World Odyssey 地球一周旅行

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旅の日記
見たもの、乗ったもの、食べたもの…たくさんの驚きを写真と一緒にお伝えします。



▼PART22 2004.11.25 乗馬デビューは超スパルタ!
>>サンクリストバル・デ・ラスカサス



トゥルムを16時過ぎに出たバスは、ジャングルの中を疾走していく。蒸し暑いチェトマルを過ぎ、ユカタン半島のバックストレートもひたすら進む。次の目的地、San Cristobal de Las Casasサンクリストバル・デ・ラスカサスには約16時間後、翌朝8時ごろに着く予定だ。

サンクリストバル・デ・ラスカサスは南部チアパス州にある高原都市だ。標高は2,000メートル超。グアテマラやパレンケ遺跡への中継地点によく使われる街なのだそうだ。隣のオアハカ州とこのチアパス州はメヒコの中でも民族色が強く残っているところで、周辺には先住民の村が点在している。サパティスタ民族解放軍(EZLN)のイメージがあるのか、いまだにあそこは危ない、という人もいる。

メヒコを旅行していると「オアハカとサンクリストバル・デ・ラスカサスはイイよ〜」と勧められることが多かった。どうせどこかで1泊しなくちゃいけないんだったらサンクリストバル・デ・ラスカサスにしようと思っていた。トゥルムからベリーズを通らず、一気にグアテマラ入りするのはちょっと厳しい。1泊か2泊だけだろうけど、ちょっと寄ってみようかな、そんな感じだった。

バスは険しい山中をどこどこ走っていく。いつもなら文庫本も余裕で読める私なのに、今日は絶対に無理だ。おまけにバス後部に付いたトイレ。臭いが車内にまで逆流してきてとんでもないことになっている。

あかん、もう吐く……。ギリギリのところで、バスは市街地に入っていった。サンクリストバル・デ・ラスカサスに着いたようだ。助かったー。

ナンチャンも酔ったようだ。真っ青な顔をしている。そりゃそうだ。病み上がりで16時間もバスに揺られたら、誰だってまた病気になる。

待合室に入ると、頭にタオルを巻いた男の子が近づいてきた。日本人?いや、コリアンの子だった。この辺りを1人で旅しているらしく、サンクリストバル・デ・ラスカサスでもいい経験ができたようだ。めちゃくちゃ興奮して話してくれる。いや、コリアンはいつもこんな風に熱いんだった、忘れてた。どうやら、オススメのホステルを教えてくれるらしい。ちょっと待ってろ、とどこかへ行ったと思ったら、オススメのホステルのチラシを持ってきてくれた。

じゃっ、お互いいい旅を!そんな感じで別れる。「オレ、あいつとやったら一緒に旅できそうやわあ」淳ちゃんがボソッとつぶやく。確かにええヤツやった。

ターミナルの外へ1歩出るとたちまち客引きの若い男の子たちに囲まれた。ここまで大勢に囲まれるのは初めてだ。だいたい、1人40〜60ペソ(約400円〜600円)程度で泊まれるユースホステルのよう。うーん。あまり違いがない。悩んでいると、またさっきのコリアンが現れた。さっき勧めたココにしろ、とチラシを持っている。そこは最低価格、40ペソの宿だった。

どこでもいいかー、と思いつつ、結局下から2番目に安い宿、1人50ペソのBack Packers Hostelバックパッカーズ・ホステルに決めた。東海エリアの人間は見栄っ張りが多いので、一番安いものは買わずに下から2番目に安いものを買う傾向がある、と言うが、ドンピシャでやってしまった。最低価格だと何かを我慢しなくちゃいけないような気がしてしまったのだ。かといって贅沢できるわけでもない。それで下から2番目の宿に落ち着いた、というわけだ。コリアンの男の子は「それもいい選択だと思うよ」と爽やかにグアテマラへ去っていった。やっぱりええヤツだ。

宿までのタクシーは無料だった。50ペソの宿代にしろ、サンクリストバル・デ・ラスカサスに来たとたん、急に物価が安くなった気がする。今まで、メヒコ一物価が高いと言われるサンミゲル・デ・アジェンデや観光地のユカタンエリアにいたのだから無理もない。でもまた、名前の長い街に来てしまったなーとも思う。

