World Odyssey 地球一周旅行

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旅の日記
見たもの、乗ったもの、食べたもの…たくさんの驚きを写真と一緒にお伝えします。



▼PART14 2004.08.16 ジョンホプ到達!
>>グレイシャーベイ国立公園[4]



  「どんぐりころころ……」

淳ちゃんの歌声だ。また今日は早起きやなー!

  「……馬場チョップ♪」

ん???

  「お池にはまって、馬場チョップ♪」

へ??????

  「どじょうが出てきて馬場チョップ♪」

  「ぼっちゃん一緒に馬場チョップ♪」

なんやーそれー!!と、みんながテントからのそのそ出てくる。

  「起きたー?雨降ってないでー、今日も。さ、行くでー」


今日はいよいよ、ジョンホプアタックの日。頑張って4時30分に起きて、7時までに出発することにしていた。曇ってはいるが、まだ雨の降る気配はない。

エクセレントキャンプを出て、ひとつ目の岬をまわりこんだ。ここからは、10キロ先に広がっているジョンホプをのぞめるはずだ。

朝陽を浴びて光るジョンホプが目に入った。マジで!?

他はどーんよりとした曇り空。それなのにジョンホプの上だけポッコリ穴が空いたように日が差している。ついに来たか、石川淳二伝説。デナリから始まりユーコン川30マイルでも晴れさせたそのパワーがまたまた炸裂するのか?

   「おれ、もう言ってあるから大丈夫やで。たぶん着く頃には
    すっかり晴れてると思うわー」

どうやら、淳ちゃんは晴男のパワーを発揮する時、私らには見えない誰かに、お願いしに行ってくれているらしい。それが誰だかは、教えてくれない。やっさんなんかは、絶対ウンコしにいってる時にお願いしてるんやで!と予想している。いつも煙が上がってるからきっとお祈りしてんねやー!と。

   「それはトイレットペーパーを必死で燃やしている煙やんかー。
    知ってるクセにー」

朝からウンコネタで盛り上がる淳ちゃんとやっさんだ。2人は「肛門がそっくり」なんだそうだ。トイレに行きたくなるタイミング、ウンコの状態がどうやら同じらしい。なんじゃそりゃ。ちなみにやっさんいわく「ちーちゃんとは、舌が一緒」らしい。猫舌具合とか味の好みとか、確かに似ている。

とにかく、ジョンホプの上だけが晴れているのだ。奇跡が起こっている。この調子で行くとジョンホプ到達は10時ころ。太陽は残っていてくれるのだろうか。

気配を感じて、その方角を見る。サッと何かが海中に隠れた。

アザラシだ!

モグラたたきのように、海面から顔を覗かせ、やかましい侵入者の様子をうかがっている。カワイー!ものすごくカワイイー!目がデカイ。頭がツルツル。マジでカワイイ。気がつくとあちこちから、偵察されていた。アザラシに囲まれているみたいだ。

  「あかん、ションベンしたい」

氷の海を進むと、さすがに冷えてくる。シートを伝って冷気がお尻にまで伝わってくるのだ。昨日、それを実感していた私は朝の出発時からカイロをお尻に張っていた。淳ちゃんは使っていなかったようだ。冷えて冷えて、トイレに行きたくなってしまったらしい。止まれそうな岸辺は見つからない。絶え間なく氷河が崩れ落ちているので、波もけっこうあったりする。ピーンチ!

ジョボジョボジョボ……。

カヤックの上から立ちションを始めたらしい淳ちゃん(正確には正座ションらしい)。ココは世界遺産だぞ!と思うが緊急事態なのでしかたがない。他のフネでは尿瓶が登場したという話もあとから聞いたから、みんなそれぞれ大変だったのだろう。アザラシちゃん、ごめんなさい……。

私もトイレに行きたくなってきた。といっても私は、淳ちゃんのようなわけにはいかない。もし、本当にどこにも降りられないなら、帰路も考えて早めに進み、戻ってこないと絶対に間に合わない、と思った。やばい。

