った方がいいもの
地図(20ペソ程度だったと思います:土産店などでも購入可能。私たちは間違えて10万分の1を買ってしまいましたが、5万分の1が売っていたのでこれを買うべきでした)、生分解できる洗剤(川を汚さないために!洗剤不要になればもっといい)

    失敗した
失敗した
チロエだがパタゴニア全部が載っていて便利。チリ側で買える地図
チロエだがパタゴニア
全部が載っていて便利。
チリ側で買える地図
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・あった方が便利なもの、楽しいもの
ワイン(アルゼンチンはワインが安い!ウシュアイアのスーパーのバーゲン品でじゅうぶん。だいたい4-5ペソ程度のものがバーゲンで2ペソ台に値下がりしていて、町の人がどんどん買っているやつがオススメ。ペットボトルに詰め替えたら軽くなります)、スパッツ(湿地帯が多くかなりドロドロになります。あれはきれい好きな人がするものだと思っていましたが、ここではかなり必需品に近いかも。4日間同じズボンなのに1日目にしてドロドロでは厳しいので)


   100円以下
100円以下
足を踏み外すとイヤな感じ
足を踏み外すとイヤな感じ
歩き方も悪いのだが
歩き方も悪いのだが
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・私たちが他に持っていったもの
雨具(完全防水。上はゴアテックス使用、下はそれに近い素材)上下、テント(Eureka!の Backcountry:約2キロ)、シュラフ(日本の3シーズン用)、シュラフカバー(透湿性が高いタイプのもの)、マット(空気を入れるタイプのもの。フルサイズ)、キャンプストーブ(MSR WisperLiteInternational)、食器類(鍋1.5リットルひとつ、アルミ鍋セット[皿として使用各1]、スプーン・フォーク各2、コップ[日本からステンレスタイプのものを持参:各1])、ナイフ(VictorinoxCampingタイプ各自)、エマージェンシー・シート、エマージェンシー・ホイッスル、方位磁石、トイレセット(ジップロックに紙とビニール袋、ライター)、懐中電灯(マグライト)、ダックテープ(ガムテープ)、ザックカバー、水筒、防寒着(厚手のインナー、インナータイツ、ダウンジャケット、ダウン状パンツ、手袋、ニットキャップ)、着替え(靴下、Tシャツ)、軍手(Ferreteriaで3ペソぐらい)、手ぬぐい、洗面道具、ビニール袋、日記、ボールペン、常備薬、カメラ用電池のスペア(単3電池各4本)
★ガソリンについて……私たちが持っているのはMSR650mlのタンク。だいたい満タンで3日間くらい(毎日朝1リットルのお湯、夜1.5リットル分のお湯+パスタ茹で用に3分使用)持ちます。ガソリンスタンドはホントどこの町でもありますし、ホワイトガソリンもどこでも売っています。スペアのガソリンの持ち運びについては諸説あるのでここでは触れません。

   トイレのあと始末がひどかった例。どうかこんなことが無いように紙は持って帰りましょうね
トイレのあと始末がひどかった例。
どうかこんなことが無いように
紙は持って帰りましょうね
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・私たちが持っていった食料(3泊4日Paso de la Ovejaの場合[予備分も含む])
朝食:オートミール4食分、粉ミルク(2リットル分)、砂糖、インスタントコーヒー

昼食:クラッカーのSalvadoタイプ。このクラッカーにドゥルセ・デ・レチェをかけて食べます。だいたい1本260gで2食分。今回は5食分なので3本

夕食:パスタ(Cabello de Angelカベジョ・デ・アンヘル)を、ひとり1食100グラム。今回は4食分なので800グラム、パスタソース(まだ模索中だったので生タイプのソースを4パック。重かった)、サラミ1本

おやつ:あめ1袋、チョコレート1枚(意外に高い)、クッキー2本

※パタゴニア地方をカバーしているSupermercado「La Anonima」(Av.San MartinとOnasの交差点ほか何店舗かあり)が便利で安いです。

   まだまだ甘い
まだまだ甘い
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・現地で買える持っていくと便利な食材(アルゼンチン編)
オートミールAvena:調理不要Instantaneaタイプのもの。これにシリアルミックス(グラノーラにナッツなどを混ぜたもの。3Arroyosというブランドが安くていいかも)を混ぜ、レーズンも混ぜます。ひとり1日3つかみ程度食べます。

粉ミルク:ちょっと高めですがネスレのNidoを買った方が結局お得かも。他の安いメーカー品だと味が薄くて結局たくさん必要になったりします。だいたいひとり1日250ml分くらい必要。