その日はぶらぶらして過ごした。
モノが少なくて高かったトゥルムで6泊、そしてバスで1泊しているので、野菜不足だ。その前のコスメルでも新鮮な生野菜は手に入らなかったから、サラダをバリバリと食べたい気分なのだ。メルカド(市場)へ行くことにした。ここのホステルはもちろんキッチン付きなので自由に自炊できる。

サンクリストバル・デ・ラスカサスのメルカドは街の北端に位置する。先住民が住む周辺の村々へのミニバス乗り場にほど近い。同じコロニアル都市のサンミゲル・デ・アジェンデと違って、ソカロ周辺は古い建物があまり残っていなくて現代的な雰囲気が漂っているが、このメルカド周辺は昔ながらの街のつくりが残っていてなかなか風情がある。サントドミンゴ寺院の前では先住民たちが刺繍や織物を売っていた。とても手の込んだもので、カラフルな色づかいにため息が出る。

メルカドの中も色の洪水だった。トマトにインゲン豆、ブロッコリーにアボガド、変な菜っぱに変なイモ……シャキシャキしたレタスにネギ、ピンクの豆!サンミゲル・デ・アジェンデのメルカドもここまで新鮮ではなかった。サンクリストバル・デ・ラスカサスのメルカドはとっても美味しそうだ!しかも、だいたいの野菜が1ペソ(約10円)。うーん、やっと物価の安い国に来た気がしてきたぞ!私の頭の中は、サラダに何を入れようかでいっぱいだ。

セロリ、ラディッシュ、ブロッコリーにレタス、トマト、キュウリ。久しぶりの生野菜サラダは大充実、しかも激安で作ることができた。よく冷えたセルベッサと一緒に遅めの昼ご飯にする。今日はこれで終わり。本でも読んで寝てしまおう。

散歩に行っていた淳ちゃんが帰ってきた。何だかニコニコしている。

「おもろそうなツアーがあんねん。いかへん?安いで」

それは、隣村、San Juan Chamuraサンファン・チャムラへの半日乗馬ツアーだった。4時間で100ペソ(約1,000円)。めちゃめちゃ安い。このホステルから申し込めるらしく、出発希望の2時間前(ただし14時発まで)に頼めば、すぐに出発できるそうだ。

もう1日ゆっくりして、明後日にはグアテマラへ向かおうと思っていた私は、ちょっとびっくりした。こうやってまた、だらだらと滞在してしまうんだろうか。こうやってお金を使っていっていいんだろうか……。考えてもしょうがないことが頭の中でぐるぐるまわっている。この間から、決断力がだいぶ落ちてきているみたいだ。

そんな私の様子を見た淳ちゃんは「ほな、明日の朝、決めよ。普通に起きても間に合うんやし」と言って、ごそごそとシュラフに潜り込んだ。ここ、サンクリストバル・デ・ラスカサスは標高が高いので、昼間は30度近くまで気温が上がっても、日没とともに、急速に気温が下がってしまう。気が付いた時には体が完全に冷えてしまっているので、あっという間に風邪をひいてしまいそうだ。速攻、スウスウと寝息を立て始めた淳ちゃん。あまりプッシュしなかったところを見ると、彼も決めかねているのだろう。

翌朝は9時前に起きた。7時に起きたのだが、あまりに寒いので2度寝してしまったのだ。ユカタンの蒸し暑さを、もう思い出すことすらできない。

外は快晴だ。馬の高い背に乗って街を眺めたら、さぞかし気持ちがいいだろう。よしっ。乗馬、行こう!

淳ちゃんもナンチャンも、エンジンがかかり始めたみたいだ。行くと決めたら、急にウキウキしてくる。たまたま、乗馬ツアーの担当おっちゃんがホステルに来ていたので、あと5分で出発するよ、ということになる。慌ててトイレを済ませる私たち。

タクシーで街はずれまで行くと、そこがオフィスだった。しばらく待っているとガイドらしきおっちゃんと馬たちが登場する。道産子よりは大きくてシュッとしているけれど、日本の乗馬クラブにいそうな馬よりは、どすんとしている。

私の馬はモヒーノになった。たてがみがずるんと長くて、ちょっと汚い。馬は人をナメると言うから、最初が肝心とばかり、威厳を持って挨拶をする。聞いているんだかいないんだか、モヒーノはあまり愛想がよくない。

私たち3人とガイドのカルロス、全員の馬の準備が終わった。天気も変わらないし、これは楽しい午後になりそう!右と左へ馬を動かす綱の引き方(ただ同じ方向に引っ張るだけなんですけどね)と、止まれの引き方(グッと手前に引くだけです)だけプチレッスンを受け、さあ、いよいよ出発だ!

