[11] パタゴニアトレッキング ロス・グラシアレス国立公園編
▼遊びかた
アルゼンチン南部に位置するロス・グラシアレス国立公園Parque Nacional Los Glaciares(パルケ・ナシオナル・ロス・グラシアレス)。カラファテから出かける世界遺産のペリト・モレノ氷河など多くの氷河と、エル・チャルテンから出かけるフィッツ・ロイ&その周辺の山々が見どころ。トレッキングをするならカラファテから220キロ離れたエル・チャルテンから。カラファテに荷物を置いて2泊3日などのスケジュールで出かけることもできますが、できればチャルテンに拠点を置いて、天気を見ながら歩くのがオススメです。
エル・チャルテンエリアのパーミットは不要。入場料もなし。(ただしCampamaneto PoincenotとCampamaneto De Agostiniでの宿泊は7泊までに制限されています)
ペリト・モレノ氷河を見に行くには30ペソの入場料が必要です。
私たちが参考にした本はロンプラのパタゴニア版。以降、ロンプラとご紹介するものはすべてこの本を指しています。
lonely planet 『Trekkinng in the PATAGONIAN ANDES』
詳しい地図はチャルテン村のホームページを見ると便利です。
こちら ⇒
http://www.elchalten.com/
[maps→Most popular Trekking RoutやSatellite Imageがわかりやすいです]
アルゼンチンの国立公園管理事務所
APN(Asministracio'n de Parques Nacionales)
http://www.parquesnacionales.gov.ar/
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ペリト・モレノの ゲート職員もマテ |
フィッツ・ロイ様 |
エル・チャルテン エリア入り口 |
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▼アクセス
・玄関口カラファテへはリオ・ガジェゴス(バリローチェやウシュアイアからの乗り継ぎ地点)からや、チリのプエルト・ナタレスからバスが走っています。ブエノス・アイレスやウシュアイアから飛行機を使っても1万円程度とのこと。
・ペリト・モレノ氷河へはカラファテからツアー利用が一般的。1日1本バスも走っているそうですが、朝のバスに乗って帰りのバスまで10時間ほど現地で過ごさないといけないそうなのでイマイチ利用価値なし。近くのウプサラ氷河も同じくツアー利用が一般的のようです。
・エル・チャルテンへはカラファテからバスが頻繁に出ています。朝便・昼便・夜便など1日数本は確実にあります。宿泊と組み合わせたもの、往復割引のものなどカラファテのバスターミナルに行くと色々なプランがあるので自分にあったものを。
・エル・チャルテンから各トレイルヘッドへは看板が出ているので迷うことなし。エル・チャルテンがトレイルヘッドのようなものです。
こちら⇒
「旅の情報>移動手段>パタゴニアからスタート!南米編」
にも詳しいバスの情報をアップしてあるので見てみてくださいね。
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ポインセノット方面のトレイルヘッド。 右手がCampamento Madsen |
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▼キャンプ情報
・テントが張れるのはエル・チャルテンエリア。村内には無料のキャンプ場が2箇所あります。ビジターセンターのそばにあるCampamento Confluenciaと、Poincenotへ向かうトレイル入り口にあるCampamento Madsenのふたつ。どちらもトイレと水場にゴミ箱がある程度。Madsenの方が人気のようでしたが、Confluenciaからはいつもフィッツ・ロイが拝めるそう。私たちはチャルテン内ではレフヒオという宿に泊まっていました。
・国立公園内のキャンプ場はシーズン中混雑ぎみ。キャンプ場利用は無料ですが簡易トイレが設置してあります。Poincenot近くにクライマー専用のRi'oBlancoというキャンプ場もありますが、ルールを尊重してトレッカーは泊まらない方がベター。LagunaCapliものんびりできる場所です。
・有料キャンプ場はPiedra del FraileのRefugio Los Troncosと道路R23沿いにあるBonanzaという場所。どちらも良いポイントにあります。
私たちが泊まったキャンプ場の情報は
こちら⇒
「旅の情報>泊まった宿>パタゴニアからスタート!南米編」
にも詳しく情報をアップしてあるので見てみてくださいね。
▼アクティビティ情報
・ペリト・モレノ氷河ツアー
