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旅のアレコレ
旅の途中で感じたアレコレを、夫婦入り乱れてのコラム形式でお届けします。
「日記」には載せきれなかったネタもアレコレ登場しますヨ!
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◆ユーコンリバー300キロ[淳二筆 2004.07.07]
ユーコン川カヌーツーリングはマジでおもしろかった。
だいたい朝7時くらいに起床。寝袋をしまいウンコをする。天然ウォシュレット付き野ウンコだ。水温調整不可なので当然冷水。氷水に近い。おかげでトイレットペーパーより清潔だ。ひきしまり具合も文句なし。そして川の水を沸かし、コーヒーを作り、モーニングを楽しむ。「コーヒー飲む?」「飲む飲む」朝のいつもの会話だ。
出発時間はだいたい9時から10時。テントをたたみ、荷物を積み込みカヌーに乗り込む。岸から離れる瞬間、毎日「うわっ。楽しー」って言ってた気がする。
川にはいろんな流れがあることを知った。えらく波打ってるところや渦を巻いているところ。逆流しているところもあればとんでもなく流れのきついところもある。テスリン川やビッグサーモン川といった大きな川と合流すると川の色も大きく変化した。大自然を実感する。
川の上があんなに静かだとは思わなかった。とんでもなく遠いところでオオカミが鳴いていたりした。キツツキのコンコンする音とかも妙に感動してしまったりした。ちょうど鳥たちは子育ての時期らしく、特にカモメのひな達は定番だった。親カモメがいつもカヌーの上を飛び回り叱りとばしてきた。「やかましい コラ」っていうのが僕のいつもの挨拶だ。そういえば、キャンプ場ではきまって木の穴でひながキーキー言ってた。ウズラの卵もよく見かけた。たくさんの命が誕生してる。とにかく大自然だ。
山火事エリアでは次々と木が焼けるのを見た。すさまじい光景に思考能力が低下したのを覚えている。さすがにあれはビビった。熊が200メートル以上ある川幅を横断していた。見つけるのが遅くて一瞬しか見れなかったがその事実に興奮した。
もともと乗り物を運転するのが好きな僕にとってカヌーもやはり例外ではなかった。3日目を過ぎた頃にはすっかりカヌーの舵を取ることに快感を覚えていた。夕立の中カヌーを漕ぐのも気持ちよかった。水面を大粒の雨がはねまくっていた。
7日目、久しぶりに車の音を聞いた。電線も見えた。文明社会に戻ってきたんだと思った。正直ホッとした。すごい充実感と達成感だった。まじで楽しかった。
▼川の水圧がほどよく洗い流してくれる。
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◆グレイシャーベイ カヤックの旅[淳二筆 2004.08.07]
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