いってきまーす!

カポ、カポ、カポッ……。  ものすごい振動!

3歩進んで気が付いた。これは無理だ。今から4時間も、乗り続けられるはずがない!

乗馬はまったくの「初めて」ではない。乗馬クラブで、馬場の中を綱を引いてもらいながら2周ほどする「体験乗馬」なら経験があるのだ。でも、それは確か小学生の時だから20年ぐらい前だし、そんな経験はもはやまったく役に立たない。モヒーノは家々の間をノンキにパカパカ歩いている。上に乗った私は、モヒーノの動きにされるがまま。お尻をモヒーノの背中に打ち付けている。私たち、気が合わなさそうだねえ、モヒーノ。。

ガイドのカルロスが私たちを先導する。よく考えたら、ただの初心者なのに、ひとりで乗っても大丈夫なんだなー、と冷静になってしまう。日本だったら、綱を引かれるんだろうなー、いや、こんなツアーはないだろう。

遠くに車が見えてきた。

え? ここ、渡るんですか……?

ガソリンスタンドも信号もある大きな交差点。片側1車線ずつ。車は途切れることがない。この交差点の手前を横切るというのだ。
ムリ、ムリ、ムリ!ぜーったい無理やー!

でもカルロスは馬の尻を叩け!とジェスチャーしている。本当にモヒーノ、上手に渡ってくれるんだろうか。もうこのころには、最初の威厳なんてどこへやら、すっかり懇願モードに入ってしまっている。

信号が青になった。半分目をつぶって、モヒーノのお尻を叩く。

えーい!行ってくれっ!

はいよっとばかりにモヒーノはパカパカ進む。あら、意外にいけるものなのね……なんて、余裕をかまそうとした瞬間、右手から対向車線の右折車がやってくる。あー、危なかったー。

やっとのことで交差点を渡りきり、また車の来ない道へ入るのかと思いきや、カルロスはそのまま側道を進んでいく。私のすぐ横を、バシバシ飛ばすトラックやピックアップが通り過ぎていく。ホンマに大丈夫なのか?カルロスー!

そんな私の動揺はモヒーノにバレバレである。早く通過したいポイントなのに、道草を食い始めた。あっちの草、こっちの葉っぱ〜、と私の指示なんてまーったく聞いちゃいない。ついに遅れを取りだした。やばい。

そうやって進んでいる間も、私のお尻とモヒーノの背中はガチンコでぶつかっているママだ。モヒーノの動きに任せてみよう、と力を抜いてみたら、心臓と直腸が入れ替わってしまいそうなくらいシェイクされてしまったので、やっぱり意思を持って動いていないといけないみたいだ。

やっと側道へ入るようだ。隣村、サンファン・チャムラまでは片道10キロ。まだ2キロも進んでいないだろう。これは本当にヤバイ。最後まで持つだろうか……。やっと追いついてのぞいた淳ちゃんの表情も、かなり厳しそうだ。「あかんっ!何か絶対コツがあるはずやのに、つかまれへんー!オレもやばい!」叫んでいる。ナンチャンは、というと修行僧のように馬の揺れに身を任せている。めちゃめちゃしんどそうだ。

側道からは未舗装になった。馬の揺れが少し楽になる。するとカルロスが前方から戻ってきた。私たちの最後尾にまわる。

ピシッ!

モヒーノがものすごい勢いで走り出した。私はこの状況が飲み込めない。あかん!振り落とされるっ! ただそれだけ、脳みそが自分に指示を出している。鞍に付いたつかまり棒に私は、ただただ必死でしがみついていた。

っていうか、カルロス何すんねん!

ちょっと冷静になってくるとカルロスに腹が立ってくる。後ろを振り向くと、カルロスは満面の笑顔で「その調子、その調子!」てな感じだ。モヒーノにつられて、淳ちゃんの馬もナンチャンの馬も走り始める。絶叫する淳ちゃんとナンチャン……。

下り坂が見えてくると、モヒーノはぴたりと止まった。また最初のようにパカパカ歩き始める。坂を下りきると、またカルロスは私に「尻を叩け!」とジェスチャーで言ってきた。でもお尻を叩いたら、またさっきみたいに走るんやろ……躊躇していたら、またカルロスが勝手に叩いた。ひーっ!勘弁してくれーっ!