Mundo Austral社。藤旅館を9時前後発17時頃戻り。現地で約4時間(船に乗る場合は1時間+3時間散策になります)。藤旅館で申し込むと60ペソを1割引の54ペソにしてもらえます。英語とスペイン語のガイド付き。
・ロンプラで紹介されていたモデルコースはこんな感じです。
(1)Around Monte Fitz Roy
フィッツ・ロイの雄姿を拝みに行くゴールデンルート。正面フィッツ・ロイ、裏フィッツ・ロイ両方楽しめます。
1日目:El Chalte'n → Campamento Poincenot(8キロ、1.75-2.75時間)
サイドトリップでCampamento Laguna Capli(1.5キロ、20分)、Laguna Sucia(5キロ、1.5-2時間)、Laguna de los Tres(5キロ、2-3時間)
2日目:Campamento Poincenot → Refugio los Troncos(11キロ、2.5-3.5時間)
サイドトリップでLaguna Piedras Blancas(800メートル、30分)、Cerro Ele'ctrico Look Out(8キロ、7.5-9時間)
3日目:Refugio los Troncos → El Chaite'n(19キロ、5-7時間)
AltanaiveRouteでRutaProvincial23(20キロ、4.25-5.5時間)
(2)Laguna Torre
セロ・トーレ直下まで歩くトレイル。村からセロ・トーレが見えたら急いで向かっても間に合う気軽さが良いです。
1日目:El Chalte'n → Campamento de Agosutini(9.5キロ、1.75-2.25時間)
サイドトリップでMirador Maestri(5キロ、1.5-2時間)
2日目:Campamento de Agosutini → El Chaite'n(9.5キロ、1.75-2.25時間)
AltanaiveRouteでSendero Madre&Hija(6キロ、1.5-2時間)
その他にLagoToro、Lago del Desiertoも紹介されていました。
・特に日本人旅行者がよくとるルート
日本人旅行者はカラファテに荷物を置いて、食料をカラファテで買い2泊3日のぶっつけ本番で歩くのが多いそうです。これでは天気が悪かった時でも泣く泣くカラファテに戻らなくてはいけないので、私たちはオススメできませんが……。参考までに。
1日目:El Chalte'n → Campamento de Agosutini
2日目:Campamento de Agosutini →(Sendero Madre&Hija経由)Campamento Poincenot
3日目:Campamento Poincenot → El Chaite'n
・私たちが実際に歩いたのは、
(1)A Laguna Capli(単純往復ハイク)
あまりにもよくフィッツ・ロイが見えていたので到着初日に出かけました。この気軽さがいいですね。
(2)A Cerro Torre 2dias
翌日も天気が良かったのでとりあえずセロ・トーレだけ楽しみに。
El Calte'n→Campamento Agostini→LagunaNieta,LagunaHija,LagunaMadreを通りEl Chalte'nまで
(3)A FitzRoy 5dias
友人と合流し天気が続くだけフィッツ・ロイを楽しもうと出かけたもの。天気に恵まれました。
El Chalte'n→Campamento Capli→Campamento Poincenot→Laguna de los Tres→Campamento Poincenot→Piedra del Fraile→Paso del Cuadrado→Piedra del Fraile→Glaciar Pollone→Piedra del Fraile→Puente Ri'o Ele'ctrico→El Chalte'n の3本。
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セロ・トーレが隠れた あと現れた虹 |
この焦らされ感がいい |
自作自演 |
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・その他、良いよと教えてもらったトレイル(私たちが買った地図にも載っていました)
1.Puente Ri'o Ele'ctrico→Campamento Poincenot(6km/2hrs)←川の東側を歩くもの。PiedrasBlancasの全景がよく見えるとのこと
2.El Chalte'n→Campamento Lag Tu'nelo Toro(15km/6hrs)
3.El Chalte'n→Loma del Pliegue Tumbado(Campamento Lag Tu'nelo Toroへ向かうトレイル上の分岐点から2.5キロ/ チャルテンからは4hrs)←インフォメーションに飾ってある写真はこのルート上で撮ったものだそうです。
