World Odyssey 地球一周旅行

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国境を越える
ビザに関する情報やイミグレーションの印象などなど。バス移動がベースの私たちなので、陸路での入国情報がメインになります。



▼ラテンデビュー 中米編(メヒコ/グアテマラ/エルサルバドル/ニカラグア/コスタリカ)

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※↓クリックできます。
■メキシコ入国(ティファナ)
■グアテマラ入国(テクン・ウマン)
■エルサルバドル入国(サン・チナマス)
■ホンジュラス入国(エル・アマティージョ)
■ニカラグア入国(エル・グアサウレ)
■コスタリカ入国(ペニャス・ブランカス)
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■メキシコ入国(ティファナ)

2004.09.09
入国税:約2,520円(21USドル)

メキシコ ティファナ 入国審査 メキシコ 国境

有名なメキシコ国境の街。アメリカ側はサンディエゴから30分ほど南へ下ったSan Ishidroという街。私たちはロスからティファナ行きのバスに乗り換えました。『歩き方』にはロスからの長距離バスは入国審査を受けずに通過(72時間以内の滞在なら審査不要)してしまうのでSan Ishidroで降りて徒歩で入国するように、とあるけれど、私たちの乗ったバスはゲートできちんと止まってくれました。入国したのが深夜2時ごろ、という泣きそうな時間でしたが、夜間事務所のような場所に1人だけいた入国審査官のおっちゃんがいきなりのメキシカンぶりを発揮してかなりおもろかったです。まずは「おお!ボニート(美しい、という意味)!」に始まり「コンニーチワ!」「アリガート!」と知っている日本語を連発。滞在期間をツーリストカードに記入する時には、最初30日と書いたクセに私たちが「もう少しまわりたいなー」と英語で言うと、3の上から書き足して8にし、最長期間である180日の滞在許可にしてくれました。180日もらうのは結構厳しくて、長期滞在希望者はまず90日をもらって途中で延長しなければならずかなり大変らしいのに、ホンマ申し訳ないです。荷物チェックなどは特になし。入国税はドル現金払いです。72時間以上の滞在者はツーリストカードというペラペラの紙が必要。ティファナに関しては置いていないということはほとんど無いと思うので、前もって準備する必要はないと思います。私たちはバスで通り過ぎてしまったので、有名な鉄の回転扉は未体験でしたが、San Ishidroからティファナ中心部まで歩くのは結構キツイはず。写真は書き足したツーリストカードとViva Tijuana近くの陸橋の様子です。

※メキシコで長期滞在する場合、90日の滞在許可→イミグレで90日延長→一旦出国→すぐ再入国して90日の滞在許可、を繰り返せばいける、というのが一般的だったようですがどうやら運用が変わるらしいです。180日滞在したあとは、6ヶ月後しか再入国ができないというウワサ。その代わり、1年間の滞在ができるFM3というビザが登場しているようです。これは毎月1万円でも収入があるという証明ができればOKという程度らしいので長期滞在を希望する方はこのビザも検討してみてもいいかも知れません。未確認なので詳細は大使館でご確認を。

▽長期滞在向けにおもしろい本を見つけました。英語ですが興味のある方はどうぞ。
『Adapter Kit:Mexico:Traveler's Tools for Living Like a Local』
By Ken Luboff

アマゾンで買えるようです。
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/1566913519/002-8403306-8404058?v=glance
またはこのお店にて。
http://www.almalibrebooks.com


▽リタイヤメントにはこちらも良さそうです。
『Choose Mexico,8th Edition:Travel,Investment,and Living Oppotunities for Every Budget』
By John Howells&Don Merwin

アマゾン
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/0762726032/002-8403306-8404058?v=glance
またはこのお店にて。
http://www.almalibrebooks.com