少しでも上がれそうな岸があれば無理してでも上がろうと、いくつかチャレンジしてみた。厳しい。でも私だってもう限界だ。

目の前に少し入り組んだ岩地が出てきた。ジョンホプのちょうど陰になっている。ここなら氷河崩落の衝撃波も少しは避けられるかもしれない。

無理矢理接岸した。岩は四つん這いにならないと前に進めないほどツルツルしている。ここもやはり波がひどいので、淳ちゃんが乗ったままのカヤックは岩の間に挟んできた。必死の形相でトイレに向かう私の姿。情けなすぎる。

何とかトイレを済ませ、カヤックに戻る。たった5分ほどの間なのにもう潮が引いてきていて淳ちゃんの乗ったカヤックはかなりヤバイ状況になっている。私たち、出られるんだろうか……。

何とか、脱出した。マジでヤバかった。こんな岩陰じゃ、みんなに発見すらしてもらえなさそうだった。助かったー。

その岩陰を回り込んで、ジョンホプ正面に進んだ。スゲー!さすがジョンホプ。

ふと右手を見ると、平らな砂浜が広がっている。簡単に上陸できそうだ。

何じゃそりゃ。

と、わざとらしいツッコミもしたくなるほどガッカリな展開。私たちはこんなビーチの裏で必死になっていたのかよー!等高線では、この地形まで読み込めなかった。ジョンホプ近くにエクセレントキャンプがあるなんて、聞いてなかったぞー!

ま、無事着いてよかったよかった、と私たちは上陸する。何とか達成だ。

ジョン・ホプキンス氷河はグレイシャーベイ国立公園の中でも特に人気の氷河だ。幅1マイル(約1.6キロ)、長さ12マイル(約19キロ)、高さは海面より上が250フィート(約76メートル)、海面下の見えない部分が200フィート(約60メートル)もある。世界中のいたるところで氷河が後退し続けるなか、グレイシャーベイ国立公園の中で唯一前進を続ける氷河でもある。というのも、ジョン・ホプキンス氷河のすぐ後ろでは、海岸からたった4マイル(約6.4キロ)のところから2000メートル級の山々が始まり、最高峰15320フィート(約4700メートル)のフェアウェザー山まで連なっていく特異な地形が展開されていて、今なお氷河を生み出しているからなのだ。

ちなみに氷河ってどうやってできるのかというと。
高い山々で、降る雪の量が溶ける雪の量より多い時にできるそうだ。降り積もった雪はまず、グラニュー糖のように顆粒状になっていく。だんだん雪が降り積もると圧迫されて固い氷になるのだという。やがて氷の固まりが深さ30センチほどになると、重力によって少しずつ移動を始め谷を下っていく。雪が降り続ける限り、こうして氷河は前進していくのだという。現在、世界の陸地のうち10%がいまなお氷に覆われている。とはいえ、地球温暖化の影響でその氷はどんどん溶けていっている傾向にあるらしい。

グレイシャーベイ国立公園にある氷河の氷床は約4000年前のものだといわれている。ジョン・ホプキンス氷河は1日に8フィート(約2.5メートル)も移動している激しめの氷河だ。ということは、海岸線にたどり着いた氷が海水に削られついには崩れ落ちる、あのダイナミックなシーンを見やすい氷河だと言える。どんな船でも1/4マイル(約400メートル)は離れなさい、というガイダンスがあったが、ジョン・ホプキンス氷河だけは2マイル以内に近づくことはかなり難しいだろうと言われてるほどだ。崩落の衝撃波は時に津波ほどもある。

他のフネも次々と上陸する。みんなうっとり、夢見心地でジョンホプを眺める。

しばらくそれぞれの時間を過ごした。私はできるだけ、ジョンホプに近づいてみよう、と海岸線を歩いて行った。足元にひとつ鈍く光る石がある。キャラメルのような石だ。針葉樹の樹液が固まったようなモロそうな石。何だか気になって仕方がない。もうすぐ中国へ旅立ってしまう大切な友達へ送ることにした。グレイシャーベイ国立公園では、そこにある自然に手を加えることは絶対に許されないが個人的な収集なら許されているものがいくつかある。貝殻、食べられるベリーやキノコ、二枚貝…。石や羽も個人的収集なら問題ない、と思っていたが、後でよくよく資料を読み直してみるとこれは持ち帰ってはいけないものだった。またまたゴメンナサイ!!