でもちょっとだけ勝手が違ってきた。楽になってきている。タタタヵン、タタタヵーンと一定のリズムで走るモヒーノにあわせて、腰を前後にスライドさせる。ちょうど、自分の腰でモヒーノを前へ押してやっている感じだ。あら。ちょっと楽しくなってきた!

川で洗濯をする先住民の人たちに挨拶をし、丘を越え、しばらく進むと村が現れた。サンファン・チャムラだ。時間は14時。ここまで2時間もかかってしまった。中心部に入る手前で、馬たちを木に繋ぐ。「30分間自由に村を散策してきたら、ここへ戻っておいで」カルロスはそう言ってどこかへ行ってしまった。

サンファン・チャムラはサンクリストバル・デ・ラスカサスに近い村の中でもたくさんの訪問ツアーが出ている村だ。村人たちはツォツィル系の先住民だという。伝承宗教とキリスト教が融合した個性的な信仰を持っていて、村の中心にある教会では、香を焚きしめひざまづいて祈りを捧げる村人の姿があるという。日曜には大きな市が立ちマヤの原風景を見ることができるらしい。

先住民の村へのツアーは人気だ。珍しい信仰、美しい民族衣装。私たちが失った何かを持っていると期待する人もいるだろう。個人で行くことは、あまり勧められていない。マヤの人たちは特に写真を撮られることにナーバスになっているので(魂を取られる、と信じている)、個人観光客とはトラブルになりやすいのだ。そりゃ、そうだ。もし自分の住んでいる街や自分の普段着ている服装が珍しいからと言って、大勢の人にジロジロ見られ、勝手に写真まで撮られたらいい気なんてするはずがない。だから、先住民の村への訪問、と言っても後ろめたい気分がしてしまうのだ。

カルロスが残したサンファン・チャムラでの注意事項はひとつ。教会には入るな、だった。もちろん教会の中の写真も撮ってはダメだ。サンファン・チャムラの教会へ入るには村役場で手続きをしなくてはいけない。私たちはもちろん何もしていないから、教会は外から眺めるだけにとどめておくつもりだ。村での散策も、カルロスが付いていてくれるわけではないから、写真を撮る時には気を付けないといけない。カルロスは、教会以外なら何を撮ってもOK、OKなんて言っていたが、慎重に行動した方がよさそうだ。

教会まで続く露店街を歩き、教会とその前で開かれている市をのぞき、あっという間に30分が過ぎた。

また、モヒーノに乗るのかぁ。

ちょっと憂うつだ。股はすでに痛いし、鞍に付いたつかまり棒で親指はすり切れている。でも楽しくなりかけているのも事実だ。

ふと振り向くとカルロスがいる。どうやら、私たちの後を、そっとつけていたみたいだ。自由に遊ばせておくけど、目を離さない、ってところだろうか。

帰り道はいきなりモヒーノが駆けだした。カルロスが「ここは学校があるからゆっくり行け!」と言っている。今度は私たちがコントロールしなくてはいけない番だ。今までは何もできない私たちを「避けてもらって」いた。でも子供相手じゃそうはいかない。慎重に、慎重にモヒーノと進む。

カッポ、カッポ。モヒーノが歩く。私はイチニ、イチニのリズムで腰を上下させる。確か、そんなこと言ってたよなー……。父のことを思い出す。私の父は乗馬が趣味なのだ。普段マジメに話を聞いていたわけではなかったので、正しい乗り方までは覚えていないが、リズムが必要なこと、馬にナメられたら振り落とされること、内股をキュッと締めること……父の話のカケラが頭にポロポロこぼれてくる。どうやら淳ちゃんも同じのようだ。

カルロスがにっこり笑っている。ジェスチャーで「行け、行け!」としているみたいだ。
よし! 行くぞ、モヒーノ! ピシッ!今度は私が尻を叩く。

(たぶん)暴れん坊将軍のようにモヒーノも私も走った。普段、自転車でもバイクでもまったくスピードに興味がなかったのだが、今日はなんだかちょっと違う。もっと速く!もっと速く走れ!モヒーノー! タタタヵーン、タタタヵーン。モヒーノも私の気持ちを理解したようだ。軽快に走る。

あっという間にサンクリストバル・デ・ラスカサスまで戻ってきてしまった。行き、泣きそうに通過したガソリンスタンドの横を通る。道行く人に挨拶をする余裕までできてしまった。

