World Odyssey 地球一周旅行

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大自然へ
アラスカ・デナリ国立公園から始まった私たちの旅。
目指すは、地球のでっかい景色に出会える場所。そしてお仕着せでなく、できるだけ自分たちの力で楽しめる場所。
そんな私たちの希望をかなえた地球探訪のデータをまとめてみました。旅のヒントに使ってください。
※データは訪れた時点の情報をベースにおこしています。




[18] 南部アフリカ レンタカーで動物観察


▼遊びかた

南部アフリカとはここでは、南アフリカ共和国、ナビミア、ボツワナを指します。この3国は、ビザが要らないこと(もしくは無料ビザ)、国立公園がたくさんあること、比較的欧米並みの商業施設が整っていることから、旅行がしやすく楽しい地域だと思います。問題は足がないこと。国立公園などのネイチャースポットへはほとんどと言っていいほど、公共交通機関がありません。そんなわけで多くの旅行者は「オーバーランド・ツアー」という各ネイチャースポットと効率よくまわるトラックツアーに参加しています(Nomadというツアーをよく見かけました)。私たちは2人で好きにまわることのできるレンタカーをチョイス。この3国はジュネーブ条約加盟国なので国際運転免許証でレンタカーが借りられます。ナミビアの田舎、ボツワナの国立公園は4WDが必須ですが、他のネイチャースポットへは何とか2WDでも行くことができます。東アフリカの穴ぼこだらけの道に比べたらこの3国の道路はまだまだ走りやすいかな。

私たちは約1ヶ月で南アフリカ共和国ケープタウンからナミビアとボツワナをまわり、南アフリカ共和国のプレトリアにレンタカーを返却するプランにしました。訪れたのは、アド・エレファント国立公園Addo Elephant N.P(南アフリカ共和国)、マウンテン・ゼブラ国立公園Moutain Zebra N.P(南アフリカ共和国)、キバー・ツリーの森(ナミビア)、ナミブ・ノウクラフト・パークNamib -Naukluft Park(ナミビア、ナミブ砂漠)、エトーシャ国立公園Etosha N.P(ナミビア)、ビクトリア・フォールズ国立公園Victoria Falls N.P(ザンビア)、モレミ・ゲーム・リザーブMoremi Game Reserve(ボツワナ、オカバンゴ・デルタ)。忙しい旅でしたがオーバーランド・ツアーでは味わえない、自分たちだけの旅がのんびりできたと思っています。ここではその大まかなルートや立ち寄ったスポットについてご紹介します。

周遊にあたってひとつだけ気を付けたいのが「ベスト・シーズン」。このあたりはだいたい7月〜9月が乾期になります。動物を見るなら、木々に葉が生い茂っていない(東アフリカのサバンナと違ってこのあたりは意外に森です)乾期、動物が水場に集まりやすい乾期、キャンプのしやすい乾期、と乾期が断然オススメなのです。が、私たちの出かけた8月末〜9月は乾期の終わりと言うこともあるのでしょうか。特にエトーシャ近くで空が霞んでしまいなかなか青空をのぞめませんでした(雨期前ということで地元の人が野焼きをすることも一因)。時期を合わせられるなら乾期の始めに行った方がなおいいかも知れません。また7月中旬からは南半球の冬休み(約2週間ですが1ヶ月は見ておいた方がいいかも)。アルゼンチンからの観光客や地元南アフリカ共和国からの子供たちなどが一気に押し寄せる時もあるので要注意です。



●各情報源について

私たちが参考にした本はロンプラのWatching WildLife Southern Africa版。トレッキング・バージョンとは違い、この本は具体的情報がとても少ない!ゲートイン都市へのアクセスや周辺宿泊情報などもなにもなし。図鑑に近い本でした。
lonely planet 『Watching Wild Life Southern Africa』


アフリカ最初ということもあり、この本とあわせて日本から取り寄せたのが『地球の歩き方 南アフリカ』。これはまったく役に立たないので買う必要ありません。東アフリカ編はしっかり作ってあるのに、この本は本当にひどい作りです。基本旅行情報はロンプラの南部アフリカ編と旅行人をコピーさせてもらって何とかしのぎました。



■南アフリカ共和国の国立公園事務所。細分化されすぎてとてもわかりにくいですが、各公園のみどころはもちろん、各公園の料金表(エントランスフィーやキャンプサイト料金)も網羅されています。

South African National Parks
http://www.sanparks.org/


南アフリカ共和国の基本情報は観光局の運営する日本語ページでだいたいのものが手に入ります。ただし、サイトから質問事項を問い合わせしましたが返事は返ってきませんでした。
http://www.southafrica.net/