砂糖:最初に1キロ購入。普段はまったく砂糖を取らない私たちですが、トレッキング中は朝食用に使います。1キロで2人分約4ヶ月もちました。

クラッカー:クラッカーGalletita(Galleta)はいろんな種類が売っています。私たちはSalvadoタイプ(もみ殻という意味。日本語で言うと全粒粉タイプ?)、ARCOR社のHOGREN~AS SALVADOというのがお気に入り。手荒に扱ってもあまりボロボロになりません。だいたい1本で2食分。夕食に数枚つまむことも。

ドゥルセ・デ・レチェDulce de Leche:アルゼンチン、チリでよく食べられている練乳(チリではマンハールManjarと呼ぶこともあります)。めちゃ甘なので非常食としても。私たちは昼食にクラッカーにつけて食べていました。だいたいポット型の容器に入っていて使いにくいので、私たちは最初に買ったチューブタイプに詰め替えて繰り返し使用。

パスタpasta:カナダでも使ったエンジェルヘアーを採用。スペイン語でCabello de Angelカベショ・デ・アンヘルです。これは3分でゆであがるタイプ。お世辞にも美味しいとは言い難いけれどガソリンを節約できて、すぐに茹であがるのが魅力。アルゼンチンでは乾麺ながら立体的にまとめた形で売っています。かさばるので私たちは砕いて持参。

パスタソースPolvo de Sopa:アルゼンチンではクノール社製品が圧倒的シェア。いろいろな種類の粉タイプスープの素があります。オススメはクレマ・デ・トマテCrema de Tomate。これを使えばほとんどトマトソースです。本当は水から煮立てないといけませんがパスタを茹でた茹で汁に入れるだけでOKです。ダマに要注意。他にはポショPollo(鳥)やチョクロChoclo(とうもろこし)などクリームタイプもあり。

サラミsalami:スライスしてビニールパック詰めされたのも売っていますが、手が汚れたりめんどうくさいしゴミが出るので、カラカラに乾いたタイプのサラミを購入。食べる時にナイフで必要な分だけ切ります。これがやばい臭いを発するくせに美味しい!さすが肉の国アルゼンチンです。

アルファホーレAlfajole:呼び方が微妙に違いますが、アルゼンチンでよく食べられているチョコパイタイプのチョコケーキ。固いタイプとソフトタイプがあります。固いタイプのずっしり甘ーいものを買っていけばかなり助かります。

ドライフルーツFuruta Seca:だいたいどこの店にも置いてあります。よく見るのはモモDurazno、干しぶどうPasa、干しパインPin~aなど。少し割高ですが便利な品。ナッツ類も高いけれど手に入ります。アーモンドAlmendraやクルミNuez、ピーナッツMani'などなど。

   オートミール
オートミール
粉ミルクも混ぜる
粉ミルクも混ぜる
ガジェータ
ガジェータ
ドゥルセ・デ・レチェ
ドゥルセ・デ・レチェ
まずそうだがかなりおいしい
まずそうだが
かなりおいしい
ひとつ1ペソぐらい
ひとつ1ペソぐらい
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▼私たちの日程

(1)Laguna Esmeralda
2005.01.14 朝9時のバスで行くはずが、お願いした宿の手違いでタクシーを使っていくことに。Refugio Altos del Valle10時スタート。看板の右手を進み2ペソを払うと私有地内を通らせてもらえるようだったが、情報収集不足でわからず。看板の左を行ってしまいしばらくトレイルを見失うことに。お昼過ぎ、森に入るトレイルを発見。そのまま迷うことなくLaguna Esmeraldaに13時30分到着。湖の左脇を通りキャンプ地へ。15時着。休憩のあと15時30分Glaciar del Albinoへのサイドトリップへ出発。17時氷河にたどり着きキャンプ地へ戻る。(3度/雪/11.5キロ)


2005.01.15 夜中に冷え込んだので朝方にやっと眠りにつく。昼前起床。丸太橋渡りの練習などをして遊んだあと15時過ぎキャンプ地を出る。Refugio Altos del Valle着は17時30分前。大通りまで出て町まではヒッチハイク。(9度/晴/4.5キロ)


(2)Paso de la Oveja
2005.01.18 10時30分スタート地点のTurbera Valle Andorraを出発。スタート後速攻水苔のドロドロ地帯に膝まで埋まる。再びスタート。地図にあるとおりスタート地点右手方向へ進む。途中橋がふたつほど出てくるので渡って進む。それっぽい森への入り口発見。昼食を取る。再び森の中で消えたトレイルを探してあちこち歩きめぼしい斜面も登ってみるがコレという道は見つからず。15時過ぎ、大きな木に白いペンキで目印をつけられたトレイルを見つけたのでひたすら登る。17時開けた場所に出るが目当ての湖は見つからず。やっと間違いに気づく。18時下山。19時30分、最初の目印があった箇所まで戻る。水場の近くでテント設営。(9度/曇→雨/約13キロ)