あかん。乗馬、めっちゃ楽しいかも。

お金がかかる遊びだから、と今まで関わらないようにしてきたが、ついに馬の楽しさを覚えてしまった。モヒーノはしっかり訓練された、いい馬なのだろう。そんなことはつゆ知らず。乗馬サイコー!とすっかりごきげんな淳ちゃんと私だ。こんな姿を父が見たら「ハマったな!」と笑うに違いない。

この先も乗馬の練習ができる場所があったら必ず行こう!南米のパンパやモンゴルの草原も馬で走りたいねぇ……私たちの夢はどんどん大きくなる。悪いクセだ。

私らが好きなんは、こういう遊びなんやな。

ちょっとだけ自分たちのことが見えた気がする。先住民の村へ行ったことよりも、馬に乗ったことが楽しかったのだから変なものだ。ホステルで会った白人バックパッカーたちは「あーんなしんどいもん、パスパス!」てな感じで、まったく興味を抱いていなかった。ホント、人それぞれなんだな、と思ってしまう。

夕方、遅めの昼食、というか早めの夕食とセルベッサで無事帰還の乾杯をした。ナンチャンは呆然としている。疲れきっているようだ。

翌朝は全員、強烈な筋肉痛に悩まされた。背筋、股……全身がひどく痛んだ。グアテマラ行きはもう1日、延期することにした。




▼サンクリストバル・デ・ラスカサス 覚え書き

・私たちがバスターミナルで勧誘された格安の宿

 Hotel-Hostal Plaza Central
  1人40ペソ・ドミ
  Calle Flavio A Paniagua 沿い


 La Casa del Sol
  1人40ペソ・ドミ
  Calle Fulio M.Corzo 沿い


 La Casa Di Gladys
  1人40ペソ・ドミ
  Calle Cintalapa No.6 沿い
(コリアンの男の子、オススメの宿!)
 ※フリーインターネット、バス停から宿までフリータクシー。


・乗馬ツアーに気をよくした私たちは、もうひとつツアーにチャレンジする予定でした。マウンテンバイクで先住民の村を訪れるというもの。なかなか楽しそうでしたが、時間の割にちょっと高かったので今回はパス。興味のある方はいかがでしょう?

 Los Pinguinos
  Av.Ecuador 4-B
 http://www.BikeMexico.com



・私たちが宿泊したホステルで申し込めるツアーには、チャムラ村への乗馬ツアーの他に、スミドロ渓谷ボートツアー、パレンケ&アグア・アスル1日ツアー、モンテベジョ湖1日ツアー、チャムラ&シナカンタンガイドツアー、ヤシュチラン&ボナンパック遺跡ツアーがありました。スミドロ渓谷は確か200ペソ程度。けっこう人気がありました。コリアンの男の子が興奮していたのもスミドロ渓谷。





[今回使った足と宿]

▼ひとり50ペソのホステル

バックパッカーズ・ホステル
Back Packers Hostel
http://www.mundomaya.com.mx/backpackers
http://www.hostelingmexico.com


▼トゥルム・プエブロからサンクリストバル・デ・ラスカサスまで

Omuni Cristobal Colon(OCC)社
約4,560円(456ペソ)


メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス メルカド
メルカドにて。背の低い人が多いせいか天井が低いっ!たまに屈んで歩きます。向こうには、山。山が見える景色ってやっぱイイですね。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス メルカド
メルカドの一角にて。見えるかなー。奥にいる青いシャツのおっちゃん、左手に鶏持ってます。ここのメルカドは10歩歩いたら必ず鶏を持っている人に会うほど、鶏購入率高かったなー。驚き。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 風景
街をすこし出るとこんなのどかな風景。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス カテドラル
カテドラル。平面的ですが、正面の装飾と色遣いがカワイイ。空が真っ青なのがなおよろしい。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス サントドミンゴ寺院
メルカド近くにあるサントドミンゴ寺院。1560年に完成。バロック様式の壁面装飾は17世紀になって施されたものだそう。寺院前の広場では先住民たちが民芸品を売っています。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス サントドミンゴ寺院 織物
サントドミンゴ寺院の中にはSna Jolobil(スナ ホロビル)という民芸品店があります。ここは定価販売なのでちょっと高いですが、質の高い織物や刺繍などを手に入れることができる店。各村によって、刺繍のパターンが違うのですが、それも村ごとに分けて展示・販売されています。照明が悪くちょっともったいない印象。でも刺繍は本当に素晴らしい!!