■ナミビアの国立公園はこの団体が管理しています。webサイトには各公園の料金表も。予約など、ウィントフック市内のオフィスに直接行くことも可能です。

Namibia WIldlife Resorts Ltd.
http://www.nwr.com.na/

 ↓ウィントフックの予約センター
 Central Reservation Office
 Erkrath Building,Independence Avenue(ZooParkの向かい)


また、現地での情報収集にはケープタウンにあるTourism Boardが一番おすすめ。ごっついパンフも何でももらえて、スタッフも親切。ナミビアに入るとなぜか有料で売られているナミビアの地図(これ、使えます)もただでくれます。場所はBurg Stにあるケープタウンの観光案内所の隣。

Namibia Tourism Board
http://www.namibiatourism.com.na/


■ボツワナ観光局のwebサイト。比較的情報量が多いかと思います。私たちが行ったオカバンゴ・デルタのあるモレミ・ゲーム・リザーブの利用料金などもアップされています。

Tourism of Botswana
http://www.botswana-tourism.gov.bw/


   図鑑としてはよい
図鑑としてはよい
バックパッカーの味方。無料
バックパッカーの
味方。無料
これも使える。無料
これも使える。無料
ケープでならタダ
ケープでならタダ
国境でもらった地図。使えた
国境でもらった
地図。使えた
これもケープにて。読み応えあり
これもケープにて。
読み応えあり
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▼アクセス

これらの地域へ車なしで行こうとすると、ゲートとなる都市までは何とか足を確保できると思います。あとはツアーに乗るか、ヒッチするか。主要都市間は何らかのバスが走っています。

南アフリカ共和国ではInterCape、Translax、Grayhaundという三社が運行(どの会社のwebサイトも見にくかったりしてイマイチ使えず。例えばケープタウン→ウィントフックで7,000円程度とみておけばいいかも)。海岸沿いはBaz Bas(http://www.bazbus.com/)という、バックパッカーズ間をドア・トゥー・ドアで走ってくれるバスもあります。結構高いので(7日間パス850R、14日間パス1,600R)使えるのかどうか不明。

そんなわけで私たちはレンタカーを選択。ケープタウンについてから町にあるレンタカー会社をいくつかまわりました。大手(HertzやAvis、Alamoなど)は値引き交渉にも消極的。最終的に私たちが選んだのはDrive SouthAfricaという会社でした。

Drive SouthAfrica(http://www.drivesouthafrica.co.za/
 Long Street沿い、Long Street Cafe奥

 契約内容:ニッサン・アルメーラクラス(1,600cc、エアコン、CD付き)を31日以上レンタル。
      キロ制限なし
      PAI(Personal Accident Insurance)込み
      CDW(Executive Collision Damage Waiver:衝突) 負担無しZero Excess
      TLW(Theft Liability Waiver:盗難) 負担無しZero Excess
      CrossBorder Fee込み
      VAT(消費税)14%込み
      運転は23歳以上

 以上の内容で通常価格、220R/日→198R/日にしてもらいました。
 実はこの会社Alamo/Nationalから車を卸してもらっているのですがAlamoでとった見積もりよりも安かったです。

 追加で必要な分:南アフリカ共和国を出ている間(ナミビア、ボツワナ)の事故については追加料金が必要 excess3,800R
      ケープタウンで借りてプレトリアで返却するのでOneWayFee 500R
      契約料Contract Fee 20R


最初に支払ったのは32日分のレンタル代(198×32=6336R)のみ。返却後、コントラクトフィー(20R)、ワンウェイフィー(500R)、それと車がとても汚かった(!)ということで掃除代(200Rぐらい)を支払うはずでしたが、のちのちの請求額はコントラクトフィー(20R)とワンウェイフィー(なぜか530Rに)のみ。まいいかと、これ以上問い合わせせずです。もしもの時のために契約時国外事故用のexcess3,800Rと1,000RのFuel Depositをホールドされましたが、結局無事故満タン返ししたので、請求はありませんでした。