メキシコ シウダー・イダルゴ イミグレーション メキシコ 国境

※くーっ!無念!ティファナの係官にヤラれました! 2004.10.24

いよいよメヒコ出国という朝。場所はシウダー・イダルゴのイミグレ。高速道路の料金所のような場所にある窓口でパスポートの提示を求められます。ツーリストカードも一緒にです。私たちは180日も滞在許可があるので、得意満面で見せちゃったりします。すると係官。「そこのバンコ(銀行)で入国税を払ってこい」と言います。「へ?税金なら1人21USDずつティファナで払ったけど?」と反論してみますがとりつくシマなしのつれない係官。「ココに支払い証明が無いだろっ!」と言っているみたいです。隣のナンチャンのツーリストカードをのぞいてみると、何だかハンコを押した半券がくっついています。私たちのを見ると……無いっ!ビリビリと手で破られています。私たちはティファナのあのゴキゲンなオヤジにだまされたんですね。私たちが払った計42USドルはたぶん彼らのポケットの中。で、支払い証明のハンコを押す部分は破棄されたようです。悔しいけれど支払った証明が何もできないので、再度入国税を払うしかありません。ということで、泣く泣く200ペソ×2人分(約4,000円!)払い直して無事出国したのでした。とほほ。。これを防ぐには [1]入国者の少ない夜中は避ける [2]ツーリストカードだけもらって入国税は後日どこかの銀行で払うか出国時に払う ってとこでしょうか?ま、その場でカード下部にある支払い証明の場所にハンコをもらったかどうか確認しておけばよかったんですけどね。まったく無知でした。写真はシウダー・イダルゴの出国ゲートと再登場ツーリストカード。ビリビリ破られています。180日もらえて浮かれていた私たちって一体……と悲しくなります。ナンチャンのはこの下にさらにハンコを押した紙が付いていましたが写真を撮る間もなく回収。とほほ。

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■グアテマラ入国(テクン・ウマン)

2004.10.24
入国税:約150円(10ケツァール)

グアテマラ テクン・ウマン イミグレーション

グアテマラ 国境

グアテマラ 国境

グアテマラでは部屋を借りて1ヶ月ほどスペイン語学校に通うつもりをしていた私たち。グアテマラの滞在期間は最長90日なのですが、小さな街の国境だと少ない滞在許可しかもらえず、延長手続きもグアテマラ・シティまで行かねばならなくて結構面倒くさいらしいです。メヒコ最後の滞在都市はサンクリストバル・デ・ラスカサス。そこからグアテマラへ行くとなると国境の街は2つあります。チアパス州ComitanからCiudad CuauhtemocでグアテマラLa Mesillaへ。もうひとつはチアパス州TapachulaからCiudad Hidalgoを通ってグアテマラTecun Umanへのルート。Ciudad CuauhtemocからLa Mesillaへ抜ける方が、サンクリストバル・デ・ラスカサスからも近いし、グアテマラでの目的地アティトラン湖へも近いので良さそうなのですが、「Ciudad HidalgoからTecun Umanへ行く方が滞在期間がたくさんもらえるよ」というアドバイスをもらって私たちはCiudad Hidalgoコースを取ることにしました。

サンクリストバル・デ・ラスカサスからTapachula行きのバスで約8時間。ここからCiudad Hidalgoまでは約40キロ。バスを降りるとタクシーのおっちゃんが声を掛けてくれます。「Ciudad Hidalgoまで60USドル」。あまりにも高いのでバスを探します。Rapidos del Sur社なら13ペソ(約130円)で行けます。OCC社のバス乗り場からRapidos del Sur社の乗り場まではタクシーで15ペソ(約150円)。Ciudad Hidalgoまでは約1時間です。バス降車場からメヒコの出国ゲートまでは歩いていけます。朝7時30分のバスでサンクリストバル・デ・ラスカサスを出た私たちですが、ここで17時30分。国境越えは翌日にすることにしました。Ciudad Hidalgoの街はできれば泊まらずに抜けたい街。食堂もほとんど無いし蒸し暑くてやってられません。メヒコ最後の夜はもっとおいしいものがある場所で祝いたいものです。