4.PasoMarconi Paso del Viento(30.4km/3-6日)←これはエクスペディションツアーでまわるのがメイン。Campo de Hiero Surの上を歩くので。
・エル・チャルテンで見つけた良さそうなツアー(どちらも私たちが買った地図にも載っていました)
1.パタゴニア氷床へのエクスペディション(Paso MarconiからPaso del Vientoのサーキット:約10日間)
取り扱い会社は:
Viento Oeste(
http://elchalten.com/vientooeste/)
Mountaneering Patagonia(
http://www.mountaineeringpatagonia.com/)
Patagonia Magica(
http://www.patagoniamagica.com/)
FitzRoyExpediciones(
http://www.fitzroyexpediciones.com.ar/)
2.Huemulサーキット5日間
Cerro Madsen、Cerro Vespignani、CerroSolo、Cerro Electrico、Paso Marconi、Paso Superiorをまわるようです。
3.セロ・トーレへの氷河ハイク
トレッキング、ロック&アイスクライミング、バックカントリースキーなどなど。いくかの会社で取り扱いがありました。120USドルぐらいだったと思います。
・Lago del Desierto付近のトレイル
チャルテンから車で2時間弱のLago del Desierto。氷河が間近にせまる美しい湖です。ここからチリ側に抜けたり、チリ側から南下してくる際に通る場所ですが、チャルテンに滞在してカラファテに戻る人でも訪れる価値のある場所だと思います。チャルテンから車で行けるのはPunta Sur de Lago del Desiertoまでです。
1.Punta Sur de Lago del DesiertoからLaguna Huemul(Glaciar Huemul)までのミニトレッキング(片道2.3キロ/往復約2時間)。私有地(Estancia Lago del Desierto)なので入り口で入場料(ひとり8ペソ)が必要です。
2.Lago del Desiertoを渡りPunta Norte de Lago del Desiertoまで行く船(湖東側を歩く14キロのトレイルもあり)。
Patagonia Aventura S.A.(
http://www.elcalten.com/viedomadiscovery/)
10:45,14:00,17:00 45ペソ(人数が少ないと動かない場合もあり)
Punta Sur de Lago del DesiertoからPunta Norte de Lago del Desiertoまで約45分。
3.Punta Norte de Lago del DesiertoからLaguna Diabloまでのトレッキング(片道12キロ/往復約9時間)。
Laguna Diabloを見に行くもの。さらに1時間ほど歩くとGlaciar ChicoやLagoO'Higginsを見渡すことのできる絶景ポイントがあるらしい(国境職員談)のですが、その職員以外たどり着けた人の話を聞いたことありません。無料のレフヒオ(Refugio Rio Diablo)もあるのですが見つけにくいそうです。
国境職員にできるだけ詳しく道を聞いてから行った方がいいみたい。またよっぽど日が長くないと日帰りは無理のよう。でもたぶんめちゃくちゃスゴイ場所のはず。私たちもたどり着けませんでした。
4.Punta Norte de Lago del DesiertoのGendarmeri'aにはなんとレフヒオあり(無料でテントも張れますが)。ホットシャワーはGendarmeri'a内のものを使わせてもらえます。ひとり25ペソ。薪ストーブ、キッチン付き。ダブルルームベースなので快適。
▼持っていくと便利なもの
・買った方がいいもの
地図(20ペソ程度だったと思います:カラファテの土産店で購入。チャルテン村にもありました。私たちが買った濃緑の表紙の地図が一番便利かも)、生分解できる洗剤(川を汚さないために!洗剤不要になればもっといい)
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広範囲をカバー。 要ガイドとあるコースでも 自分で歩けるものもある |
チロエだがパタゴニア 全部が載っていて便利。 チリ側で買える地図 |
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・あった方が便利なもの、楽しいもの
ワイン(激安アルゼンチンワインをぜひ。チャルテン村内で買っても全然安いです)、シャワー用のドライタオル(普段のトレッキングでは必要ないですがPiedra del Fraileではシャワーを浴びられるので)