担当はCuanという青年。他の大手の会社と比べてもとてもしっかりしていたので、信頼できそうです。カードを扱ったり、保険の話になったり……と重要なことを任さないといけないのでスタッフの人柄も重要かも。また他のレンタル会社では保険内容に差があったり、クロス・ボーダー・フィーが別途かかったり、1日の走行距離制限があったりといろいろタイプがあります。私たちはあれこれ追加になってややこしいのはいやだったので、できるだけ込みのものを選びました。ハッチバックタイプの車(VW ChicoとかTOYOTA Tazz) だともう少し安かったのですが、荷物が丸見えになってしまうので盗難防止には不向きなこと、それから乾燥地帯が多いのでホコリだらけになるのを防ぐためにもエアコン付きがよかったこと、それから長距離ドライブになるのでCDプレイヤーがあった方がいいかな、ということで、アルメーラにしました。ちなみ2WD車だとボツワナの主要道路近くのキャンプ場(メイン道路から数キロがダート)や国立公園へは行けません。でも4WD車を借りるとなると1日500R近くになります……。

道路事情は私たちが訪れた場所に限ってはとても良かったです。南アフリカ共和国は舗装路。ナミビアにはいるとダートも出てきますが乾期であれば道はしまったダートなので特に問題ありません。80キロ程度では走れると思います。ボツワナも主要道路は舗装路。ただし主要路から数キロ離れたキャンプ場に行こうとすると、厳しいダートで2WDでは無理な場所が。結局私たちは路肩のパーキングスペース(これは南ア、ナミビアともによくあります)で車中泊を2泊することに。ガソリンスタンドも同様、南ア、ナミビアに関してはほとんど問題なし。国立公園内にもあるほどです。ボツワナのTrans Kgalagadi Highwayだけ要注意。Ghanzi、Kang、Kanyeくらいしかガソリンスタンドがないので、見つけたら給油です。同じくナミビアからオカバンゴ・デルタ西側を南下してくる道もEtsha6とGumareくらいしかないので要注意。


こちら⇒ 「旅の情報>移動手段>動物王国へ! アフリカ編」
に、他の移動情報も詳しくアップしてあるので見てみてくださいね。


   南アの道
南アの道
ナミビアのダート
ナミビアのダート
ボツワナの道
ボツワナの道
ナミビアで必須?
ナミビアで必須?
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▼キャンプ情報

南部アフリカはキャンプ天国です。国立公園のキャンプ場はどこも必要以上に施設が整っていますし、主要道路沿いには必ずと言っていいほど民間キャンプ場が出てきます。なかには治安面で良くない場所もあるようですが、私たちが利用したところはどこも快適そのものでした。バックパッカー向けのホステル(この一帯ではバックパッカーズと呼んでいます)ではほとんどどこでも庭にテントを張ることができます。シャワーやキッチンなどの施設は使えるので、テントを持って旅すればさらに節約できるでしょう。私たちが泊まったキャンプ場は「旅の情報>泊まった宿>動物王国へ! アフリカ編」も見ていただくことにして、ここでは主な国立公園のキャンプ地についてご紹介します。


■南アフリカ共和国

・アド・エレファント国立公園Addo Elephant National Park
Dairy Conservation Fee(入場料のようなもの。24時間制):ひとり80R
Addo Main Rest Camp:ひと張り100R
施設:各サイトにブラーイ台と電源付き。敷地内には、ホットシャワー、バスタブ、皿洗いスペース、洗濯室、物干し、電気コンロ付きのキッチン(冷蔵庫もあり)


・マウンテン・ゼブラ国立公園Moutain Zebra National Park
Dairy Conservation Fee(入場料のようなもの。24時間制):ひとり60R
Rest Camp:ひと張り105Rを10%の冬季割引で94.5R
施設:各サイトにブラーイ台、電源あり。敷地内には、ホットシャワー、バスタブ、物干し、電気コンロ付きのキッチンあり。



■ナミビア

・ナミブ・ノウクラフト・パークNamib -Naukluft Park
Park usage and entrance fees:ひとり80ナミビアドル(+車が1台につき10ナミビアドル)
Sesriem Camp Site:ひと張り240ナミビアドル
施設:基本的なものはすべてあるはずなのですが、私たちは予約せずいったために「満員」。それでもエントランス・ゲートあたりの広場なら同料金で宿泊可能なので(「Dune45」で朝日を見ようとするとここしかない)トイレだけという設備ながら私たちはここで宿泊。なので本物のSesriem Campを知りません。。。入り口には飲み物やアイスが売っている売店あり。


・エトーシャ国立公園tosha Nationa Park
Park usage and entrance fees:ひとり80ナミビアドル(+車が1台につき10ナミビアドル)

Halali Resort、Okaukuejo Resort、Namutoni Resort:ひと張り240ナミビアドル
施設:各キャンプごとに微妙に違うものの基本的には同じ。ホットシャワー、皿洗い場、ショップ、プール、動物たちが集まる水場があります。Okaukuejoには郵便局(1ヶ月ほどで日本に届きました)とネットカフェ(ラップトップ接続は不可)も。ショップには地図や公園のガイドブックもあるようですが品切れ多し。困ります。水やお酒、簡単な食料は高いですが手に入ります。