翌朝、いよいよグアテマラへ。メヒコ出国の際にショッキングな出来事がありましたが(メキシコ入国の項を見てくださいね)、気を取り直して国境にあたる鉄橋を歩きます。結局1時間ほど歩くことになるので、しんどい人は2人乗りの自転車タクシーがオススメ。ゲートからゲートまでで200ペソだったはずです。川を越えればグアテマラ。ゲートの事務所でツーリストカードに記入をして入国税10ケツァール(厳密には単なる手数料にあたるそうで、国境と係官によって微妙に金額が違うそうです。10ケツァールはまあ相場かな)を支払います。ケツァールを持っていませんが、事務所のドアの外には両替屋さんがすでに待っているので問題なし。もちろんレートは悪いですがとりあえず入国税分を両替。50ペソ(約500円)が30ケツァール(約450円)になりました。滞在期間は何の問題もなく90日をゲット。

グアテマラの他の街へのバスターミナルはゲートからさらに歩いて15分ほど行った場所。ターミナルというより広場ですがここでバスの采配をしているおっちゃんに行き先を言えば該当のバスを教えてくれます。私たちはパナハッチェル行きだったので、グアテマラ・シティ行きのバスに乗り、途中どこかの街(たぶんコマラパという街です)で乗り換えます。そこまでで約3時間。その街からチキンバス(グアテマラ名物・アメリカのスクールバスをデコトラ風に改造したバス)に乗り換えて約3時間。テクン・ウマンのおっちゃんはパナハッチェルまで3時間と言っていたはずなんだけど……倍かかりました。で、ぐったりとパナハッチェルに降り立った私たちです。写真はメヒコのゲートを出てグアテマラのゲートに入るまでの鉄橋とテクン・ウマンの街の様子(右にチキンバスが写っています)、それとグアテマラの入国ハンコ。これ、結構押し忘れる係官がいて出国の時にもめるそうなので必ず自分で確認を。


※結局グアテマラの最長滞在許可90日はどこでももらえるみたいです。サンクリストバル・デ・ラスカサスからグアテマラの主要都市(ケツァルテナンゴ、パナハッチェル、アンティグアなどなど)へは、やっぱりCiudad CuauhtemocからLa Mesillaへ抜ける方が一般的だそうで。TapachulaやCiudad Hidalgoのジメジメした暑さも避けたいところ。暑さは変わらないけど、Ciudad Hidalgoで泊まるくらいならとりあえず国境を越えてしまってテクン・ウマンまで行ってしまった方が個人的にはよかったかな。

※もうひとつ、トラブル報告。Tapachulaに行く途中、昼食で立ち寄ったComalapaという街での出来事。フライドチキンを買っていた私たちは、2人組みのポリシア(警察官)に声を掛けられました。大層なバッヂの付いた手帳を見せてこっちへ来いと行っています。トイレから戻ってきたナンチャンが「何で行かなあかんねん」「今からバスでTapachula行く途中やねん」と抗議してくれ、しばらく押し問答が続きます。すると彼らはパスポートを見せろと言います。ツーリストカードと一緒にナンチャンのパスポートを見せると何だかボソボソと話していたポリシアたちは「もう行け」てな感じであきらめた様子。何やねん〜!と訳もわからずムカついていた私たちだったのですが……。コレ、もしかするとパスポート盗られていたかもしれない出来事だったらしいです。ポリシアはたぶん本物。でも本物でも悪党はいるようで。とにかくパスポートの提示を求められてもホンモノは出さずコピーを見せること、ホンモノはと聞かれたら大使館に預けてある、と言えばあきらめるハズだそうです。こんな感じであっさりとパスポートを盗られるケースが多いそうで、私たちも危なかったなあーとあとから冷や汗をかいた始末です。

※グアテマラでの90日以上の長期滞在はメヒコよりイージーな感じです。滞在期限の90日がくる前に違う国へいったん出て再び入国すればまた90日居られるようです。とはいえ、メヒコの滞在許可がちょっとややこしくなっているのでホンジュラスやエルサルバドルにいったん出るのがいいでしょう。エルサルバドルには中米一でかいショッピングセンターがあるそうなのでお買い物がてら出国ってかんじなのかな?今のところ、長期滞在用のビザを取らなくてもしばらくは住めそうな雰囲気です。

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■エルサルバドル入国(サン・チナマス)

2004.11.30
入国税:約240円(2USドル)