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100円以下 |
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・私たちが他に持っていったもの
雨具(完全防水。上はゴアテックス使用、下はそれに近い素材)上下、テント(Eureka!の Backcountry:約2キロ)、シュラフ(日本の3シーズン用)、シュラフカバー(透湿性が高いタイプのもの)、マット(空気を入れるタイプのもの。フルサイズ)、キャンプストーブ(MSR WisperLiteInternational)、食器類(鍋1.5リットルひとつ、アルミ鍋セット[皿として使用各1]、スプーン・フォーク各2、コップ[日本からステンレスタイプのものを持参:各1])、ナイフ(VictorinoxCampingタイプ各自)、エマージェンシー・シート、エマージェンシー・ホイッスル、方位磁石、トイレセット(ジップロックに紙とビニール袋、ライター)、懐中電灯(マグライト)、ダックテープ(ガムテープ:靴擦れにも使えます)、ザックカバー、泥よけスパッツ、水筒、防寒着(厚手のインナー、インナータイツ、ダウンジャケット、ダウン状パンツ、手袋、ニットキャップ)、着替え(靴下、Tシャツ)、軍手(Ferreteriaで3ペソぐらい)、手ぬぐい、洗面道具、ビニール袋、日記、ボールペン、常備薬、カメラ用電池のスペア(単3電池各4本)、予備のコンパクトフラッシュ
★ガソリンについて……私たちが持っているのはMSR650mlのタンク。だいたい満タンで3日間くらい(毎日朝1リットルのお湯、夜1.5リットル分のお湯+パスタ茹で用に3分使用)持ちます。ガソリンスタンドはホントどこの町でもありますし、ホワイトガソリンもどこでも売っています。スペアのガソリンの持ち運びについては諸説あるのでここでは触れません。
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トイレのあと始末がひどかった例。 どうかこんなことが無いように 紙は持って帰りましょうね |
チャルテンのある店にて。 ふたの形状次第で持ち歩ける ペットボトルもあるそう |
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・私たちが持っていった食料((3)A FitzRoy 5diasの4泊5日分+予備)
朝食:オートミール6食分、粉ミルク(3リットル分)、砂糖、インスタントコーヒー
昼食:クラッカーのSalvadoタイプ。このクラッカーにドゥルセ・デ・レチェをかけて食べます。だいたい1本260gで2食分。今回は7食分なので3本+夕食用に1本。
夕食:パスタ(Cabello de Angelカベジョ・デ・アンヘル)を、ひとり1食100グラム。今回は6食分なので1.2キロ、パスタソース(インスタントのスープの素:6袋、サラミ1本、カップスープの素6袋、クラッシュガーリック、粉チーズ
おやつ:チョコレート2枚、クッキー3本、飴玉いくつか、ドゥルセ・デ・レチェ1本、
※エル・チャルテンは何もかも高いしものがないからカラファテで買っていくように、と言われましたが実際大して高くありません。簡易スーパーも4軒ほどあるので日常に必要なものはすべて買えます。肉も一部の野菜もあります。私たちがよく使ったSupermercadoは「El Gringuito(午後は休み17時から:Av.San Marti'nに看板あり)」、「Stella Maria(14時から17時は休み:Av.San Marti'nの南寄り)」。
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厳選したごはん |
おやつ通称やつお |
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・現地で買える持っていくと便利な食材(アルゼンチン編)
オートミールAvena:調理不要Instantaneaタイプのもの。レーズンも混ぜます。ひとり1日3つかみ程度食べます。チャルテンにも売っていました。
粉ミルク:ちょっと高めですがネスレのNidoを買った方が結局お得かも。他の安いメーカー品だと味が薄くて結局たくさん必要になったりします。だいたいひとり1日250ml分くらい必要。
砂糖:最初に1キロ購入。普段はまったく砂糖を取らない私たちですが、トレッキング中は朝食用に使います。1キロで2人分約4ヶ月もちました。
クラッカー:クラッカーGalletita(Galleta)はいろんな種類が売っています。私たちはSalvadoタイプ(もみ殻という意味。日本語で言うと全粒粉タイプ?)、ARCOR社のHOGREN~AS SALVADOというのがお気に入り。手荒に扱ってもあまりボロボロになりません。だいたい1本で2食分。夕食に数枚つまむことも。