エトーシャで一番頭を悩ませられるのが高い利用料金。私たちもできるだけ長く滞在したかったので悩みました。エトーシャの入場料は1泊2日制。何とか節約しようと1泊2日の間に公園外での宿泊をからめてみました。が、結局Okaukuejoに泊まった瞬間に「ココいい!」となってしまいました。Okaukuejoでできるだけ長く楽しむには2連泊した方がいい、という結論に達し(公園外に泊まると夜の水場での楽しみはありませんから)、Okaukuejoで2連泊して公園をあとにしました。時間がなければOkaukuejoにだけ泊まっても十分楽しめます。

 私たちの最初にたてたプラン(1泊2日を3回+日帰り入場)
 8/31 Halali泊
 9/1  公園外泊
 9/2  Okaukuejo泊
 9/3 公園外泊
 9/4 Okaukuejo泊
 9/5 公園外泊
 9/6 公園外泊(この日は日帰り入場)


 私たちが実際泊まったプラン(1泊2日と2泊3日+日帰り入場)
 8/31 Halali泊
 9/1  公園外泊
 9/2  Okaukuejo泊
 9/3 Okaukuejo泊
 9/4 公園外泊(この日は日帰り入場)




■ボツワナ

・モレミ・ゲーム・リザーブMoremi Game Reserve
インナー・オカバンゴ・デルタを楽しむには、各ロッジに出かけるか、ゲーム・リザーブにツアーもしくはレンタルの4WDで入らなければいけません。私たちはロッジのプランを利用しましたが、念のためゲーム・リザーブの利用料を。

Department of Wildlife & National Parks

Park Entry Fee
旅行者料金(大人) 1人120プーラ/日

Camping Fee
旅行者料金(大人) 1人30プーラ/日

Vehicle Fee
外国人料金(大人) 1台50プーラ/日(3,500kgまで)



その他、国立公園近辺にも良いキャンプ場はたくさんあります。
私たちが泊まったキャンプ場の情報は
こちら⇒ 「旅の情報>泊まった宿>動物王国へ! アフリカ編」
にも詳しくアップしてあるので見てみてくださいね。


    南アは看板がある
南アは看板がある
ブッシュキャンプも可
ブッシュキャンプも可
私たちは小さい
私たちは小さい
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▼アクティビティ情報

■南アフリカ共和国
・アド・エレファント国立公園Addo Elephant National Park
公園内をセルフ・ゲームドライブ。一部は舗装されています。キャンプ・サイト近くのオフィスに動物目撃情報を記した看板があるのでそれを参考にするといいかも。私たちの訪れた冬は朝方結構冷え込むので動物の出動も遅めだったよう。それでも、スポッテッド・ハイエナ、ダチョウ、バッファロー、イボイノシシ、クードゥー、シマウマ、そしてたくさんのアフリカ・ゾウを見ることができました。私たちの時はちょっと天気が悪かったですが、朝早くに行くのが一番。ガイドブックなどに書いてある、フンコロガシを見ることができるトレイルは閉鎖中。肉食動物が入ってしまったので再開はもう無理かと。

・マウンテン・ゼブラ国立公園Moutain Zebra National Park
公園内をセルフ・ゲームドライブ。なんと言ってもRooipLaat Loopがおすすめ。まるで円形劇場のような地形にマウンテンゼブラがぽつぽつと。でもここへは緑の時期に行った方が10倍よかったなあーと思います。さらに冬は寒くてシマウマも隠れがち。それでも、ハルテ・ビースト、ヌー、スプリング・ボック、ダチョウ、クードゥーなどに会いました。やはり朝一番と夕方がオススメ。


    こっち見てるね
こっち見てるね
出没情報をチェック
出没情報をチェック
これもこっち見てるね
これもこっち見てるね
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■ナミビア
・ナミブ・ノウクラフト・パークNamib -Naukluft Park
「別に朝日でなくても……」なんて半信半疑で人気の「Dune45」に出かけたのですが、ここは朝でないとダメ!砂丘の片面にだけ陽が当たってまるで異次元の世界のような光景を作り出します。これが日が高くなってしまうとダメなのでぜひぜひSesriem Camp Siteに泊まって「Dune45」の朝を楽しんでください。砂漠の赤も朝が一番。濃さが違います。私たちはそのあとSossusvleiまで行ったのですが、まあ乾期なら水たまりもないのでそれなりかな。とにかく朝!朝をできるだけ長くたっぷり楽しめるように計画した方がいいです。


