[19] 赤道直下の氷河 ケニア山登山
▼遊びかた
赤道直下の氷河を有するケニア山。一帯はマウント・ケニア国立公園Mt.Kenya National Parkに指定されています。氷河好きな私たちは、この赤道直下の氷河目指してケニア山に登ってみることにしました。ケニア山登山者の多くは、ガイド付きポーター付きの登山。ですが、キリマンジャロ山やルウェンゾリ山と違ってケニア山はガイド付き登山を義務づけられていません(ただし、単独での入山は禁止されています)。ガイド付きの登山があまり好きではない私たちにとってはそれもありがたい話。結果的にトラブルもあったのでガイド付きの方がよかったか……とも思いましたが、私たちは満足しています。そんなケニア山登山についてご紹介します。
ケニア山は標高5,199m。火山です。かつては6,000mを越えていたそうですが、現在は主峰バチアンBatianを中心に尖塔状の険しい様相を見せています。主峰バチアン、ネリオンNelion(5,188m)に登るのには高度なロッククライミングの技術が必要なのだそう。パーミットも特殊なもののようです。一般登山者に許されているのはレナナ峰Point Lanana(4,985m)までです。
赤道直下に展開する氷河はいくつかあります。一番大きいのはバチアン、ネリオンとレナナ峰の間にあるルイス氷河Lewis Glacier。その他にもバチアン、ネリオンの真下にあるダイアモンド氷河Daiamond Glacier、ダーウィン氷河Darwin Glacier、バチアン、ネリオンの左にある比較的大きなチンダル氷河Tyndall Glacierなどなど11の氷河があるそうです。氷河を見に行くだけで1日使えそうなので、私たちはそんな行程を組めば良かったなと思いました。
一番気になるのがベストシーズン。ケニアの気候は、3月〜5月の雨期のあと6月〜8月の冷涼期をへて、9月〜11月の少雨期。そして少雨期の終わる12月〜2月までが最も暑い時期となるそうです。ケニア山登山のベストシーズンは1月〜2月と8月下旬〜9月。この時期以外は雨に降られることが多いのでロンプラではオススメされていません。日の出から10時過ぎまではだいたい快晴。お昼にはだいたい曇ってしまい雨が降り出すのがこの時期の天候のよう。ですが頂上付近では、シーズン中でも天候が崩れることがあるので油断は禁物です。
パーミットは不要。国立公園の入場料が1日15USドルかかります。24時間制になります。学生割引が以前あったのですが、現在は学生の団体でないと割引は適用されないそうです。
私たちが参考にした本はロンプラのトレッキング東アフリカ版。トレッキングシリーズはゲートイン都市までの交通手段、宿泊情報なども網羅されているのでとても便利。日本のガイドブックには載っていないキャンプ場なども多く掲載されています。トレッキングメインならばこの本だけでもいけるかも。ケニアの他、タンザニア、ウガンダもあります。
lonely planet 『Trekkinng in East Africa』
[Tanzania]
Kilimanjaro
Mt Meru
The Crater Highlands
Mt Hanang
Usambara Mountains
Udzungwa Mountaions
[Kanya]
Short Treks Near Nairobi
Mt Kanya
Loroghi Hills
Mt Elgon
Cherangani Hills
Aberdare Range
Loita Hills&Plains
Mathews Range
[Uganda]
Rwenzori Mountains
Mt Elgon
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レナナ峰へ |
ほぼレナナ峰ピーク より |
ルイス氷河前 |
ロンプラ |
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▼アクセス
各ルートについては「アクティビティ情報」の欄でご紹介しています。
(1)Sirimon Route
基点となる町はナニュキ。ナイロビからマタトゥで約300ケニアシリング、約3時間。そこからシリモン・ゲートSirimon Gateまで車を手配してもいいし、マタトゥで行くこともできます。マタトゥならシリモン・ジャンクションSirimon Junctionまで約30ケニアシリング、16キロ。シリモン・ジャンクションからシリモン・ゲートまでは9キロ。シリモン・ゲートの標高が2,400m(2,600m説もあり)なので慎重に高度馴化するならこの行程もあり。日程短縮のためにはナニュキから車がベスト。私たちが声を掛けられた会社は1台20USドルでした(Mt.Kanya Mountaineering Information Office。Nanyuki Riveeside Hotelの中にあります。)
(2)Naro Moru Route
