World Odyssey 地球一周旅行

◆水について［淳二筆　2004.08.25］

水を大切に大切に使わなければいけないキャンプ生活で学んだことのひとつがごはんの炊き方だ。
米は洗う必要なし。そのまま適当に水を入れて炊いたらＯＫ。洗った米と洗わなかった米の味の違いは比べていないのでわからない。
それからパスタ。水を少な目にしてゆで、水が無くなった時をゆであがりとする。常にかき回さないとカチカチの部分とブヨブヨの部分ができてしまう。
余談だがガソリンストーブの燃料節約のためにも一番細い麺がベスト。約4分でゆであがるエンジェルヘアーと呼ばれる麺が僕達の定番となった。
とにかく最小限の水でいかに普通っぽく食事ができるかが重要ポイントだ。
川や湖の水は10分沸騰させれば飲料水としてＯＫとされている。クルアニ国立公園の湖ではすくってもすくっても必ず多量の浮遊物と元気なプランクトンが混じってきた。これが飲み水になるとは思えないレベル。それでも沸騰させてみる。途中からブクブクブクッと洗剤の泡みたいなものが出てきてびっくりした。僕は基本的に前向きなので、この泡は殺菌している証なんだと思った。
泡をスプーンで取り終え、味をチェック。残念ながら飲む前からすでに汚臭を感じてしまった。味もやめて欲しい感じでつらかったのを覚えている。水はいくらでもあるが最悪に質の悪い水にでくわした場合、芋湯がおすすめ。ジャガイモのゆで汁のことだが多分ブロッコリーとかニンジンとかタマネギとかほうれん草とか、とにかく持っている野菜のゆで汁がいい。なんかサバイバルブックみたいな文章になってきた。この芋湯のまわし飲みはハイキングのメンバー全員満点をつけた。お茶よりおいしい、と言った輩がいたがそれは言い過ぎだ。ちなみにパスタ汁は人気がなかった。それとこの手の水は冷めれば冷めるほど、汚味汚臭が増すので要注意。もし、ウイスキーやブランデーなど持ち合わせている場合数滴垂らすとくさみが消える。これもアルコールによる殺菌なのかもしれない。

▼もう少しですべてを見られるところでした。