・エトーシャ国立公園tosha Nationa Park
エトーシャと言えば水場Water Hole、というくらいここの水場はスゴイ!人工的に作られたものも、自然の湧き水のものもあります。何だかんだ言ってOkaukuejoが一番すごかったのでは……とも思うのですが、私たちが印象的だった水場をピックアップしました。
 TweePalms近く:この水場ではないのですが、Fisher'sPanの眺めも良く、のんびり走っているとライオンの家族
 が!全員寝ていましたが初めてのライオンで大興奮しました。
 Tsymcor:Namutoniから行く水場。ここでは大量のゾウに遭遇。
 Goas:夕方キリンの親子が。生まれたてのようで小さかった!シマウマも多し。
 Salvadora:ここはEtosha Panを見渡す絵になる場所。私たちの時は大量のスプリング・ボック。木陰に何かプレ
 デターがいたのかな?何かに一斉に驚いてどこかへ行ってしまいました。あまり大物には会えなかったけど好き
 な場所。
 Nebrownii:私たちの時はとにかくここが熱かった!私たちのガイドブックには載っていないので新しい水場だった
 のかな?とにかくいつでもゾウの家族がいました。それも白いゾウ。メイン道路沿いにあるので、遠くからでも様子
 がわかるのもよかったです。最終日にはライオンの家族も1日中ここで昼寝していました。
 Okondeka:情報ノートでは一番ライオンの目撃率が高かった場所。私たちも、遠かったですがここでライオン一家
 (カブも何匹か)を見ました。何もいないなあと言う日には、ここへ向かう道をライオンが横切ったり……。とにかく
 Okaukuejoから朝一番に出かけるのはまずこのOkondekaにしていました。
 Okaukuejo:動物の多さでは一番?とにかくいつ見ても動物がわんさかいました。そして夜にはライオンの狩り。
 1日しかないならここに陣取るのも悪くないかも。



    朝でないと
朝でないと
こっち見てる
こっち見てる
ちら見してるような
ちら見してるような
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■ボツワナ
・モレミ・ゲーム・リザーブMoremi Game Reserve
オカバンゴ・デルタの楽しみ方は色々ありますが「上から眺めて、モコロに乗って、野生動物を見たい」となるとやはり各ロッジのプランにのるしかないようです。でもどこも本当に高い……。ロンプラでも紹介されているのがGunn'sCamp。私たちもこのキャンプに参加しました。

Gunn's Camp(http://www.gunnscamp.com/)
キャンプ:ひとり1泊32USドル
パークフィー:ひとり1泊20USドル(Moremi Game Reserve)
モコロトリップ:ひとり1日64USドル
セスナフライト:ひとり往復170USドル

セスナで20分ほど飛んだところにGunn'sCampはあります。ここにはロッジもあります。ここで過ごすのもOK。私たちはより自然に近いウィルダネス・キャンプを選びました。ウィルダネス・キャンプに行くにはポーラーという漕ぎ手がガイドも兼ねてモコロという船に乗せて連れて行ってくれます。これが1日64USドル。私たちは2泊3日のウィルダネス・キャンプを選択したのでモコロトリップ代も3日分必要になりました。モコロは移動だけでなく、朝晩のブッシュ・ウォーキングへの足にもなります。キャンプ地からモコロにのって水路を渡り隣の島へ。そこにはキリンがいたり……と素晴らしい体験ができます。そう考えると高くはないな、と思います。これはかなりオススメ。空港前にオフィスがあるのでここで予約・申し込みができます。


・セスナ・フライトだけしたい……という人は、セスナ1機で200USドル程度のよう。4人でシェアしてひとり50USドル。でもセスナなので動物がいても「あーっ!」で終わり。動物もみたいならヘリですね。。

・モコロにだけ乗りたい……という人は安く行けます。保護区外なので動物はいませんが、地元の人の暮らしを見せてもらいながらのモコロ・トリップができるよう。

Eastern Delta モコロトリップ(保護区内とは違って木製モコロです)
1day:1人390プーラ 2day:1人660プーラ 3day:1人870プーラ
キャンピンググッズは全て自前。食料も持参。調理も自分で。
(キャンピンググッズ付き、食事付きも追加料金であります)
送迎、居留区入場料、モコロ代を含む料金です。

http://www.okavangocamp.com/

・安くオカバンゴ・デルタを楽しみたい……という人。西部のEtsha13という場所にある「Gama Lodge & Camping」という場所なら安くウィルダネス・キャンプができるかも、という情報も。オーバーランド・ツアーが利用しているようです。カバを見たとの情報あり。