基点となる町はナニュキの南ナロ・モルという小さな町。ここからkiambuthiaという集落へ行くマタトゥに乗ると(60ケニアシリングくらい)、3キロほどでナロ・モル・ゲートNaro Moru Gateに着きます。ここからメッツ・ステーションMet Stationまで10キロです。もしくはナロ・モルから7キロ先のユースホステルMt Kanya Youth Hostelまでマタトゥで行き(35ケニアシリング)そこからメッツ・ステーションまで歩くと21キロになります。
時間を節約する場合は、ナイロビから送迎を頼むか(Let's Go Travel
http://www.latsgosafari.com/)、ナロ・モルにあるNaro Moru River LodgeまたはMountain Rock Lodgeと良いようです(片道で1台70USドルくらいだと聞いたことがあります)。またマタトゥをチャーターすることも可能ななよう。ナロ・モル→ナロ・モル・ゲート(15〜25USドル)、ナロ・モル→メッツ・ステーション(30〜50USドル)が相場のようです。
ナロ・モル・ルートを帰路にする場合、メッツ・ステーションからスタッフの携帯で車を呼んでもらうことができます。が、ぼってくるのは当然。。メッツ・ステーション→ナロ・モル(7,000ケニアシリング)、ナロ・モル・ゲート→ナロ・モル(3,000ケニアシリング)と言われました。ちなみに電話代も200ケニアシリングの請求!高いッス。
ナイロビへのマタトゥはナニュキ発ですでに満員のことが多いそう。なのでいったんナニュキまで行った方がいいようです(40ケニアシリング、20分)。
(3)Chogoria Route
公共交通機関での移動についてはわかりません。チョゴリア・タウンChogoria Townからオールド・パーク・ゲートOld Park Gateまでの送迎が、片道で乾期63USドル雨期72USドルだそうです(Ice Cave Moutain Expeditions TransitMotelの中にあるそうです)
こちら⇒
「旅の情報>移動手段>動物王国へ! アフリカ編」
にも移動の情報を詳しくアップしてあるので見てみてくださいね。
▼キャンプ情報
ケニア山は山小屋が多いのでラクです。
(1)Sirimon Route
Shirimon Bandas シリモン・ゲートそば。10〜11月、3〜5月は40USドル、12〜2月、7〜9月は70USドルと高いけれどすべて揃っているので快適。隣にはキャンピングサイトも。ひと張りひとり8USドル。標高は2,400メートル(2,600メートル説もあり)
Old Moses Camp ベッドとマットレス、調理スペース、トイレ。ひとり400ケニアシリングとテントを張るよりお得。標高3,300メートル。管理人がひとり。
Shipton's Camp ベッドとマットレス、調理スペース、トイレ。ひとり500ケニアシリングだからこれもキャンプよりお得。標高4,300メートル。管理人あり。
(2)Naro Moru Route
Warden's Cottage Naro Moru GateにあるBanda。SirimonBandaと同じ料金体系のよう。
Met Station ロッジ利用は9USドルという話。標高3,050メートル。ちょっとじめっとした印象。管理人あり。
Mackinder's Camp ベッドとマットレス、調理スペース、トイレ。ひとり700ケニアシリング。隣でキャンプも可。管理人ひとり。標高4,300メートル。
Austrian Hut 標高約4,700メートル。無人なのでゲートで利用料を払い鍵をもらう必要があるみたい。外からみたところベッドとマットレスもあり。ひとり8USドル。
(3)Chogoria Route
このルートは基本的にキャンプになるよう。ひとり8USドル。
Parklands Campsite、Chogiria Roadhead、Minto's Hut
があるようです。
これらの山小屋はシーズン中はあふれかえるそう。ナイロビの旅行会社でも予約できるそうです。Let's Go Travel (
http://www.latsgosafari.com/)
私たちが泊まったキャンプ場の情報は
こちら⇒
「旅の情報>泊まった宿>動物王国へ! アフリカ編」
にも詳しくアップしてあるので見てみてくださいね。
▼アクティビティ情報
代表的なトレイルはこの3本。
(1)Sirimon Route
ナニュキを基点に北側斜面からアプローチするルート。こちら側の方が雨が降りにくいらしく、特に雨期の登山にはオススメルート。何組か他のグループにもあいました。登山道もナロ・モル・ルートに比べるとぐちゃぐちゃ度がましかも。ただしケニア山の裏面からアプローチしているので、ナロ・モル・ルートに比べるとダイナミックさに欠けるかも。
一般的なルートは
1日目:送迎車にてSirion Gateへ→Old Moses Camp
2日目:Old Moses Camp → Sipton's Camp
3日目:早朝3時発 → レナナ峰アタック →下山