ドゥルセ・デ・レチェDulce de Leche:アルゼンチン、チリでよく食べられている練乳(チリではマンハールManjarと呼ぶこともあります)。めちゃ甘なので非常食としても。私たちは昼食にクラッカーにつけて食べていました。だいたいポット型の容器に入っていて使いにくいので、私たちは最初に買ったチューブタイプに詰め替えて繰り返し使用。
パスタpasta:カナダでも使ったエンジェルヘアーを採用。スペイン語でCabello de Angelカベショ・デ・アンヘルです。これは3分でゆであがるタイプ。お世辞にも美味しいとは言い難いけれどガソリンを節約できて、すぐに茹であがるのが魅力。アルゼンチンでは乾麺ながら立体的にまとめた形で売っています。かさばるので私たちは砕いて持参。
パスタソースPolvo de Sopa:アルゼンチンではクノール社製品が圧倒的シェア。いろいろな種類の粉タイプスープの素があります。オススメはクレマ・デ・トマテCrema de Tomate。これを使えばほとんどトマトソースです。本当は水から煮立てないといけませんがパスタを茹でた茹で汁に入れるだけでOKです。ダマに要注意。他にはポショPollo(鳥)やチョクロChoclo(とうもろこし)などクリームタイプもあり。Av.Lago del Desiertoにあるお土産屋さん兼スーパーのような店が品揃え豊富。
サラミsalami:スライスしてビニールパック詰めされたのも売っていますが、手が汚れたりめんどうくさいしゴミが出るので、カラカラに乾いたタイプのサラミを購入。食べる時にナイフで必要な分だけ切ります。これがやばい臭いを発するくせに美味しい!さすが肉の国アルゼンチンです。
アルファホーレAlfajole:呼び方が微妙に違いますが、アルゼンチンでよく食べられているチョコパイタイプのチョコケーキ。固いタイプとソフトタイプがあります。固いタイプのずっしり甘ーいものを買っていけばかなり助かります。
ドライフルーツFuruta Seca:だいたいどこの店にも置いてあります。よく見るのはモモDurazno、干しぶどうPasa、干しパインPin~aなど。少し割高ですが便利な品。ナッツ類も高いけれど手に入ります。アーモンドAlmendraやクルミNuez、ピーナッツMani'などなど。
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オートミール |
粉ミルクも混ぜる |
ガジェータ |
ドゥルセ・デ・レチェ |
まずそうだが かなりおいしい |
ひとつ1ペソぐらい |
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▼私たちの日程
(1)A Laguna Capli
2005.07.19 エル・チャルテン着。カラファテからやってくる途中からフィッツ・ロイはバッチリ見えている。あまりにも美しいので荷物を置いてさっそく日帰りハイキングに出かけることに。カプリ湖で雄大なフィッツ・ロイに出会う。あっさり見てしまったので、ありがたみを感じられず。(晴/無風/14キロ)
(2)A Cerro Torre 2dias
2005.02.20 10時前エル・チャルテン出発。30分ほど歩くと最初のミラドールが登場。セロ・トーレ、フィッツ・ロイの姿がバッチリ見える。セロ・トーレにどんどん近づき14時30分Campamaneto De Agostini着。まだ早いので良い場所にテントを張ることができる。目の前のLagunaTorreに散歩に出かけセロ・トーレの崇高な姿を楽しむ。が、夕方は逆光になるのでイマイチ写真撮影には向かず。そのままテントの中で昼寝。(晴/無風/10.2キロ)
2005.02.21 残念ながら朝はセロ・トーレの姿はなし。朝焼けも頭上の雲が激しく染まっただけにとどまる。9時スタート。まだまだ元気だったので昨日来た道を戻らずLagunaNieta、LagunaHija、LagunaMadreを通りCampamaneto Poincenotへ向かうトレイルを歩いてチャルテンまで戻ることに。やや勾配のある丘を登り、途中LagunaHijaのあたりで強風に飛ばされそうになる。Poincenot近くで何やら大きな氷河の気配を感じるが雲のため何も見えず。チャルテン着15時45分。(曇時々雨のち晴/風/18キロ)
(3)A FitzRoy 5dias
2005.02.26 10時前エル・チャルテン出発。今回は友人ナンチャンも一緒の3人トレッキング。今日もフィッツ・ロイがバッチリ見えるのでカプリ湖に寄ってからPoincenotを目指す。Poincenot手前の開けた場所でフィッツ・ロイにかかる雲がどんどん動きだし、絵画のような景色を見せてくれる。前回雲に隠れて気配だけあった場所には豪快な氷河が展開されていた。Poincenot着は14時。急いでテントを張りLaguna de los Toresへ。1時間30分ほどのかなり急な勾配だったがその光景をみるとすべてを忘れる。18時すぎまでそれぞれ景色を楽しむ。(晴/無風/15キロ)