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス サントドミンゴ寺院 チアパスの刺繍
しつこいけど、チアパスの刺繍、本当に美しいです。値段がけっこうするものの、旅が始まって以来初の強烈な物欲に襲われた私。こういう時はたいてい失敗するので、ググゥッとこらえて買いませんでしたが、欲しいものがいっぱいあったー!ガマンできた原因のひとつに「グアテマラに行けば安くてきれいなものがもっとあるから」と思っていたことなんですが……。確かにグアテマラの布・刺繍も素晴らしく安いですが、ここ、チアパスの刺繍はやっぱオリジナル。幾何学パターンが好きな人はこっちで買う方がいいのかも。でも、ランチョンマットで1000円くらいします。高い……。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 風景
夜のソカロ周辺。洒落た感じです。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス ホステル
ホステルにて。なぜかエジプトっぽい淳ちゃん。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
で、いよいよ乗馬ツアーの準備に入ります。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
乗り込みました。 頼むで!モヒーノ!

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
さ、出発です。道には誰もいないし大丈夫でしょう。頼むで、モヒーノ!

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
シェイクされまくって、やっと未舗装路に入ってきました。ちょっとモヒーノのゴキゲンでも取ってみようかと、確か馬が好きな場所だった首を叩いてあげています。なんだか、ナンチャンもよく似たポーズ。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
丘を越えます。いやもう大変!

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
のどかな光景のなかを進みます。しかし、写真だと何もしんどそうじゃないですねー。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス チャムラ 乗馬
とはいえ、やっぱり大変なんですよ。私の帽子、モヒーノが走ると飛んでしまうので必死でカバンに仕舞いました。これはチャムラに着いたところ。私の背中が疲れ切っています。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス チャムラ 乗馬
そして村を散策。淳ちゃんを撮るようにみせかけて、向こうにいるおばちゃんも入らないかなぁ、なんて撮ってみました。バレたかな?おばちゃん、ごめん。そういえば、ガイドブックの中の先住民を写している写真はだいたい後ろ姿です。隠し撮りやん!

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス チャムラ 乗馬
チャムラ独自の宗教活動が行われている教会前広場。今日は平日なので店はあまり出ていませんが日曜になるとティアンギスと言って先住民市が大々的に開かれるそうです。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス チャムラ 乗馬
村の入り口近くにある露天。このおばちゃんには、売り物を撮らせてね、とOKをもらって撮影。刺繍、きれいですねー。普段着にはキツイけど。この一帯の手の込んだ民族衣装は、手がかかっているのですべて貫頭衣です。たまにむりやり立体裁断している服をみますが、なぜか無理がある……。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス チャムラ 乗馬
さて、帰るとしますか。モヒーノ、心なしか笑顔?

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
淳ちゃんの馬もちぃと道草。なんていう名前か忘れました。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
おっ!だいぶ慣れてきたようですねー。鞭代わりのロープも使いにくいそうですが、サマになってます。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
帰り道はちょっとペースをあげて戻ります。お尻いたっ!

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
で、調子にのって「暴れん坊将軍」ごっこをやりすぎたので、カルロスに止められました。心なしか、モヒーノ、疲れているように見えますねぇ。。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
うーん。みんな余裕ができてきて、絶景を楽しむこともできるようになりました。いや、ホンマここいいですねぇ。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
小さな小川が流れる田園地帯を走っていきます。このあたりは、もうすっかりモヒーノが疲れてしまったのでパカパカ歩くのみです。ちぇっ。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
街に戻ってきました。車多いですね。こんなところを馬に乗ってたった10分程度の私が通っていたなんて信じられません。ま、まだ馬に乗って4時間程度の私もどうかと思いますが。

 
メキシコ サンクリストバル・デ・ラスカサス 乗馬
オフィスに無事帰ってきたのでカルロスと記念撮影。いや、疲れたけどおもしろかった!でも、どうやらカルロス、後ろでこっそりお酒飲んでいたそうですよ。ナンチャン目撃によると。酒でも飲まなきゃやってられなかったんでしょうか?どうりで、ちょっと顔が赤い。うちのモヒーノはいつも先頭じゃないと気が済まない子だったので、カルロスの行動にまったく気がつきませんでした。ま、無事帰ってきたからいいことにしましょ。




▼PART23 2004.11.27 4,000メートル峰に挑む! 〜中米最高峰 グアテマラ・タフムルコ火山
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