4日目:Sipton's Camp → Old Moses CampまたはSirimon Gate
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ゲート前 |
Old Mosesへ |
Old Moses Camp発 |
Sipton's Campへ |
レナナ峰アタック |
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(2)Naro Moru Route
一番メジャーなルートだけあってMackinder's Campから先の眺めは素晴らしい!と言っても、ほとんどの人がレナナ峰での日の出を見るためにこのあたりは真っ暗か。。季節がよければ断然この西側から登るルートをオススメします。ただし3,300〜3,400メートル地点の湿地帯はかなりイライラする感じ。ロンプラにもあったのですが、オーストリアン・ハットで1泊した方が個人的にもいいのではと思います。
一般的なルートは
1日目:送迎車にてNaro Moru Gateまで→Met Station
2日目:Met Station → Mackinder's Camp
3日目:早朝3時発 →レナナ峰アタック → Mackinder's Camp(泊)または
Met Station(送迎)
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あっという間に この天気 |
Mackinder'sの ハイラックス。長毛 |
ケニア山正面 の雰囲気 |
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(3)Chogoria Route
豪快な景色を楽しむなら東側からアプローチするこのルート。TheTempleと呼ばれるエリアが一番きれいです。私たちが会ったグループも片道このルートを採用している人が多かったです。
一般的なルートは
1日目:送迎車または徒歩にてOld Park Gate
2日目:Old Park Gate → Hall Tarns
3日目:Hall Tar → レナナ峰アタック → Old Park Gateまで
この3つのルートを繋ぐようにサミット・サーキットというバチアン、ネリオン、レナナ峰をぐるりとまわるようなトレイルがあります。3つのルートを組み合わせる場合、このサミット・サーキットを使います。
私たちは、雨が少ないと言われたシリモン・ルートで登り、そのまま荷物を担いでレナナ峰に登頂。そのままナロ・モル・ルート側に下っていく予定でしたが、下山ルートが見つからず、登山道を戻りサミット・サーキットを使ってオーストリアン・ハットにたどり着きました(途中、道を間違えたので1泊野宿)。
途中出会ったグループで一番多かったのが、シリモン・ルートで登りチョゴリア・ルートで下山する人たちでした。レナナ峰アタックの日はSipton's Campに荷物を置いて、レナナ峰→Austrian Hut→サミット・サーキット時計回り→Sipton's Camp、と1日を過ごし、翌日Sipton's Campからチョゴリア・ルートへ入っていきました。町までの足が確保されているならこれもいいかも。
歩いてみて思ったのは、ただレナナ峰アタックだけしてしまうにはもったいないな、ということ。ルイス氷河はもちろんなのですが、チンダル氷河、ダーウィン氷河のふもとへも歩いていけるので(American Campというのがあります)、氷河好きな私たちとしてはサミット・サーキットを1日歩くよりこういった氷河観察に1日割けば良かったかなと思いました。これも季節が良くないと厳しいかも。
ガイドやポーターを雇う場合
Mountain Club of Kanya(
http://www.mountkenya.org/)で頼むと、1日650〜750ケニアシリング(1日50ケニアシリングの公園利用料と移動交通費、チップは別)程度のよう。
他のホテルなどで頼むとガイド1日1,200ケニアシリング、ポーター1日1,000ケニアシリング程度(公園利用料を含む)のようです。ナニュキやナロ・モルではたくさん声を掛けられます。しっかりしたガイドを頼むのはなかなか難しそう。地元のホテルに頼むのが一番かもしれません。ポーターは自分の荷物も入れて16キロしか持ってくれないそう。またザックはクライアントのものを背負い自分の荷物をくくりつけるので、体臭などがザックに移ってしまうのが厳しい人はザックのチョイスも考えた方がベター。
▼持っていくと便利なもの
・買った方がいいもの
地図(あまりいいものがありません。これはロンプラでもオススメされていたもの。5万分の1。Mark Savagee,Andrew WielochowskiのMt Kenyaという地図です。町の大きな本屋でんで550ケニアシリング)、生分解できる洗剤(川を汚さないために!洗剤不要になればもっといい)