    本当にきれい
本当にきれい
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▼持っていくと便利なもの

・買った方がいいもの
地図(ミシュラン社のものがやっぱりいい。ケープタウンならStrand.StのParkade1階にある車用品店にありました)、マラリア予防薬(これは下記でご紹介)、虫除け薬(これもマラリア関連コーナーで)、コンセント・アダプタ(南アは特殊形状。コンビニでも変換アダプタが売っているので心配なしです。50円程度)


・あった方が便利なもの、楽しいもの
椅子(キャンプ用の折りたたみ簡易タイプ。あるのと無いのとでは大違いでした。ひとつ300円程度。安い店については下記にてご紹介)、テーブル(プラスティック製の折りたたみタイプ。これもあると重宝します。500円程度)、ランプ類(日暮れまで動物観察をしていることが多いので、暗くなってからごはんを食べたりいろいろできるように。私たちはランタン風懐中電灯を買いました)、ビール(ワインは高いのでおあずけ。ビールは1本100円弱なのでトランクにストック。でも冷蔵庫がないのでいつも「ぬるベサ(ぬるいセルベッサ[スペイン語でビールという意味です]
の略)」でしたが。。。)、膝掛けなど防寒着(朝一番のゲームドライブは意外に冷えます。しかも窓は開けっ放し。上着と膝掛けがあるといいですね)、魔法瓶(これも意外に寒かった南部アフリカの冬で大活躍。150円ぐらいでいしたが大活躍でした)


・私たちが他に持っていったもの
雨具(完全防水。上はゴアテックス使用、下はそれに近い素材)上下、テント(Eureka!の Backcountry:約2キロ)、シュラフ(日本の3シーズン用)、シュラフカバー(透湿性が高いタイプのもの)、マット(空気を入れるタイプのもの。フルサイズ)、キャンプストーブ(MSR WisperLiteInternational)、食器類(鍋1.5リットルひとつ、アルミ鍋セット[皿として使用各1]、スプーン・フォーク各2、コップ[日本からステンレスタイプのものを持参:各1])、ナイフ(VictorinoxCampingタイプ各自)、エマージェンシー・シート、エマージェンシー・ホイッスル、方位磁石、トイレセット(ジップロックに紙とビニール袋、ライター)、懐中電灯(マグライト)、ダックテープ(ガムテープ)、ザックカバー、水筒、防寒着(厚手のインナー、インナータイツ、ダウンジャケット、ダウン状パンツ、手袋、ニットキャップ)、着替え(靴下、Tシャツ)、軍手(Ferreteriaで3ペソぐらい)、手ぬぐい、洗面道具、ビニール袋、日記、ボールペン、常備薬、カメラ用電池のスペア(単3電池各4本) などなど、今回は全荷物です。


    椅子はザンビアでプレゼント
椅子はザンビアでプレゼント
お茶大好き
お茶大好き
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・私たちの普段の食生活
朝食:オートミール、粉ミルク、砂糖、紅茶
   朝早いゲームドライブの時は食パンにピーナッツバター(YumYumがうまい)とシロップで

昼食:ツナorゆで卵とトマトのサンドイッチ、紅茶
   たまにフィッシュ&チップスなどを買い食い

おやつ:アメ、ポテトチップス(眠気予防なのでメキシカン・チリとか。Pick'nPayオリジナルのナチョスが一番おいしかったです)、たまにバナナ

夕食:パスタ(普通の麺)、パスタソース(トマトとオニオンを煮込んだソース缶)、ツナ缶またはボロニアソーセージ(Polony)、野菜(タマネギ、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワーなど手に入ったもの)
または、カレーごはん(ごはんにタマネギやニンジンなどの野菜とツナ缶丸ごと、それにカレー粉、スープの素としょう油少々を入れて炊いたもの)、またはラーメン(野菜とボロニアソーセージなど)を日替わりで


南アフリカ共和国、ナミビア、ボツワナに関しては、高いですがほぼ先進国と同じものが買えます。スーパーもチェーン店化されているので便利。ただし物価は日本より少し安い程度。

南アフリカ共和国:Pick'nPayというチェーン店が便利。だいたいの町にあります。ナミビア、ウィントフックにも。
ナミビア:Suparがチェーン店化されていてどこにでもあります。OKFoodsという店も便利。
ボツワナ:ShopriteかSparが便利。


    食料山盛りの車
食料山盛りの車
ピックン・パイ
ピックン・パイ
アフリカ旅行の友
アフリカ旅行の友
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▼私たちの日程