そろそろ14時。戻らないといけない時間だ。できれば今日のキャンプ地よりさらに向こう、ターミガン・クリークまで戻りたい。またいつ天候が悪化するかもわからないからだ。

少しだけジョンホプに向かって漕ぎ、それからジョンホプに背を向けて漕ぎ始めた。何度も何度も振り返りながら、ジョン・ホプキンス・インレットを戻っていく。ありがとう、ジョンホプ。サイコーの天気をありがとう。たぶん、もう一生見ることがないだろうこの氷河にお礼を言った。


遅っ!進んでないやん!

午前中の勢いはどこへやら。みんなのフネが全然進まないのだ。ジョンホプ達成でガクーンと気が抜けてしまった3艇。パドルを動かす肩がどよーんと重い。ヤル気ゼロ。

  「だってもう終わりやねんもんー」

淳ちゃんもやっさんも同じことを言っている。キヨさんだけが、何とか頑張って漕いでいるがそれでもペースダウンしていることは否めない。

あまりにも進まないので、今日はやめた。昨日泊まったキャンプ地にもう一泊することにしたのだ。今日もカレーにしましょう!とキヨさん。玄米を今度は10合炊いてみんなで食べた。食後は、途中で拾ってきた氷山のカケラを砕いてブランデーをロックで飲むことにする。これはホワイトホースから考えていたみんなの夢だ。マグカップに入った氷はプチプチ言って溶けていった。そういえば、氷山の横を通るとパチパチ弾ける音がしていた。あれは、遙か昔、氷ができた時の空気が外に向かって溶けている音なんだという。ロマンだ!

キヨさんの帰国まであと4日ある。最終日29日の午後の観光船に乗ってバートレット・コーブまで戻り、ガスタバスから飛行機でジュノーまで戻ってしまう。確かに可能だけれど、それではあまりにも慌ただしすぎるし、文明へ戻るスピードが速すぎる。このしんどさは、去年北海道をバイクでツーリングした時に痛いほど感じていた。5日間もボケーっと誰もいないところでポテポテとバイクで走り、最終日の夜の飛行機に乗って名古屋まで戻ってきた私たち。気持ちを切り替えるポイントが全くなく、ハワイから帰ってきた時差ボケよりひどかった。あんな思いはしない方が良い。リハビリ期間がいるのだ。

しかも、淳ちゃんとやっさんはジョンホプを達成したとたん、終わりムードを全開にしている。できるだけ早くバートレット・コーブまで戻った方が良さそうだ。

またいつものグレイシャーベイの天気に戻った翌朝、トロトロと出発した。極端に疲れていたので、淳ちゃんが焼いてくれたパンケーキにバター、シロップ、ジャムをてんこ盛りにしてホットチョコレートと一緒に食べる。普段は絶対に食べない類のものだが、疲れている時は甘いものを食べるに限る。体が欲しているのがよくわかるのだ。体力を復活させるのもどうしたらいいのか、少しわかってきた。

強い風と雨、数メートルしか見えない濃霧の中再び漕ぎ続ける。ランプルーフ氷河を越え、レイド氷河を越えた。目の前から船がくる。避ける気配がない。

パークス(公園事務所)の船だった。霧がひどいのでパトロールしているのだという。ここまで来たら、タイダルフラットを越えてしまったら?とアドバイスされた。今日の満潮は20時52分。手前まで進み、そこで晩ご飯を食べながら満潮を待つことにする。

無事タイダルフラットを越えることができた。すぐ右手の砂利浜でキャンプを張る。このペースで行けば明日、ブルーマウス・コーブまで戻って、14時の観光船に乗れるかもしれない。いや、乗りたい!と私たちは急に煩悩だらけになってきた。

まずは温かいシャワーを浴びたいね。それから乾いたタオルで拭いて、乾いた服に着替えたいな。のどが渇くだろうからビールも飲みたいな。あ、ツマミにはポテトチップスがいいなー!

最低だ。

ま、所詮こんなものかもしれない。

結局私たちは翌日の観光船で、バートレット・コーブまで戻った。ブルーマウス・コーブでは、ザトウクジラが潮を吹いて出迎えてくれるというハプニングもあった。ザブンザブンと彼の波がカヤックまで届く。

船に上がった瞬間には、まぶしいライトに目がくらみ、「まあまあ!冒険家達が来たわ」とはしゃぐおばあさまたちに囲まれて質問攻めにあい、オーブンから焼き上がってきたチョコチップクッキーには思わず駆け寄ってしまった。恥ずかしいことだらけだ。

確かに少したくましくなって帰ってこれたように思う。相変わらず二の腕の下はポニョンポニョンだが、上腕部が固くなり筋肉が付いてきた。野外で生活する手順も身に付きつつある。はっはっはどうだー!と私は誰に言うでもなく力こぶを作ってみる。ええ感じやん!