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ないよりはまし |
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・あった方が便利なもの、楽しいもの
スパッツ(湿地帯が多くかなりドロドロになります)
・私たちが他に持っていったもの
雨具(完全防水。上はゴアテックス使用、下はそれに近い素材)上下、テント(Eureka!の Backcountry:約2キロ)、シュラフ(日本の3シーズン用)、シュラフカバー(透湿性が高いタイプのもの)、マット(空気を入れるタイプのもの。フルサイズ)、ウレタンマット(エアマットの空気が抜けるようになってきたので2枚重ねにするため)、キャンプストーブ(MSR WisperLiteInternational)、食器類(鍋1.5リットルひとつ、アルミ鍋セット[皿として使用各1]、スプーン・フォーク各2、コップ[日本からステンレスタイプのものを持参:各1])、ナイフ(VictorinoxCampingタイプ各自)、エマージェンシー・シート、エマージェンシー・ホイッスル、方位磁石、トイレセット(ジップロックに紙とビニール袋、ライター)、懐中電灯(マグライト)、ダックテープ(ガムテープ)、ザックカバー、水筒、防寒着(厚手のインナー、インナータイツ、ダウンジャケット、ダウン状パンツ、手袋、ニットキャップ)、着替え(靴下、Tシャツ)、軍手(Ferreteriaで3ペソぐらい)、手ぬぐい、洗面道具、ビニール袋、日記、ボールペン、常備薬、カメラ用電池のスペア(単3電池各4本)
★ガソリンについて……私たちが持っているのはMSR650mlのタンク。だいたい満タンで3日間くらい(毎日朝1リットルのお湯、夜1.5リットル分のお湯+パスタ茹で用に3分使用)持ちます。ガソリンスタンドはホントどこの町でもありますし、ホワイトガソリンもどこでも売っています。スペアのガソリンの持ち運びについては諸説あるのでここでは触れません。
・私たちが持っていった食料(6泊7日[予備分も含む])
朝食:オートミール7食分、粉ミルク(3.5リットル分)、砂糖、紅茶
昼食:ジャムの挟まったソフトタイプのミニケーキ2個+スニッカーズを4日分、クッキーを4本(残り2日分)
夕食:パスタ(5分タイプ)を、ひとり1食100グラム。今回は7食分なので1,400グラム、パスタソース(粉末タイプ)、サラミ100g(12枚)、乾燥野菜、クラッカー2本
おやつ:あめ2袋、チョコレート3枚、クッキー2本
※スーパーは大手チェーン店のNakumatが品揃えも豊富で便利です。
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必需品 |
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▼私たちの日程
2005.11.04 10時過ぎナイロビ発。マタトゥでナニュキまで。Nanyuki River Lodge泊。
2005.11.05 7時宿を出る。マタトゥでシリモン・ジャンクションまで。8時30分ウォーキング・スタート。大雨に降られながらも12時過ぎシリモン・ゲート着。午後は雨がひどいのでテントの中で待機。
2005.11.06 7時過ぎスタート。天気はどんどん良くなり快晴。順調に進み12時過ぎオールド・モセス・キャンプ着。午後は昨日の濡れたものを乾かしたりしてのんびり過ごす。
2005.11.07 6時30分スタートのはずがストーブが故障し遅れる。7時過ぎスタート。しばらく快晴のもと順調に進むが、10時ごろから雲が出始め霧に包まれる。12時、マッキンダー谷を見下ろすポイント着。昼食。ふたたび歩き始める。シプトンズ・キャンプ着は17時前。
2005.11.08 5時から歩き始めるつもりがなかなか明るくならず。6時スタート。9時過ぎハリス・ターン着。ポイント・レナナには10時30分到達。そのまま南西斜面に下りるはずがトレイル見つからず。しかたがないので元来た道を戻る。天候は下り坂なもののハリス・ターンからサミット・サーキットへ入りオーストリアン・ハットを目指すことに。途中トゥース峠から道を間違え斜面を下ってしまう。この日はここで野宿。
2005.11.09 7時過ぎ昨日下りてしまった斜面を登る。10時過ぎオーストリアン・ハット。そのままナロ・モル・ルートでマッキンダーズ・キャンプまで下山。
2005.11.10 6時30分マッキンダーズ・キャンプ発。メッツ・ステーション12時過ぎ着。そこで送迎を頼むが交渉決裂。ゲートまで歩くことに。15時ゲート着。そのまま通りがかったマタトゥに乗りナロ・モルまで。ナロ・モルからマタトゥを乗り換えナニュキに戻る。
2005.11.11 朝ナニュキからナイロビまでマタトゥにて戻る
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ストーブ修理中 |
緊急事態 |
右手後方の斜面向 こうがAustrian Hut |