8/18 ケープタウン発 買いだし ケープタウン郊外泊
8/19 西へ移動 ウィルダネス泊
8/20 西へ移動 アド・エレファント国立公園泊
8/21 アド・エレファント国立公園 ポート・エリザベス泊
8/22 マウンテン・ゼブラ国立公園泊
8/23 マウンテン・ゼブラ国立公園 クラドック泊
8/24 北へ移動 アピントン泊
8/25 ナミビア入り キバーツリーの森泊
8/26 ナミブ砂漠へ セスリウム泊
8/27 ナミブ砂漠 ナミブ砂漠近く泊
8/28 移動 ウィントフック泊
8/29 移動 オチワロンゴ泊
8/30 移動 エトーシャ国立公園手前
8/31 エトーシャ国立公園 HalaliResort泊
9/1 エトーシャ国立公園 Okaukuejoゲート外泊
9/2 エトーシャ国立公園 Okaukuejo泊
9/3 エトーシャ国立公園 Okaukuejo泊
9/4 エトーシャ国立公園 Okaukuejoゲート外泊
9/5 移動 ルンドゥ泊
9/6 カプリビ・ストリップ移動 カティマ・ムリロ泊
9/7 ザンビア リビングストン泊
9/8 ビクトリアの滝 リビングストン泊
9/9 カティマ・ムリロへ戻る カティマ・ムリロ泊
9/10 移動 ボツワナ マウン手前車中泊
9/11 オカバンゴ・デルタ 旅行会社巡り マウン泊
9/12 出発待ち マウン泊
9/13 インナー・オカバンゴ・デルタ ガンズ・キャンプ泊
9/14 インナー・オカバンゴ・デルタ ガンズ・キャンプ泊
9/15 インナー・オカバンゴ・デルタ マウン泊
9/16 南へ移動 カン手前車中泊
9/17 移動 南アフリカ共和国 ジーラスト泊
9/18 プレトリア着 プレトリア泊
9/19 レンタカー返却(総走行距離8,864キロ)


   カプリビ・ストリップにて
カプリビ・ストリップにて
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▼キャンプ生活についての覚え書き

水:地下から汲み上げているせいでしょうか、意外に「飲めるよ」といわれる場所が多かったです。私たちは飲めるという水は飲んでいるのですが、そのまま飲んでも全く問題なしでした。ただし、エトーシャだけは別。「飲めるけど買った方が良い」と言われましたがその通り。しょっぱくて飲めたものではありませんでした。

虫:アフリカ旅行で心配になるのが病気。ハマダラ蚊を媒介してうつるマラリアを始め、ツェツェバエ(Tsetse Fly)による眠り病(青くて少し大きいハエです。咬まれないように要注意!)、湖などで感染するビルハルツ住血虫(虫を少し大きくしてから退治する薬がマラウィにあるらしい)、腸チフス(これはチリで予防接種をしました)、コレラ、赤痢などなど。

ここでは特に心配なマラリアについて、私たちがとった対策をご紹介します。

マラリアという病気については厚生省やWHOなどのWebページで詳しい最新情報が手にはいると思いますのでここでは割愛します。マラリアを予防するには、予防薬を飲むのが一番だと思います。要らない、という話も聞きますが、私たちの結論は「飲んだ方がいい」です(2005.12現在ふたりとも発症していません)。特に私たちのように、キャンプ生活が続くと自然に蚊にも刺されます。虫除けをするにも限界があるので、ここはやはり予防薬を飲むのが一番でしょう。ただ、予防薬を飲んでいても5回刺されただけで発病した、と言う人もいるので油断はできません。予防薬を飲み、虫除けをしっかりし、もしもの時に備えてすぐ行ける病院を控えておくことと血液検査用に注射針を持っておくといいようです(HIV感染予防のため)。治療薬を持ち歩くと良い、という話もありますが、マラリアにも色んな種類があるので自己診断は危険とのこと(スタンバイ治療もしかり)。できる限り予防するのが一番かと思います。

現在アフリカではクロロキンに耐性のある蚊がほとんどだと言われていて、クロロキンchloroquineは予防薬としてその効果は期待できないようです。その他の予防薬は一長一短のようです。

メフロキンmefloquine:一般的ですが耐性もある蚊が出てきているよう。副作用も頭痛・吐き気・めまい・不安感・鮮明な夢など精神的に参るようでちょっと恐いですね。これは週1錠。私たちが相談したケープタウンのクリニックでは標高2,500メートル以上にあがるのであれば(もしくはダイビングをするなら)、この薬は勧められないと言われました。商品名はLariam(ラリアン)が多いようです。