2005.01.19 9時昨日のスタート地点まで戻る。そのまま車1台分草が踏みつぶされた場所を進行方向に向かって歩く。途中湿地もあるが何とかクリア。10時過ぎ、これ以上は湿地が続いて危険そうな場所で、右方向の土手に上がっていくトレイルを発見。そのままたどるとガイドブックで説明していた4WDトラックが現れる。そのまま4WDトラックを行く。11時30分国立公園の境界に到着。とたんに森が整備され黄色い目印の棒も時々立っている。そのままクリアなトレイルを進み14時30分キャンプ地Arroyo del Caminanteそばに着く。16時30分早々に夕食。(12度/曇→晴/約11キロ)

2005.01.20 8時スタート。出発して15分ほどで強烈な丸太橋が登場。荷物を淳ちゃんが2度運び何とか渡りきる。そのままいくつかの丸太橋を越えるもののトレイルはクリア。10時Laguna del Caminanteへの分岐点に到着。開けた景色にしばし見とれる。せせらぎ沿いに高度を上げ峠へ向かう。途中平たい石が続く箇所を過ぎ峠には12時着。目の前に展開される景色に圧倒される。昼食を取りキャンプ地へ向かうため下山しようとするが、雲がどんどん晴れてきたので13時30分過ぎまで峠付近で景色を満喫する。いよいよ下山。国立公園の目印である黄色い棒を頼りに進行方向左の斜面を進んでいたのだが、国立公園の境を出たとたんに目印もトレイルもパッタリ消える。ココしかないだろう、という沢あとを下り谷の底近くまで下りるが、途中からは森の中に迷い込む。ついでに自分たち2人もしばらくはぐれてしまう。合流後、川の左側をつかず離れず、進んでいくとビーバーポンドが!しばらくビーバーを観察したあと再び進む。17時。そのうち踏みあとがはっきりしてきていつの間にかひとつのトレイルになる。がキャンプ地は通り過ぎてしまったようで見つからず。20時をデッド時間に決め歩けるだけ歩く。何とか平たい場所をみつけテント設営。水場は近くになかったが、2時間ほど前にクリークで汲んでおいた1.7リットルの水で何とか一夜を過ごすことに。(15度/晴/約20キロ)

2005.01.21 7時スタート。1時間30分ほどで出口付近にある牧場の境に入る。ここもうまく通り抜けられず右手の斜面をむりやり進む。9時30分すぎ、ゴール地点着。ヒッチハイクで町まで戻る。(15度/晴/約3キロ) 


(3)Parque Nacional Tierra del Fuego
2003.01.23 6時タクシーピックアップ。前夜に降った雪で一変した町の景色に息を飲む。3号線終点着7時。ここからMirador Lapataia Softコースを歩き、Roca湖沿いにあるカフェでお茶をし(9時30分〜11時ごろ)、Costera Trailをハイキング。ゴール付近でヒッチハイクをし町まで戻る。




▼トレッキングについての覚え書き

水:煮沸なしでそのまま飲めます。ラグーナ・エスメラルダは上流にビーバーポンドがあるので要煮沸。
リバークロッシング:1本の丸太橋多し。だいたい慣れたらいけますが、Paso de la Ovejaの2日目一発目にあたる丸太橋はかなりきつめ。コワイです。靴を脱いで渡らなければいけない場所はなし。
虫:いませんでした。

その他:
(1)Laguna Esmeralda
ポイントはスタート地点だけ。ここさえ間違わなければ、あとは順調に歩けます。
(2)Paso de la Oveja
峠を過ぎたあとのキャンプ地。国立公園の目印通りに進むと(景色は良いのですが)迷いがち。不安な方は峠を越えたら谷の底へ下りるようイメージしながら歩いていった方がいいかも。
(3)Parque Nacional Tierra del Fuego
できれば1泊ぐらいキャンプした方がさらに楽しいかも。ただしシーズン中の日中は観光客でうるさい時も。



▼追加情報

・アウトドアグッズを買い足すなら
メインストリートAv.San Martin沿いにアウトドアショップがありました。ここではMSRの製品など欧米ブランドも手に入ります。軍手やダックテープ(ガムテープのようなもの。色々役に立つ)などは、町のFerreteria(フェレテリア:荒物屋という意味)「Fuegia」という店が便利。これもAv.San Martin沿い、9de Julio通りとの交差点近くにあります。パタゴニアではこういったプチホームセンターのようなフェレテリアが本当に便利。ノーブランドに近いアウトドアグッズなども置いてあります。