2005.02.27 4時30分起床。月明かりに浮かぶフィッツ・ロイに驚く。朝食をとりふたたびLaguna de los Toresへ(ストーブが故障したのでクッキーで代用)。7時朝焼けが始まる。7時30分オレンジの光に包まれたフィッツ・ロイの朝がやってくる。LagunaSuciaを見下ろす湖左側までも歩き8時30分下山する。調子の悪いストーブを淳ちゃんが修理。テントを片づけて13時出発。14時PiedrasBlancas着。大きな石の間を抜けて氷が浮かぶラグーナまでたどり着く。1.5時間ほど遊び元のトレイルへ戻る。17時国立公園境界。ケルンを頼りに進むが、左手(北側)に反れるトレイルがなかなか見つからないので不安を感じつつ歩く。するとうっすら南北に横切るトレイルを発見。そのまま左手北方向に進路を取るとどこからかトレイルがクリアになりPiedra del Fraileへの看板も現れる。しばらく森の中を進みPiedra del Fraile着は19時30分すぎ。ぐったり。(晴/無風/15キロ)
2005.02.28 Piedra del Fraileをベースに裏フィッツ・ロイを見に出かける。Paso del Cuadradoという場所。9時30分スタート。峠はキャンプ場裏手の山。直角に見えるほど急な斜面を登る。11時いったん平らになった場所に出る。休憩したあと再び石ころだらけの急斜面を登る。13時前、裏フィッツ・ロイのふもとに到着。ロンプラではさらに左手にある山に登れとあるがかなり厳しそう。ここでストップとし、それぞれ好きな場所でのんびりする。15時30分マルコーニ氷河をのぞみながら下山。キャンプ場まで約2時間。(晴/無風/8キロ)
2005.03.01 今日は目覚まし無しデー。9時前にのんびり起きて朝食をとる。11時前にスタート。裏裏フィッツ・ロイが見られるGlaciarPolloneへのトレック。U字谷のほぼ最奥まで進み左手の谷へと分け入る。マルコーニ氷河も手に取るように近い。12時30分GlaciarPollone下のラグーナに到着。フィッツ・ロイを眺めたりお昼寝をしたりして14時すぎ帰路につく。キャンプ場着16時。(晴/やや風あり/10キロ)
2005.03.02 チャルテン村へ。朝から雨。9時30分スタート。Ri'oEle'ctricoにかかる橋を目指す。橋の手前では川が増水して崖を伝わないと進めない箇所がある。橋を渡り道路に出たらヒッチ可能。チャルテンまでここから20キロ。歩くつもりだったが、13時30分ついついあげた親指に運良く車が止まってくれたのにありがたくヒッチハイクで帰ることに。14時チャルテン着。(雨のち晴/やや風あり/6キロ)
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LagunaHija、LagunaMadre とPoincenotの分岐点 |
LagunaHija、LagunaMadre を見下ろす |
Laguna de los Tores にて。やばい |
Paso del Cuadradoへ |
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▼トレッキングについての覚え書き
水:煮沸なしでそのまま飲めます。かなりおいしいです。
リバークロッシング:基本的に橋があります。Ri'o Ele'ctricoにかかる橋の手前だけ川の増水時トレイルが水に埋まっていました(崖の斜面を伝ってなんとかクリア)
虫:ほとんどいません。
その他:
(3)A FitzRoy 5dias
PiedrasBlancasから北上して西側のPiedra del Fraileに入る場所が少しわかりにくかったです。Poincenotを過ぎたあたりからケルンがあるのでそれを目印に歩くのですが、国立公園を出た辺りからケルンがまばらに。だいたいこの方角……と自分で地形の目安をつけながら歩き、左(西)へ行くトレイルを注意深く探したほうがいいと思います。そして帰路。同じくEle'ctorico谷を出る時Ri'o Ele'ctrico側に出る場合は、左へ左へと意識しながら、Poincenot側へ戻る場合は右へ右へと、分岐が出てきたら進んだ方がいいようです。いくつかは途中で合流しますが、途中から道が大きく分かれていくようです。
ロンプラにも紹介されていたCerro Ele'ctrico Look Outのサイドトリップですが、Paso del Cuadradoから先のトレイルはわからず。パッと見ただけでも「え?ここを登るの?」というような場所でした。私たちの持っていた地図もトレイルはPasoまで。ロンプラの指すPiedrasBlancasを上から見下ろすことのできるCerro Ele'ctricoトップへのトレイルはわかりませんでした。
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PiedrasBlancasへの道 |
めっちゃ冷たいけど リフレッシュ |