キヨさんが帰国してしまう29日まで、私たちはバートレット・コーブのキャンプ場でのんびり過ごした。食事は目の前の海岸で作り食べることになっているのだが、三度の食事のたびにザトウクジラが現れ、潮を吹き飛び跳ねていた。昼間はビジターセンターのまわりに作られたレインフォレストのトレイルを歩いたり、クジラに接近できるかなと対岸までカヤックを漕いだりし、夜になると無料の薪ストーブの前で暖を取る。穏やかな、文明へのリハビリ期間だ。

キヨさんが帰ってしまう日が来た。薪ストーブの前でテントやシュラフを乾かすキヨさん。人生が大きく変わってしまったかもしれない。初めての海外旅行で、ユーコンを下りグレイシャーベイをカヤックで漕いだ。仲間もできた。それは私たちも同じだ。

  「帰るの辞めたら、キヨさん」

淳ちゃんとやっさんが言う。会社なんて辞めちまえ、と説得している。この後、向かうクルアニ国立公園にも一緒に行こうと誘っている。無責任みたいだが、本気だ。本気で、もうひとつの人生もどうだろう、と話しているのだ。

キヨさんにもそれは伝わっていた。ずっと反論せず話を聞いていたキヨさんは、ぐぐっと上を見上げ、帽子で顔を隠した。

  「すいません。僕やっぱり帰ります」

謝ることはないのだ。キヨさんは泣いているみたいだった。まだまだ旅を続ける人たちの前で、帰ると言う方がよっぽどツライのだ。私たちは、一生懸命キヨさんが出した答えを受け入れないといけない。

また会おうね。四万十川一緒に下ろうね、そう言ってガスタバスの小さな空港で私たちは別れた。やっさんは飛び立つ飛行機をいつまでも追っかけていた。

グレイシャーベイの旅も終わった。なかなか濃い旅だった。みんな必死だった。でもオモロかった。2人きりではきっと無理だった、各艇そう思っていたに違いない。6人だからこそ達成できた旅だった。

私たちは明日のフェリーでジュノーへ戻る。あと1泊、バートレット・コーブのキャンプ場で夜を過ごすことになる。

キヨさんが帰ったあとの私たちはサイテーだった。ごはんを炊き間違え、失敗した米をおかゆにするのも失敗し、ラーメンも塩からかった。ボロボロだ。キヨさんの炊いた玄米が食べたいね……。あんなに、固い!量が多い!と文句の多かった私たちだが、キヨさんがいなくなって空いた大きな穴をさっそく痛感している。

明日はジュノーだ。ここではビールが5USドルもして却下されたので、ジュノーでたくさん飲むとしよう。ハンバーガーも食べたいから、やっさんに作ってもらおう。頭の中は煩悩だらけだ。






▼カヤックツーリング・データ

7/22 ブルーマウス・コーブ【地図E】〜すぐ裏の海岸【地図F】
    走行距離:約1.5キロ 総走行距離:約1.5キロ


7/23 すぐ裏の海岸【地図F】
    タイダルフラットを過ぎたクリーク【地図H】
    走行距離:約18.5キロ 総走行距離:約20キロ


7/24 タイダルフラットを過ぎたクリーク【地図H】
    ジョンホプ手前のエクセレントキャンプ【地図K】
    走行距離:約18.5キロ 総走行距離:約38.5キロ


7/25 ジョンホプ手前のエクセレントキャンプ【地図K】
    ジョンホプ手前のエクセレントキャンプ【地図K】
    走行距離:約22キロ 総走行距離:約60.5キロ


7/26 ジョンホプ手前のエクセレントキャンプ【地図K】
    タイダルフラットすぐの砂利浜【地図H】
    走行距離:約22キロ 総走行距離:約82.5キロ


7/27 タイダルフラットすぐの砂利浜【地図H】
    ブルーマウス・コーブ【地図E】
    走行距離:約15キロ 総走行距離:約97.5キロ



[今回使った足と宿]