・ちなみによく使うアウトドア・スペイン語 ()内はアルゼンチン風発音です。
mochilero[モチレーロ:トレッカー、バックパッカー]
caminata[カミナータ:トレッキング]
bolsa de dormir[ボルサ・デ・ドルミール:シュラフ]
calentador[カレンタドール:キャンプストーブ]
carpa[カルパ:テント]
cuchillo[クチージョ(クチーショ):ナイフ]
encendedor[エンセンデドール:ライター]
guantes[グアンテス:手袋]
bencina blanca[ベンシーナ・ブランカ:ホワイトガソリン]
gasolina[ガソリーナ:ガソリン]
cranpones[クランポネス:アイゼン]
alto[アルト:高い]
bajo[バホ:低い]
duro[デュロ:厳しい]
fuerte[フエルテ:強い]
lejo[レホ:遠い]
pesado[ペサード:重い]
camino[カミーノ:道]
sendero[センデーロ:トレイル]
cerro[セロ:山]
paso[パソ:峠]
piedra[ピエドラ:岩]
roca[ロカ:岩]
valle[バジェ(バシェ):谷]
este[エステ:東]
oeste[オエステ:西]
sur[スール:南]
norte[ノルテ:北]
lluvia[ジュビア(シュビア):雨]
nieve[ニエベ:雪]
viento[ビエント:風]


・ウシュアイアの宿
ドミトリータイプの宿はたくさんあります。1月などはアルゼンチン人旅行者も多く混み合うかも。私たちが泊まった宿でひとり20ペソ。たぶんこんなものだと思います。ホステルなら自炊が可能。町に何軒かあるスーパーLa Anonimaが激安。最南端とは思えないほどの品揃えなので、ほとんど好きなものが食べられます(何と白菜もあります)。ただしラーメンは見なかったのでプエルト・ナタレスやプンタ・アレーナスで買うか、サンティアゴ、ブエノス・アイレスなどの都会で入手しないと無理です。

私たちが泊まった宿について詳しくは
こちら⇒ 「旅の情報>泊まった宿>パタゴニアからスタート!南米編」
にもアップしてあるので見てみてくださいね。


他にウシュアイアには中〜高級ホテルもたくさんあります。日本から情報収集&検討できそうなホテルをピックアップしてみました(順不同)
・Hotel Del Glaciar(http://www.hoteldelglaciar.com/

・Posada Fueguina(http://www.posadafueguina.com.ar/
・Hostal Del Bosque-apart hotel(http://www.hostaldelbosque.com.ar/
・Hotel Albatros(http://www.albatroshotel.com.ar/

・Hotel Cabo de Hornos(http://www.interpatagonia.com.ar/
・Bahia Serena Apart(http://www.bahiaserena.com.ar/
・Tierra del Fuego Apart Hotel(http://www.tierradelfuego.org.ar/
・Hosteria Patagonia Jarke'(http://www.hosteriapatagoniaj.com/
・Hotel Yamanas(http://www.hotelyamanas.com.ar/



・インターネットは
私たちが利用したホステルでは無料。ただし日本語入力は不可。IMEも入りませんでした。町のネットカフェでは1時間1.5ペソが最安。ラップトップも簡単に繋げます。ただし、町中の回線はどうやら衛星電話のよう。一度、回線がダウンして町中のネットカフェや銀行、航空会社の予約までダメになった日がありました。半日ほどで回復しました。



・写真集を買うなら
パタゴニアのどこよりも本屋さんが充実していたウシュアイア。パタゴニアの写真集を買うならウシュアイアがオススメです。ただし、アメリカのアマゾンで取り扱っているものもあるので、ここで下見をしてからアマゾンで注文した方が安かったりするかもしれません。町には閲覧できる土産店もあります。南極の写真集やグッズも揃っているのがかなり魅力。
この本屋さんはほとんど閲覧可能。種類も豊富です。
biutique del liblo ANTARTIDA & PATAGONIA
25de mayo,62
http://www.antartidaypatagonia.com.ar/


   ウシュアイア
ウシュアイア
自炊がラクだった
自炊がラクだった
     ※↑写真をクリックすると拡大します。


※私たちの詳しい旅の様子は
「旅の日記>PART26 パタゴニアトレッキング・足ならし編〜世界最南端の街・ウシュアイア」
でも見ることができます。


写真はこちらから見ることができます。
「旅の写真>PART26 アルゼンチン ウシュアイア・トレッキング」






[10]パタゴニアトレッキング パイネ国立公園編
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