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▼追加情報
・アウトドアグッズを買い足すなら
なかなか厳しいですがAv San Marti'nにあるViento Oeste(
http://elchalten.com/vientooeste/)という店なら何とかなるかも。レンタルもやっています。
カラファテのアウトドアグッズ店も以外に乏しいです。Espora通り(か、9deJulio沿い)にFerreteriaあり(私たちはここでテントの折れたポールを直してもらいました)。ここと、この前にあるアウトドアグッズ店がやや品揃えあり。SanMarti'n沿いにも数軒アウトドア系の店ありますがイマイチ。
・ちなみによく使うアウトドア・スペイン語は、
こちら⇒
「旅の情報>大自然へ>パタゴニアトレッキング・ウシュアイア編」
にアップしてありますので見てみてくださいね。
・カラファテに戻らず北上したい人
エル・チャルテンからLago del Desiertoを北上するパターン(パタゴニアトレッキング ビジャ・オヒギンス編を見てくださいね)とRuta40を北上するツアーを利用するパターンと2種類あります。Ruta40を北上するパターンはElCalafate→El Chalte'n→Cueva de las Manos→Perito Moreno→Los Antiguos→Ri'o Mayo→Esquel→Bariloche
と登っていくよう。割高ですが時間がなくRuta40を北上したい方は一考の価値あり。
・エル・チャルテンの宿
シーズン中は当日行っても宿がない、という話を聞いていましたが、どうやら本当のよう。カラファテ発の宿泊付きバスチケットが出回っているせいでしょうか。ただし私たちが泊まった「El Refugio」という宿は予約不可なので当日飛び込みでも空いていればOK。ダメでもテントスペースが広くとってあるので何とかなるはず。無料のキャンプ場もあるしテントがある人はナーバスにならなくてもいいかも。人気のホステルはAlberugue Rancho Grande(
http://www.chaltentravel.com/)、Albergue-Backpacker's Hostel(
http://www.condordelosandes.com/)あたりです。
私たちが泊まった宿について詳しくは
こちら⇒
「旅の情報>泊まった宿>パタゴニアからスタート!南米編」
にもアップしてあるので見てみてくださいね。
・エル・チャルテンの絶景宿。高いですがトレッキングせずにフィッツ・ロイを眺めたい方にはこんな宿はいかが?たぶんめっちゃいいと思います。
Hosteria el Pilar(
http://www.hosteriaelpilar.com.ar/)
・インターネットは
RanchoGrandeというホステルの裏にあるカフェの2階で。村内にはもう1軒ある程度。とにかく遅いしラップトップもつなげないし高い(30分6ペソ)のでチャルテンではネットをあきらめましょう。
・おみやげなら
チャルテンオリジナルのかわいいTシャツなどおみやげにいい雑貨が揃っています。
ALUNAP(Av.Lago del Desierto)
・カラファテについて
日本で検討できそうなカラファテのホテル
Posada los Alamos(
http://www.posadalosalamos.com/)
Hotel Kapenke(
http://www.kapenke.com.ar/)
Hotel Bahi'a Redonda (
http://www.hotelbahiaredonda.com.ar/)
Quijote Hotel(
http://www.hielos.com.ar/)
ネットカフェはいくつかあります。Espora通りにあるネットカフェだけラップトップ接続可能。1時間3ペソ。
Supermercadoは「La Anonima」がSanMarti'n端、PeritoMoreno通りにあり。他にも数店ありますが品揃えと安さは一番。ただし売り切れも多いので目的のもの(例えばトマトスープの素とか)があれば他の店に残っていることもあります。
カラファテ付近にはホテルのように滞在できるエスタンシア(大牧場)がいくつかあります。
Rincon -Estancia de Patagonia(
http://www.estanciarincon.com.ar/)
Estancia Menelik[ペリト・モレノ国立公園そば]&Estancia El C'ondor[サンマルティン湖そば](
http://www.cielospatagonicos.com/)
※私たちの詳しい旅の様子は
「旅の日記>PART29 氷に彩られた大地・パタゴニア〜アルゼンチン ロス・グラシアレス国立公園」
でも見ることができます。
写真はこちらから見ることができます。
「旅の写真>PART29 アルゼンチン ロス・グラシアレス国立公園」