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▼トレッキングについての覚え書き
水:標高3,000メートルほどまであがると煮沸なしでそのまま飲めます。3,000メートル付近から4,000メートル付近のトレイルは小さな川が多いのですが、頂上付近はまたもや川がないので水の用意が必要です。
リバークロッシング:ナロ・モル・ルートに関しては橋があるので問題なし。シリモン・ルート状ではLiki North川などで雨のあとは水量が増して少し渡るのに苦労するかも。
虫:いませんでした。メッツ・ステーションあたりにいるのかも。
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直飲み |
岩がすべる |
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その他:サミット・サーキットについて
前述したようにサミット・サーキットのうち、Austrian Hutから先時計回りにシリモン・ルートとの合流点まではかなり多くの人があるいているようです。ただし、私たちが歩いたシリモン・ルートとの合流点から時計回りにAustrian Hutまでは、あまり多くの人が歩いていないようです。私たちが道を間違えたのは、Tooth Colから。天候がよければ斜面づたいに左手を見ると、標識が見えたのかもしれません。トレイルも見えたかも。ですが天候が悪く何も見えなかったので、ついつい斜面を下ってしまいました。要注意です。基本的にはケルンもあるので迷うことはないと思います。
もうひとつわからなかったのがレナナ峰頂上からAustrian Hutまでへのトレイル。西斜面を一部氷河の上も歩いて下りるようですが、雪のせいでトレイルがまったく見つからず。ここは適当に歩くと危険なので私たちは登ってきたシリモン・ルートを下りました。ここは確かにガイドがいないと歩けなかったかも。
高山病対策の薬は南米で使用したものをそのまま持参。
淳二は頭痛、千尋は胃の膨満感、といつも出る症状がやはり出たので薬を使用しました。
南米編でご紹介していたもの。Paracetamolはここケニアでも格安で売っていました。
高度障害用の薬(私たちが高度障害用に準備した薬をご紹介します)
1.Paracetamolという成分を使った鎮痛薬 ←頭痛などに使えます。胃に優しいと言われているイブプロフェンを使った鎮痛薬でも高度障害で弱った胃にはかなりダメージを与えるらしく、Paracetamolという成分を使った薬なら空腹時に飲んでも大丈夫なほど胃に優しいと聞きました。300mgと500mg含有があるよう。私たちはチリ、アルゼンチンでも見かけた大型ドラッグストアのチェーン店「boticas Fasa」オリジナルの薬「Parcol Capsulas 300mg」を買いました。10錠で6ソル(約210円)ほど。他にはカフェイン35mg、Clorfenamina Maleato 2mg。未確認ですが、一般の風邪薬では逆に症状が悪化してしまうデング熱にも、この薬なら解熱の効果は果たせるとのこと。
2.胃の膨満感を解消する薬 ←膨満感を甘く見ると大変です。トレッキングの続行不可能になります。ということで私たちが用意していたのはPancreatina(170mg),Dimetilpolisiloxano(80mg)を含んだ薬。「Pankreoflat」という薬です。胃の消化剤も用意しようとしましたが必要ないというアドバイスをもらったので購入せず。6錠入りで5.46ソル(約191円)
▼追加情報
・アウトドアグッズを買い足すなら
ないです。いくつかアウトドア店が紹介されていましたがほとんど使えず。どこか他の場所で買ってから来るべしです。
Atul's (Biashara St.) 布地屋さん?と見間違うような店内。一応キャンピンググッズのレンタルをしてくれるらしい。
X-tream Outdoors(1st Floor,Yaya Centre) ポンチョを購入。登山用靴下も欲しかったのですが置いてなかったです。シュラフなども一応販売。
・インターネットは
ナイロビのインターネットは厳しいです。ラップトップをつなげられるところがあってもめちゃくちゃ遅い。。私たちは中心街ではヒルトンの前のビルにあるネットカフェ(1分1ケニアシリング)と、YAYAセンターにあるネットカフェ(1分4ケニアシリング)でつなぎました。
※私たちの詳しい旅の様子は
「旅の日記>PART47 赤道直下の氷河を見に行こう 〜ケニア マウント・ケニア国立公園その1」
「旅の日記>PART48 あわや遭難かと思いました 〜ケニア マウント・ケニア国立公園その2」
でも見ることができます。
写真はこちらから見ることができます。
「旅の写真>PART47 ケニア マウント・ケニア国立公園 その1(シリモン・ルート)」
「旅の写真>PART48 ケニア マウント・ケニア国立公園 その2(レナナ峰、ナロ・モル・ルート)」