アトバコン/プログアニルatovaquone/proguanil:この合剤はあまり薬局では見かけませんでした。副作用は吐き気や腹痛。これを飲んでいる人には会いませんでした。

ドキシサイクリンdoxycycline:クリニックで勧められたのがこれ。1日1錠毎日飲まなくてはいけません。吐き気などの副作用に加えてこの薬は、女性特有の病気(カンジタ症)を引き起こしやすかったり、紫外線に皮膚が過剰反応してしまうそうです。ただ、この薬は高地登山をしても問題なし、耐性のある蚊も今のところいないようです。私たちはクリニックで勧められこの薬をチョイス。副作用かどうかわかりませんが、淳ちゃんがこの薬を飲み始めてからコンタクトをつけるのがしんどくなったようで、メガネでいることが多いです。

虫除けは効果を期待するならDEETと言う成分が入っているものがいいようです。40%含有などはかなりきついよう(ちなみにアメリカ軍は75%とからしい)。肌は荒れますが効き目はあるようです。マラリア地帯に入ると虫除けグッズはどこでも手に入りますが、念のため買い揃えておくといいと思います。日没後数時間が特に要注意です。テントにも防虫剤をふりたかったのですが、この時期そんなに心配しなくても良いと言われてやめました(テントに染み込ませる洗剤のようなものが売っていました)。


私たちが相談したトラベル・クリニック
SAA-NETCARE TRAVEL CLINICS(PTY)LTD(http://www.travelclinic.co.za/
(ヨハネスブルグ、プレトリア、ケープタウン、ダーバン、ナイズナ、ポートエリザベスにあります)
11thFloor Picbel Parkade,58Strand Street,CapeTown

購入したのはDoxycycline 100MG Tablets(14タブレット×3シート×6箱)
327.6R(うち診療分として175R取られていました)


   安心の看板
安心の看板
4ヶ月飲むことに
4ヶ月飲むことに
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▼追加情報

・アウトドアグッズを買い足すなら

南アフリカ共和国/ケープタウン:
「Makro」(セントラルからN7で北東に行ったMontagueGardensにあり。Montague通り沿い)すべてパッケージ単位で売っている激安店。まとめ買いにはオススメ。食料品、日用品以外は1個単位で購入可能。私たちもここでキャンプグッズなどを買いました。ビジターは仮登録をすればいいようです。

「Game」(ケープタウン駅構内)これもホームセンターのようなチェーン店。



ナミビア/ウィントフック:
「Game」(Bismarck通り)。安物ですがアウトドアグッズが手に入ります。

「CYMOT」(MIDASというカー用品店と併設が多いよう、&Mandume Ndemufayo Ave.)他にもスワコップムンド、ウォルビスベイなどにチェーン展開しているようです。GreenSportというオリジナルブランドも展開。まあまあの質のアウトドアグッズが手に入ります。ケープタウンより品揃えがよかったような。CYMOTの向かいにあるショッピングセンター(WerhilParkShoppingCentre)にはPick'nPayがありけっこうこのエリアで用が済みます。


   ナミビアのGame
ナミビアのGame
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・インターネットは
正直厳しかったです。1ヶ月の間でラップトップ接続できたのはポートエリザベスとザンビアのリビングストンのみ。ポートエリザベスはKingsBeech通り沿いにある「Spar」やガソリンスタンドが一緒になったショッピングモール内に「AfricanAxxess(http://www.axxess.web.za/)」というネットカフェがあります。15分5ランド、30分10ランド、1時間15ランド。ラップトップ専用台があります。リビングストンはメインストリートのハングリーライオンの近くに「MoBuisiness」というネット屋さんがあってここでつなげました。ただし激遅!1時間12,000クアチャでした。それ以外の場所では、接続を断られたり不可能だったりでした。





※私たちの詳しい旅の様子は
「旅の日記>PART43 アフリカゾウの楽園へ 〜南アフリカ アド・エレファント国立公園」
「旅の日記>PART44 白い大地に残された「野生の王国」 〜ナミビア エトーシャ国立公園」
「旅の日記>PART45 ゾウがキャンプにやってきた 〜ボツワナ オカバンゴ・デルタ」
でも見ることができます。


写真はこちらから見ることができます。
「旅の写真>PART43  南アフリカ共和国 アド・エレファント国立公園 マウンテンゼブラ国立公園」
「旅の写真>PART44  ナミビア エトーシャ国立公園」
「旅の写真>PART45  ボツワナ オカバンゴ・デルタ」






[19]赤道直下の氷河 ケニア山登山
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