▼公園内のバックカントリーキャンプ

Glacier Bay National Park and Preserve
http://www.nps.gov/glba



[今回訪れたところ]

▼シー・オッター・カヤック
SEA OTTER KAYAK
http://www.he.net/~seaotter/

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷山 アザラシ ジョン・ホプキンス・インレット
氷山の上で休むたくさんのアザラシ。
見えるかなー。ここジョン・ホプキンス・インレットではアザラシの出産シーズンにあたる
6月末までは規制があって入れないことになっています。大型のクルーズ船は8月末まで入れません。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷山 アザラシ ジョン・ホプキンス・インレット
顔を出したアザラシ。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷山 ジョン・ホプキンス・インレット
ジョンホプへ次々到着するカヤック。
どんどん天気が良くなってきて背後の山もはっきりと見えるようになってきました。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷山 ジョン・ホプキンス・インレット
ジョンホプ達成の記念撮影。
スゴイところだ、ここは。
写真で見ると改めてそう思います。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷山 ジョン・ホプキンス・インレット
ランチはパスタを茹でました。日差しが強くなってきてちょっと暑いくらいです。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷山 ジョン・ホプキンス・インレット
もう帰らなくてはいけないので、最後にもう少しだけジョンホプに向かって漕いでいます。
スゲーなあ!

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷山 ジョン・ホプキンス・インレット
帰り道。みんな全然漕いでいません。氷がプカプカ浮かんでいてなかなかきれいな海ですがその時はあまり見ていませんでした。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷河
キャンプ地へ戻りました。クリークで髪をあらっています。氷水のように冷たいですが、なかなか気持ちいいです。コロッケのように頭皮を動かすことができる私。実演中です。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷山
氷山の氷でオンザロック。
けっこう、夢ですよね。
ウイスキーよりブランデーの方が糖分が多いだろう、ということで非常用も兼ねています。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック 氷河
すっかりやる気のなくなった淳ちゃん。
後ろは氷河だぞ!

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック タイダルフラット
満潮を待つ間にタイダルフラットの前で晩ご飯を食べています。雨がひどく寒かったので、急遽タープを張ってもらいました!快適。

 
グレイシャーベイ国立公園 カヤック ブルーマウス・コーブ
ブルーマウス・コーブに来た観光船に乗り込むところ。もう少しで文明への扉が開かれます。

 
グレイシャーベイ国立公園 バートレット・コーブ
バートレット・コーブに戻ってきたので、公園事務所に帰ってきたよーと言いに行きました。予定までに戻ってこないと捜索されるハメになってしまうので。みんなベタベタです。

 
グレイシャーベイ国立公園 バートレット・コーブ キャンプ
バートレット・コーブのキャンプ場での我が家。2980円のテントではあまりにも不安なので、ブルーシートでタープを作っています。淳ちゃんいわく、芸術的な出来映え、らしいです。

 
グレイシャーベイ国立公園 トレイル レインフォレスト
いくつかあるトレイルのうちのひとつ。
レインフォレストの森はふわふわの苔だったりするので、木で作った遊歩道ができています。実はサンダルをレンタル屋さんに置いてきていたので、いまだに私たち夫婦は長靴のママです。蒸れて歩きにくくて最悪です。淳ちゃんの足も当然、まだクサイです。

 
グレイシャーベイ国立公園
ごはんは、この海岸で作り食べることが義務づけられています。クマ除けに、食料や臭いが出るものは全てフードキャッシュという建物に集めることになっています。雨が降っていますが、普通にごはんを炊いてカレーを作り、食べる私たち。麻痺してきています。

 
グレイシャーベイ国立公園 ブッラクベア クロクマ
キャンプ場に帰ってきて油断していたら、
ブッラクベア(クロクマ)がすぐそばで出ました。一番危険な今年生まれたばかりの小熊2頭を連れたお母さん熊です。食料の管理もずさんだった私たち。ホンマに大反省です。

 
グレイシャーベイ国立公園 キヨさん 空港
キヨさんを空港まで送りました。
旅が終わってしまうんだなと思い
知らされる瞬間。




▼PART15 2004.08.20 カナダ一クマの多い公園で迷子になる 〜クルアニ国立公園[1]
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