エルサルバドル サン・チナマス 入国審査 エルサルバドル サン・チナマス 国境

すいません。ここから4つの国境は、自力で越えていないのでえらそうなことは書けません……。でも、同じようにTICA BUSで国境越えをする方には少しは参考になるかな、と思います。ということで、エルサルバドル入国です。ここは係官がバスの中まで来てくれます。単なる乗り継ぎのみの滞在だ、と言うと5日間の滞在許可をくれます。手続きが前の席から順に終わるので、終わった人からバスの外に出て両替タイム。バスの外にはドル紙幣でぱたぱた扇いでいる両替屋さんがどっさりいます。適当なおっちゃんをつかまえて交渉……ってな感じ。写真はバスの中での入国手続きの様子と両替屋さんに囲まれる淳ちゃんの図。入国税は実際は出国時に払いました(バスの中でチカ・ブス担当者が徴収)。それにしてもチカ・ブス、楽だわ〜!

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■ホンジュラス入国(エル・アマティージョ)

2004.12.01
入国税:約360円(3USドル)

ホンジュラス エル・アマティージョ 入国審査 ホンジュラス エル・アマティージョ 国境

これが一番セコイ感じ。たった数時間の滞在、というか通過のみのホンジュラス入国です。チカ・ブスの職員がバスの中で入国税とツーリストカード、パスポートを集めてぜんぶ手続きをやってくいれたので、私たちはバスの中にいただけ。あらま。なので実際入国した実感はありません。。。写真はエルサルバドルの出国ゲートでの様子(ツーリストカードとパスポートを見せるだけ)と車窓から見たホンジュラス……。これじゃあ行ったことにはなりませんが、訪問国数にはカウントさせていただきます。だってハンコもらったし。

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■ニカラグア入国(エル・グアサウレ)

2004.12.01
入国税:約1,320円(11USドル)

ニカラグア エル・グアサウレ 入国審査 ニカラグア エル・グアサウレ 国境

たった数時間のホンジュラス滞在を終え、ニカラグアに入国。ニカラグアって……。何があるか知りませんでしたが、実際は何もない国だなあと。国土は広いんですがね。コスタリカに入ってからさらにニカラグアの何も無さ、を実感してしまいました。イミグレ付近にいた男の子達はとっても元気で素直で好奇心旺盛。荷物検査が必要な人の荷物を運んでお小遣いをもらおうとしているのですが、私たちのあげたガイドブックに興味津々でした。でも、学校に行けていないので知識は乏しい印象。厳しい現実です。写真はイミグレの様子。パナハッチェルで出会って、サン・サルバドルで再会したチョウジさん、ムラオカさんと談笑の様子です。私たちは手続きの必要なし。ただ、バスの外に出ているだけです。それから翌日のニカラグア出国の様子。ここにいた男の子が恥ずかしがり屋でかわいかったー!でも前歯は全部虫歯。さすがに飴玉はあげられませんでした。。入国税は出入国トータルの値段。入国時8USドル、出国時3USドルかかりました。

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■コスタリカ入国(ペニャス・ブランカス)

2004.12.02
入国税:約3,120円(26USドル)

コスタリカ ペニャス・ブランカス 入国審査

そしてやっと目的地のコスタリカ入国。ここは今までの入出国と違い、自分でイミグレの係官からハンコをもらわないといけません。おまけにここは、税関の書類も書かされました。しばらく並んでハンコをもらったあとは荷物検査。一列に並んで荷物を見てもらうのを待ちますが、普通の日本人バックパッカーならほとんどノーマーク。「重い荷物やなー」ぐらいで特に中も見ませんでした。ここは他の国境と違ってレストランも銀行もありますし、コスタリカ各地へのバスも頻繁に出ている様子。他の国とはちょっと違うぞ、という印象をすでにバシバシと感じました。ガイドブックには出国を証明するバスやエアのチケットの提示が必要とありましたが、私たちは特に何も必要なし。バスの中でもチカ・ブスの職員から「何も払う必要なし」と何度も言われたので、何か払えと言われることもあるようですが、必要ないみたいです。入国税にある金額は、空路で出国時に必要な金額。写真はその荷物検査待ちの様子。すぐ後ろがバス停です。

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